ハイスクールD×D大和の不死鳥
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22パーティーと襲撃
『ヤマト眷属のレーティングゲーム勝利を祝って、乾杯!」
『乾杯!』
今回も盛大なパーティーになった。
四大魔王のサーゼクスやセラフォール、堕天使のアザゼル、若手五人のシトリー眷属、兵藤眷属、グレモリー眷属や白き翼、アリサもいる
「そんなこと……」
グレモリー城についてから俺の全てを話した。みんな動揺し泣いている者もいる
「今まで隠していて悪かった」
「いいのよ、話せるものでは無いもの」
確かに話せるようなものではないよな
「それで、あの時僕に『俺は昔大切な仲間を守れないで死んで今ここにいる』言ったんですね」
そういえば、ギャスパーにそんなこといったな
「そうだよ、俺はアリサ達を守れないで死んだ」
「でも、私達はヤマトのおかげで生き残れた……ヤマトが自分の……」
俺はアリサをそっと抱きしめる
「ごめんね、アリサ。つらかったよね、ごめん」
「ヤマトはやっぱり優しいね」
優しいか、確かにそうだよな、俺は優しい……いや、優しすぎるんだよな
「ヤマト、オレーシャを……オレーシャを助けて」
「どういうこと?」
オーレがどうしたんだ?
「オレーシャが……人質に……私……」
そういうことか、これでアリサがこの世界に来た理由がわかったぞ。やっぱ、生きてる間に殺しておくべきだった、オオグルマ!
「オーレは…………」
ズゴォォォォォン
「攻撃?いったいどこのどいつだ」
ち、行動が早いな、いや、アリサがこうなるのをわかっていたから既に準備していたか
「現状を報告しろ!」
サーゼクスさんも早い行動ですね、流石魔王です
「城は既に囲まれています。敵は人間が一人に多数のモンスターです」
モンスター?オオグルマのやつアラガミをおくるこんできたのか?
「ソーナさん達で結界の強化を!外は俺がやります!」
「ヤマトさん、ダメです。いくら何でも無謀です」
こう言われるのはしかたねえよな
「今回のことは俺のせきにんです、それに、外のモンスターは普通の魔法や武器では効果がありません、あれはこの世界のモンスターではありませんから」
「それでもよ、私達も行くわ」
それだけは、させれない
「今回ははっきりいいます。足手まといです。外のモンスターを狩れるのは俺しかいません、任せてください!」
アリサも可能だけど今は休ませるのがいいだろう
俺は他の奴らに止められる前に外にでた。そして相手の人間を……オーレをみつけた
「やっぱり、オーレを出して来やがったか」
あのクズがかかわっていいることがわかって薄々感づいてはいた、あのクズが俺が大切にしている者を人質にしたままおいておかないことを、自分の手駒にして、俺と殺し合わせようとすることを
悪い、オーレ、アリサ。俺がしっかりあのクズを消しておけば良かった
「オーレを、アリサを利用したことを後悔させてやる!」
まずは、オーレを救い出さねえとな
俺は結界の外にでてオーレの前でとまった
「オーレ久しぶり、つらい思いさせてごめんね」
「………」
やっぱり反応無しか。
「もう、いなくなら無いから、僕のところにおいで?」
「………死んで」
「くっ………」
オーレは手に持っているナイフを投げ俺の左肩に突き刺さった
「オーレの方が痛いだろ?心が痛んだろ?ごめんな、肝心なときにいれなくてごめんな」
俺は少しずつオーレの方に近づいていく、オーレはナイフを投げて俺に刺さるが俺はとまらない、いや、とまれない、とまったらオーレが離れてしまうから。
ナイフが突き刺さりながらも俺はオーレにたどりつき抱きしめる。ナイフが食い込んでくるが関係ない!
「もう、離さない。絶対に離さない!」
「………」
俺の肩に水があたる、それがオーレの涙ってことをすぐにわかった
「ヤマト……ごめん……私……ヤマトを……傷つけた」
「なに、この世界の俺ならこの程度の傷は大丈夫だよ、一度城に戻るか」
俺は城を囲む結界の中に入り中庭にオーレを降ろすとシトリー眷属とセラフォールを除いたパーティー参加者が集まってきた
「ヤマト大丈夫!」
「安心しろ、俺は大丈夫だ、それよりもオーレを城の中にこれからみせるのはつらいだけだと思うからな」
そう。これからが大変だ、あいつら、中小アラガミを討伐しないといけないのだから、オラクル細胞の無いいま俺が使う手は皆には見せたくないからな
「私のことは気にしないでヤマトの思う通りに」
やっぱり強いなオーレもアリサも
「わかったよ、いってくる」
アラガミとあのクズを潰すために!
◇
俺はもう一度外にでた。中小アラガミを潰すために。
『あれを解放するのか?』
「ああ、アラガミはあれでしか潰すことはできないからな」
『あれ』……今の俺が唯一アラガミを駆逐できる方法だ。
『わかったぞ、我が主』
「いくぞ、リインフォース」
俺のフェニックスの名……
蒼天を行く祝福の風『リインフォース』フェニックスとはつかないが、フェニックスらしい。
『フェニックスモード零式』
俺の体をリインフォースに貸す、ここまではいい、問題は人間の形ではなく完全にフェニックスの姿になるのだ。
『闇の刻印!』
さらに、問題というか、笑えることに聖獣なのに闇の技しか使えないのだ。
『闇の刻印』は広範囲任意型消滅魔法で敵と認識した者だけを無に返す魔法でどんなに再生力があったとしても違う空間にいても消滅させてしまう危険な魔法だ。
「あのクズも消えたな、アラガミは再生も無理だな細胞も消滅したからな」
その代わり相当な魔力食うんだよなこれ
これで大丈夫……だ。そこで俺の意識は途切れた
続く
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