インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
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理不尽
前書き
ニシュラのかっけるっかな♪
「覚悟はできてる?」
「いや、まったく」
今、俺がいるのは学園内にあるアリーナ。 そして、アリーナの上空でISを展開させているのは何を隠そう、生徒会長である更識楯無。
はっきり言おう。 どうしてこうなった
「あの、授業遅れるんでそろそろいいですか?」
もうそろそろ休み時間が終わるため、恐る恐る聞いてみた。
てか、授業までに戻らないと後で連絡を受けた織斑先生にどんな仕打ちをされるか分からない
さすがに、主人公のような帳簿アタックは喰らいたくない
「あら、そうなの?」
「はい。 だから、この今にも首に刺さりそうな剣を戻してくれません?」
正直、恐怖で心臓が止まりそうなのだから
「じゃあ、私が担任に話を通しておくわ」
この人は何をいっているのだろうか?
担任は? と聞かれたため、織斑先生です。 と答えると、あぁ。と納得したような顔で頷かれた
そして、そのままアリーナへ。 ←今ここ
ダメだ。 回想を振り返っても何故ここに連れてこられたのか分からない……!
「えっと……つまり、どういうことなんでしょうか?」
「あれ? 分かってないの?」
むしろ、分かるやつがいるのだろうか?
「私は、生徒会長として学園を守る義務があるのよ。 それに、今年は前例のない男子だっている。 不安なことはさっさと解決しといた方がいいでしょ?」
「……あの、俺も一応その男子なんですが…」
「どこの代表候補生でもない、しかも一般人とは思えないような動きをする男の子がこんな時期に編入してくることの方がお姉さん、怪しく思うな」
ダメだ。 これ、話聞く気がないぞ。 本来、入学式からここに通うはずだったのに、神様のドジで入学が遅れたことがこんな裏目に出るとは…
しかも、相手はやる気満々。 どうやら、戦闘の回避は難しそうである
「で、模擬戦と……」
「私が勝ったら、君のこと洗いざらい話してもらうわよ?」
ちなみに、俺は授業に出ていない。というのも、この会長さんが、織斑先生に事情の説明をしておいてくれたようだ。 いや、担任ならそこで止めてくれよ
「洗いざらいって…」
ほんと、転生してきたこと以外は何にもないのだが
「でもまぁ…」
ボソリと会長さんに聞こえないように呟いた。
転生してきて、このかた加賀さんや職員の人以外との戦闘なんて初めてである。 それに、相手は学園最強
「相手にとって不足無しっ……てやつなのかね、これが」
更識楯無が展開するミステリアス・レイディ。 ロシアの第3世代のISで、会長本人が前のISの機体データを元にフルクラッチタイプの機体だとか
装甲が少ない分、左右に浮くアクア・クリスタルから作られるナノマシンで構成された水のヴェールを展開するのだとか。そして、その水は自在に操れるという。 もちろん、気体の状態でも
改めて聞くと、なにそれチートくらいの感想しか持てない。 さすが最強
「さて、どこまで戦えるかね……」
一応、候補生となら互角以上で戦えるとお墨付きを貰っているが、相手は正真正銘、ロシアの代表だ
「いくぞ、サバーニャ」
銃の形をしたネックレスを握り瞬時に機体で身を包むと、俺は会長のいる上空まで一気に上昇した
「へぇ……それが君のIS? 中・遠距離射撃型ねぇ」
「まぁ、そうですね」
「なら、接近戦でいこうかな?」
こっちは一斎近寄らせるつもりなんぞまったくない
両手にグリップとセンサーを取り付けたピストルビットを2丁展開する
他のビットはまだ待機だ。 こちらの手札は一枚ずつ切っていくつもりだ
俺が有利なのは、会長の機体の情報を持っていることだろう。
使う装備も、どんな攻撃があるのかも分かっているつもりだ
「でも、随分変わった形のISだね。 お姉さん、ちょっと驚いたかな」
「そっちも、そんなけ装甲が薄いのはどうかと思いますが?」
もちろん、そんなことはないことはすでに知っている
だが、会長さんはなにも答えずアクア・クリスタルから構成された水をドレスやマントのように纏うと、特殊ナノマシンを超高速振動させ、螺旋状にしたランス、蒼流旋を構えた
なるほど、最初っからクライマックスなのね
「それじゃ……覚悟はいい?」
「した覚えはないんですが……まぁ、いいです。 こっちも、準備は出来てますから」
その瞬間、アリーナのブザーが鳴らされた
後書き
かなり強引な上、戦闘まで入らないという
はい、どうもすみませんね。
それから、原作キャラの性格が違うとか、あるかもですが、ご容赦を
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