ハイスクールD×D大和の不死鳥
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34アラガミとの戦いなの!前編
◇ヤマト
俺のフルバーストで開戦した、アラガミ対時空管理局の戦いはアラガミ優勢に進んでいた。
「くっ、感応種が目障りだな………」
そう、感応種が戦況に大きく関わっているのだ。俺、六課が使っているのは主に対アラガミ用、オラクル細胞を使ったデバイスで感応種の感応波を受けて機能不全に陥ってしまうのだ。何とか死亡者は出ていないが前線メンバーのほとんどが役にたたない状況で戦っている
「なのは達のデバイスにもオラクル細胞を取り込んでいるから、そろそろヤバいかもしれないな」
そう言っているとなのはから念話が来る
『(ヤマト、レイジングハートの調子が良くなって行くんだけど……)』
どういうことだ?オラクル細胞は感応種の感応波で機能不全に陥るのは間違いない、エース級、ストライカー級の人だってそれは変わらない筈………だとしたら、なのはは血の力が備わっているのか?ヴィータさん、シグナムさん、リインさん、シャマル先生、はやてさん、エリオ、キャロにもか?
「(他のみんなはどうです?)」
『(確かに、先ほどから力が溢れてくるぞ)』
『『(わたしも(だ))』』
『(力がわいてくるですぅ~)』
『(ぼくもです)』
『(私もお兄ちゃん)』
これは、確信だな。元機動六課メンバーには血の力が備わっていた。目覚める筈のない力が備わっていたんだ。もしかしたら、俺の血の力が皆の血の力の発動を促したのかもしれないな
「(皆には『血の力』が備わっているみたいだ)」
『(血の力?)』
「(感応種の感応波を弾く事ができる力で、感応種に対抗できる力だ)」
血の力があれば感応種の感応波を受けずに戦える。そして、ブラットアーツやブラットバレットが使えるかもしれない
『(なぁ、ヤマト。アイゼンで地面を叩いたら光の柱が何本か出てきたんだが何か知ってるか?)』
ヴィータさんから聞かれたのはブーストハンマーのブラットアーツ……龍脈起こしだ。
「(それは、ブラットアーツの龍脈起こしですね)」
『(ブラットアーツ?)』
ブラットアーツの説明は割と簡単で難しい
「(ブラットアーツとは、血の力が持った者達が使える特殊技でそれ一つで戦況を変えられる力を持っている物です。それと、ブラットバレットと言われる力もあります。もちろん、ヴィータさん以外の皆さんにもブラットアーツか、ブラットバレットのどちらかが使えるはずです)」
これなら、勝てる!
「(反撃だ!)」
『『『『『『『(はい!(了解!))』』』』』』』
俺達の反撃が始まる
◇
ミッドチルダのビルの屋上、オレンジ髪の少女とハチマキをした少女がアラガミがいる方を見ていた
「また、一緒だね!」
「そうね、二人で戦うのは四年ぶりだね」
二人は四年前、自分達の進路に進み離ればなれになっていた。
「二人とも準備はいい?」
さらに、屋上に金髪の女性が現れる
「はい!」
「もちろんです!」
「なら、いこうか」
三人はアラガミのいる方に向かっていった。
続く
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