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『ひとつ』

作者:零那
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『壁』


生死を彷徨えば
見えてくる其れを
僕は長いこと
見つめていたんだ

きっと誰もが悩み
苦しみを抱え
歩んでいくだろう

其の途中の岐路で
選択を誤ると
人は後悔するだろう

でも正しい道は
決まってないって
気付けない

後ろを見て
後悔するよりは
前を見据えて
乗り越えていきたい

地獄の入り口で
引き返せるんだから
落とし穴に
はまったとしても
抜け出せる筈

絶望の淵を彷徨い
見えてくる其れを
僕は長いこと
見つめていたんだ

人生という旅には
傷や苦しみを
連れ添ってくもの
そうゆうもの

きっと誰もが
正しい道なんて
歩んでいないだろう
失敗の無い人生
なんてつまらない

失敗がなけりゃ
成功も出来ない

後悔がなけりゃ
成長も出来ない

何処に繋がるか
解らないけど

君は君のものさし
大事にしてみて
自分自身の想いを
信じて生きよう

 
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