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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その二

「出番は第六十四部の時点でシャイターン主席、「ギルフォード侯爵より少なくなってきている様だがな」
「エウロパの主役だったんですね」
「あの人が」
「今もだ、アニメのエンドクレジットでは三番目に来る」
 その位置にいるのがモンサルヴァートなのだ。
「それは変わらないがな」
「ううん、八条さんが第一主人公じゃなくて」
「アッディーンさんがそうだったんですね」
「何かエウロパ戦役の時出番全然なかったですけれど」
「サハラ自体が」
「それで感想にサハラの人の名前忘れかけてたとも言われてましたけれど」
「あの人が主役だったんですか」
 二人もこのことを確認するのだった。
「いや、エウロパ戦役長かったですし」
「停戦してから講和までも」
「それでもだったんですね」
「出番がなくても」
「アッディーン大闘将が第一の主人公でだ」
 そして、だった。
「彼のその座は変わらない」
「うわ、凄い特権ですね」
「主役降板がないって」
「それだけでも凄いですよ」
「凄まじい特権ですよ」
 キャラクター達にとっては主役でいられるということは非常に大きいのだ、しかもそれが変わらないということもだ。
 それでだ、こう言うのだった。
「シン=アスカさんみたいにならないってことは」
「ああしたことがないっていうのは」
「やっぱり大きいですよ」
「羨ましいですね」
「君達は違う」
 この作品の主人公達はというのだ。
「この作品に限ってはだ」
「マジで路線変更あるんですね」
「そして主役交代も」
「俺達下手したら降板して」
「新しい主人公が大活躍ですか」
「そうなるかも知れない」
 また言う悪田部だった。
「まして君達は作品中誰からも好かれていない」
「ええ、表の顔はともかく」
「ジャスティスカイザーとしての俺達はですね」
「とにかくですね」
「人気がありませんね」
 そのことは二人もわかっている、何城いつもブーイングを受けて某巨大掲示板の叩きスレは遂に二千まで達したからだ。
「そこまで人気がないとですか」
「主役が交代するってこともですね」
「あるんですね、実際に」
「冗談抜きで」
「そうだ、ある」
 冗談抜きで言う彼等だった。
「君達は何時主役交代どころか降板してもおかしくはない」
「じゃあ今のうちからですか」
「何とかしないとですか」
「いきなり死んで降板とか」
「なるんですね」
「若しくはタイトルが変わる」
 それもあるというのだ。
「ジャスティスカイザー対日帝衆とかな」
「えっ、その展開ってまさか」
「スペクトルマンですか?」
「スペクトルマンみたいにですか」
「相手が主役になって」
「逆に善玉になるんですか」
「スペクトルマンは最初から善玉だった」 
 つまりヒーローだったというのだ、彼等は。 
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