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仮面ライダーディケイドプロトゼロ

作者:末武克之
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プロローグ

「ハァハァ!ようやく逃げ切れたぜ!」
そう言ったのは体のごつい男だった。

「誰から逃げ切れたんですの?」
そう言ったのは一人の少女だった。
「っくそ!しつこすぎるぜ!」
そう男は言った。
「強盗の容疑で逮捕しますわ!」
そう少女は言った。
「っくくくはっはははは!」
男はいきなり笑い始めた。
「どういたしましたの?絶望のあまり気が狂いましたの?」
そう少女は聞いた。
「見せてやるよ!俺の力をな!」
そう男はポケットからUSBメモリーを取り出した。
「それはガイアメモリ!」
そう少女は言った。
「いくぜ!」
[ガトリング!]
体にガイアメモリを差し込んだ瞬間男は体がガトリング砲で装備されていた。

「いっくぜい!」
ドーパントはガトリング砲を連射周りを破壊していた。
「っく!何て力ですの」
そう少女は言った。
バチン。
少女の脚に弾丸がかすった。
少女はふらつきながら辺りを見た。
辺りに隠れる場所はなかった。
「っく!絶体絶命ですの」
そう少女は言った。
バシューン
何かがドーパントに直撃した。
「何ですの!?」
後ろを振り向くと一人の少女が立っていた。
その少女はこの学園都市の七人しかいない第三位の電撃使いの御坂美琴だった。
「黒子大丈夫?」
そう美琴は黒子に聞いた。
「お姉様どうしてここへ?」
そう黒子は美琴に聞いた。
「初春さんからあんたが無茶をしてるから助けてくれって言われたのよ」
そう美琴は言った。
「あの子は余計なことを」
そう黒子は言った。
「なに言ってんのよあんたを心配したからでしょ」
そう美琴は言った。
「ほ~今のが超電磁砲か?」
そうガトリングドーパントは言った。
「そんな!私の能力が効かないなんて!」
そう美琴は言った。
「これで終わりか?ならお前らを蜂の巣にしてやるか!」
そうガトリングドーパントは言った。
「っく!黒子あんただけでも逃げなさい」
そう美琴は言った。
「何を言ってるんですか!黒子はお姉様を死なせません!」
そう黒子は言った。
「お話は終わったか?神に祈る時間は終わりだ!」
そうガトリングドーパントは言った。
「っく!」
美琴は黒子の前に立った。
自分が死ぬのを覚悟していた。

その時

ブウウウン。
美琴達の後ろからバイクがドーパントに向かってきた。
マゼンダーの色のバイクはドーパントを跳ねてそのまま停まった。

「何者だ!」
そうドーパントは聞いた。
バイクに乗っていたのはまだ中学生ぐらいの子供だった。
「なぁに、ちょっとした正義の味方さ!」
そう言って少年はカバンからバックルとケースを取り出した。
「あんた誰なの?」
そう美琴は聞いた。
「う~ん、通りすがりの仮面ライダーさ!」
そう言って少年は腰にバックルを装着した。
「変身!」
[カメンライド…ディケイド!]
10人の影が広がった瞬間少年に集まって1つになった。
「貴様!まさか噂の仮面ライダーか!」
そうドーパントは聞いた。
「みたいだな!」
そう言って仮面ライダーディケイドはカードケースからカードを取り出した。
「今回は特別に相手してやるか!」
[カメンライド…ウィザード!]
ディケイドの横に赤い魔方陣が出現した。
「姿が変わった!」
そう美琴は言った。
「姿が変わったぐらいで勝てるものか!」
そう言ってドーパントはガトリング砲を発射した。
ウィザードはカードをまたバックルに入れた。
[アタックライド…ディフェンド!]
ウィザードの前に赤いバリアーが美琴達を守った。
「何!」
ドーパントは驚いていた。
「いくぜ!」
ウィザードはジャンプしてドーパントの腹部に蹴りを打ち込んだ。
「この!」
ドーパントはウィザードにパンチを打ち込もうとした。
「まだまだだな!」
ウィザードは回し蹴りでドーパントをぶっ飛ばした。
「フィナーレだ!」
ウィザードはカードをバックルに入れた。
[ファイナルアタックライド…ウ、ウ、ウ、ウィザード!]
ウィザードはジャンプして必殺技のストライクウィザードをドーパントのボディに打ち込んだ。

ドーパントはそれを喰らって地面に倒れた。
「バカな!この俺が…」
ガク。
ドーパントの体からメモリが出てきてそれが破壊されたのを確認してディケイドはバイクに乗ってどこかへ行こうとした。
「待ちなさいよ!」
そう美琴はディケイドに言った。
「貴方何者ですの?」
黒子はディケイドに聞いた。
「ただの通りすがり仮面ライダーだ!覚えなくていい」
そう言ってディケイドはどこかへ行った。


 
 

 
後書き
久しぶりに仮面ライダーの小説を書くのでドキドキです!
コメントとポイントよろしくです!
評価もお願いします!
 
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