歌集「春雪花」
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春風に
想いを如何に
伝えしか
問いても何も
答えざるなり
耐え兼ねて、そよぐ風に心を吐露するも…答えてくれる筈もない…。
想いは届く筈もなく、ましてや受け入れてもらえる訳もなく…。
いずれ来たる
君の幸せ
願えども
嫉妬したるは
愚かなりけり
いつかはきっと…君は愛する人と幸せに暮らす…。大切な人の幸せを願いつつも、その幸せに嫉妬をしてしまう自分が恨めしく、無性に空しい…。
誰しも、大切な人には幸せになってもらいたいと思う筈。ただ、そこに自分が居ないだけの話…。
本心は自分と幸せになってほしい…そんな感情を抱え生きるのは…辛い…。
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