ハイスクールD×D大和の不死鳥
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17初戦当日後編
ゲーム開始時間を目前にして、俺たちはドーム会場の入場ゲードに続く通路でその時を待っていた。ゲードの向こうから会場の熱気と明かりが差し込んできていた。同時に観客の入り乱れた声も聞こえてくる。
皆の服装はレナ、雪、秋は五年前からきている服、真名は今回のために作った服、いのりは戦闘用にもう一着作った金魚服、俺、簪、姉さんはIS学園の制服だ
『一戦が始まります!東口ゲートからサイラオーグ・バアル眷属の入場ですッ!』
「「「「「「「わぁぁぁぁぁああああああああああああああああああぁぁぁっ!」」」」」」」
こちらにまでビリビリと伝わってくる声援、歓声。バアル眷属の入場にドーム会場は大きく震えた。
「あのときもこんな感じでした」
「そうそう、グレモリー眷属の時もこんな感じだったよ」
そういえばレナ、雪、秋は一度バアル眷属と戦ったんだ
「そっか、三人は一度バアル眷属と戦ったもんね」
「はい、かなり強かったです」
「イッセーがいなかったら負けていたかもしれないしね」
グレモリー眷属はイッセーがいなければサイラオーグのパワーには勝てる奴はいないもんな
『そして西口ゲートからヤマト・グレモリー眷属の入場ですッ!』
とうとう呼ばれた
「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」」」」」」」
すでに観客もヒートアップしてる。
俺は眷属を見渡し
「今日が俺たちに取って最初のレーティングゲームだ。相手はかなり手強いが俺たちなら勝てる!」
『はい!』
◇
『今回もゲストに解説として堕天使の元総督アザゼルさまにお越しいただいております!今回もよろしくお願いしますアザゼル元総督!』
あはは、まじかよ。
『アザゼルです。今夜もよろしくお願い致します』
『今回、新人上級悪魔のヤマト・グレモリー率いるヤマト眷属にはつらい戦いになると思われますがどうみていますか?』
実況者がアザゼルに質問した
『確かにそうですね、サイラオーグはかなり強いですからね。が、今回の相手は悪いと考えます』
まあ、俺がゲーム関係無しで戦えば確かに相手が悪いだろうな
『新人上級悪魔のヤマト・グレモリーですか?』
『はい、彼の力は既に最上級悪魔をゆうに越えていますから』
おいおい!そんなにはないぞ!………多分
『えー、こちらがつかんだ情報によりますと。ヤマト・グレモリーは五年前にリアス・グレモリーの眷属になり、ライザーフェニックスの眷属を無傷で倒し、リアス・グレモリーとライザーフェニックスの婚約パーティーでライザーを打ち破り、婚約を破談とした者だそうです』
あれ?肝心なところが抜けてない?
『あっ!申し訳ありません、彼は婚約パーティーの時に『自分は聖獣フェニックス』といっていたことが抜けていました』
それはいいけど、その後は?もしかしてあいつらだけの極秘になっているのか?
『今回もすごい戦いを期待します』
アザゼルのやつ軽く丸めやがった
『それでは今回のレーティングゲームのルールを説明します』
あっ、ようやく始まるか
『今回のレーティングゲームはおなじみ両眷属がフィールドを駆けずり回るタイプになります』
他にもあるのか?
『フィールドは転送してからのお楽しみです』
その方がワクワクするからいいけど
『次はフェニックスの涙についてです』
フェニックスの涙………回復のできるアイテムでフェニックス家が作れるものだったな
『両眷属に一つずつ配ります』
もらえる物はもらっておくか、フェニックスの涙なら俺も作れるけど
『さあ、そろそろゲームがスタートとなります!両眷属、準備はよろしいでしょうか?』
実況者が煽り、審判が手を大きく挙げた。
『これより、サイラオーグ・バアル眷属とヤマト・グレモリー眷属のレーティングゲームを開始致します!ゲームスタート!』
開始を告げる音と共に、歓声が会場中に響き渡り両眷属はフィールドに転送された
ついにゲームが始まった――!!
続く
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