戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その六
「作者の気まぐれでな」
「気まぐれでストーリーが変わるんですね」
「この作品は」
「主役でさえも」
「そうした作品なんですか」
「しかも打ち切りの可能性もある」
これも消えていない。
「だから気を抜かないことだ」
「本当に美少女を主人公にするんですかね」
「パンチラだのブルマだの入れて」
「八条学園ジャージかスパッツか半ズボンですけれど」
「というかもうブルマの学校なんてないですよ」
リアルでは最早ない。
「アニメとか漫画とかラノベでもあまりなくなってて」
「最近じゃエロゲでもブルマじゃないゲームありますよ」
「そんな状況ですから」
「ブルマなんてないですよ」
「というか作者の作品でブルマって出たことありました?」
「ネタ以外でなかったんじゃ」
そもそも最早見ることすらない、風俗店に行けば別だが。風俗店では熟女のブルマというマニアックな趣味も楽しめる。
「それでブルマとかは」
「ないんじゃないですか?」
「おそらくそれはない、ついでに言うとこの作者の作品の女の子のスカートは大抵鋼鉄だ」
若しくは超合金製である。
「どんな姿勢になっても中は決して見えない」
「ですよね、何か作者のこだわりで」
「そうした仕様ですよね」
「あとこの作者はズボンにもこだわっている」
女の子にである。
「軍服だとな」
「えっ、ズボンって」
「ズボンなんかにですか」
「そうだ、軍服を出す時はだ」
「ズボンですか」
「絶対に」
「リアルではそうだ」
現実の軍人はというのだ、自衛官も入る。
「スカートもあるが膝までだ」
「えっ、ミニスカじゃないですか!?」
「女性軍人は」
二人はこの衝撃の事実に顎が外れんばかりに口を開いて驚いた。その口はもう和式便所の様になっている。
「漫画とかアニメじゃそうですよ」
「サンライズさんのアニメでも」
「それがいいんじゃないですか」
「色気があるんじゃないですか」
こう涙目で言うのだった。
「女性軍人キャラって」
「上は制服、下はミニスカート」
「あの刺激がないんですか!?」
「リアルには!」
「ない」
悪田部は一言でこの無慈悲な現実を言っていた。
「軍服は動きやすくかつ安全性重視だ」
「だからですか」
「足はズボンでガードですか」
「若しくは膝までのスカートで」
「露出も控えめですか」
「北朝鮮は違うがな」
あの国の軍隊はというのだ。
「ミニスカートの軍服もある」
「いや、あそこはもうネタですから」
「ネタでしかないですから」
「それこそ」
「しかも何か決定的にださいですから」
軍服のデザインがだ。
「もう何ていいますか」
「デザイン全体がおかしいですから」
「だからサンライズさんみたいなデザインじゃないと」
「全然色気がないですよ」
二人はこう言ってだ、悪田部にそのミニスカート軍服についてのこだわりを言った。そうしてこうも言うのだった。
「ああいうギャグじゃなくて」
「もっとエロシチムをですね」
「醸し出してくれるものがいいんですよ」
「ミニスカ軍服は」
「だからですね」
「作者もその萌えを理解しないと駄目ですよ」
ここで登場人物による作者批判というギャグ漫画にありがちの展開になった。
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