銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
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世界の記録書(ワールドアーカイブ)
戦争の始まり
時空管理局から攻撃を受けた事で銀河鉄道管理局本部は、ミッドチルダにある時空管理局地上本部に対する攻撃を決めた。
それは銀河鉄道管理局が所持する最高戦力である空間砲弾による完全破壊による指示が出された。
未来は銀河鉄道管理局の判断が正しいのかはわからないが、被害がでてしまった以上は仕方がないと判断した。
そして運命の衛星空間にあるイリシビル分岐点にて車両収納を開始、同時にA608系統の運命~ミッドチルダ間の路線は封鎖した。
そして未来は銀河鉄道武装車両庫にある指令部にいた
「各システム点検開始。目標はミッドチルダにある時空管理局地上本部。エネルギー弾充電開始。同時に時空管理局に最終勧告をだして、会談の席を設けることを受理をするように呼びかけて。」
各オペレーターが皆揃って仕事に入っている。
今はとにかく時空管理局が会談を承認する事を祈るしかなかった。
しかし時空管理局は
「時空管理局より返信が来ました。『我々はその様なことをしていないから、その要望に答える義務はない。』とのことです。」
「それは残念だ。空間砲弾、発射用意。準備終了後目標に向かって撃ってください。」
「了解。」
一人のオペレーターが答えた。
なぜこのようなことが起きたのか判っている人物は此処にはいないが、未来は何か嫌な予感を働かせていた。
「一般列車の退避及び、A608系統の封鎖完了。SDF(空間鉄道警備隊)ならびに、SPG(空間装甲擲弾兵)の撤退完了。」
「空間砲弾のシステム、オールグリーン。何時でも撃てます。」
全ての準備が整い、未来は最悪な指示をだした。
「空間砲弾、狙いをしっかり確認して発射。」
未来の言葉通りにオペレーターはことを進めた。
映像に出ていたのはとてつもないエネルギーをおびた物、これにあたれば生きていられる保証は出来ない。
砲弾は地上本部に直撃して、建物は倒壊した。
中にいた人物の安否はわからなかった。
未来は少し悲しみの表情をしていた。
「なあ、僕たちが行った判断は正しかったのか?もちろんあちらが先にやったことはわかっているが。それを同じ行動をとってよかったのかな。僕たちは悪魔の兵器と呼ばれるものを使ってしまったんだ。」
この話を聞いたオペレーターはなにも言えなかったが、皆揃って未来と同じ表情をしていた。
「オペレーターのみんなはここで待機。僕はエリアA管理本部に戻るよ。」
「「「「了解しました。」」」」
彼は今さっきより小さい声をきき此処を後にした。
その頃、エリアA本部で映像を見ていた三人は
「まさか、未来はあれを撃つことを認めたんですか?」
「そんなことしないと思いたい。」
「だが空間砲弾が撃たれたのだから、未来が認めたのであろう。」
誰も未来が撃つことを認めたなんて信じたくなかった。
それは時空管理局機動6課も同じだった。
「ホンマに撃っきよった。」
「未来君何で?」
「なのはさん考えるのは後にした方が良いですよ。」
「そうだよね。」
彼女達は今、救助活動をしていた。
「なのは、綾と一緒に未来君の所に行ってきて。」
「でもフェイトちゃん、皆を救助しないと。」
「それなら大丈夫や。ナンバーズの皆が手伝ってくれるらしいんや。」
「おい、なのは行くぞ。兄貴に話を聞かなきゃ、このむしゃむしゃする気持ちが消えねーきがするんだ。」
「うん。では行ってきます。」
二人は駅に向かったが列車がなにもないどころか、駅員さえもいなかった。
そこで綾は運命(デェスティニー)まで宇宙船(船)を使い行くことを考えた。
その途中、綾となのはは警備をしていたおとめ小隊のアリシアに会った。
「あれ?なのはさんに綾、いったいなにしてんの?ここから先はいけないよ。」
アリシアに止められたが
「これでもか?」
綾が銀河鉄道捜査官証を見せると
「なるほど、結局あなた達は未来に会いに行くんでしょ。私もそろそろ交代だから連れてってあげるよ。」
「ありがとう」
ここで綾の銀河鉄道捜査官資格が役にたった。
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