フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
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男たちが出動
エンジョイ高校生活
第6話 平日襲撃!!
前書き
このストーリーでは、日常の平日の高校生活シーンを中心にお送りします。一方、ラビリンス軍サウラー中将は、散り散りに高校へ通学するラブたち3人に着目し、授業を受けている最中を襲撃することを決断し、任務を遂行します。
百貨店屋上
「ベチン。」
「イテエ。何すんだよ、アネキ。」
「和希、いつまでもあたしとママに甘えるんじゃないよ。」
「いゃだあーー。」
「ベチン。」
「イテエ。だって、誘ったのは姉貴じゃねえか。」
「じゃあ、豊島園で怪物が出現した時、何をしていたの。」
「こ、怖くて何もできなかった。」
「裕喜君とは比較にならないね。裕喜君は勇敢に立ち向かったわ。」
「そんなこと言われても。」
「意気地なし。医者を希望する君が怪我している人々を見て見ぬふりをしていたの。最低ね。」
「バコッ、バコッ。」
美希は和希を本気でブン殴った。
「エーン、エーーン、エーーン。」
「いつまでも、女の腐った男でいるんじゃないよ。帰るわ。」
「アネキーーーィ。エーーンエーーンエーーン。」
東武東上線池袋駅構内
顔を腫れ上がっっている和希が自宅最寄り駅「下赤塚」へ向かう目的で成増行き普通電車に乗車しようとしております。すると。
「ププファンファンファン。」
「4番線から各駅停車成増行きが発車致します。揺れる場合がありますのでご注意ください。」
発車メロディー「シティメモリア」が鳴った。
「4番線、ドアが閉まります。ご注意ください。」
「プシュッ、ガラガラガラピシャ。」
「ブーーーーーッ、キューーーンキューーンキューーンキューン。」
和希が乗車している電車は池袋を出た。その後、上板橋で通過電車の待ち合わせとなります。
都営三田線6300型 西高島平行き車内
ここに巣鴨駅から美希が乗車している。
翌日 赤塚公園内ダンスレッスン会場
既にレッスンは始まってる。これまでの復習を行っている。
「皆、何だか今日はパワフルね。」
「はい、エネルギー満タンだからです。ねえーーーー。」
「うん。」
「OK。それじゃあ、今日は後で、新しいエクササイズ教えちゃおかなーー。」
「やったあーー。」
「キャハハハハ。」
ドーナツカフェ
こちらは、男子高生トリオが訪れている。
「美希さんに、彼氏いなくて良かった。」
「いい思い出から一歩発展したなあ。」
「ヘヘヘヘヘッ。」
「青春だねえ。」
「おじさん。」
「でやんでい、おじさんじゃなくてお兄さんでい。」
「スタンプカードはどうなるの。」
「失恋してねえから、今回は無いでい。」
「そうかあ。弟だからな。」
その後、最終回過ぎても、百個目のスタンプは押されることは無かった。
「お兄さん、ジャンジャンドーナツ持って来てくれ。」
「どんだけ食べるんでい。」
「クルーラーとオールドとチョコと苺と生クリーム乗せ各2個ずつの10個。」
「合計1500円でい。」
「はい、お兄さん。」
「2000円のお預かり。500円のお返しでい。」
「他、飲み物はどうでい。」
「俺はピーチジュース。」
「俺はアイスコーヒー。」
「僕はパインジュースです。」
「計600円でい。」
「はい、おじさん。」
「おじさんじゃあ無いでい。お兄さんでい。」
「はい、お兄さん。」
「400円のお返しでい。今、準備するからしばらく待つんでい。」
しばらくして
「ヘイ、お待ち。たくさん食べて行くんでい、グハアッ。」
ドーナツカフェの車体には、戸田公演のチケットが掲げられている。
ダンスレッスン会場
「さあ、約束通り新しいエクササイズお教えするよ。」
「やったあ。」
「ラブちゃん。」
「はい。」
「今回の新エクササイズは、ボックスステップとダブルヒップシェイクとの合わせアクションよ。」
「まず、ボックスステップから。美希ちゃん、ここへ来て。」
「はい。」
「ボックスステップ解説するからね。」
「はい。」
数分後
「じゃあ美希ちゃん、やってみて。」
「はい。」
しばらくして
「それじゃあ、3人全員やってみて。」
「はい。」
数分後
「良いわね。次、ダブルシェイクお教えするわ。祈里ちゃん、こっちへ来て。」
「はい。」
ミユキの解説が始まった。
「ダブルだから、左へと右へ各2回ずつ腰を振ってみて。」
「はい。」
祈里はまず、左へ2回腰を振った。続いて、右へ2回腰を振った。」
「良いわね。以後繰り返してみて。」
「はい。」
しばらくして
「それじゃあ、3人全員やってみて。」
「はい。」
数分後
「良いわね。今度は両方を合わせたアクションをお教えするからね。ラブちゃん、こっちへ来て。」
「はい。」
ミユキの解説が始まった。
しばらくして
「動きは分かったわね。」
「はい。」
「じゃあ、3人共やってみて。」
「はい。」
数分後
「よし、今度はBGM通しで繰り返しやってもらうからね。」
「はい。」
「行くわよ。」
「ポチッ。」
BGMが鳴り始めた。こうしてラブ、美希、祈里の3人は、新たなエクササイズをマスターしたのであった。
その日の夜ラビリンス首都ピョンピョン総統官邸内謁見の間
「我が名はメビウス。全世界の統治者なり。集え、対日本国担当幹部兵士の僕たちよ。」
「ハッ。」
すると、控えていた3人の幹部兵士が謁見の間へ入って来た。
「お呼びでございましょうか。」
「総統メビウス様。」
「よおっ、黒いおっさん。」
「バカモン。話を続けるぞ。」
「ハッ。」
「かの世界には、インフィニティの反応が未だに衰えておらん。されど、その周囲に我が望を阻まんとする8つの力有り。」
「エエーーーーッ。」
「8つもあるとは。」
「不幸の蓄積を完了し、インフィニティのあるスウィーツ王国へ通じる結界を破壊し、我が手にするため、かの者たちを一刻も早く退けるのだ。」
「ハッ。」
「心得ております。」
「そんなもん知るか。」
「バカモノ、ウェスター。全く反省が無い。まあ良い。分かったら、今すぐ占いの館へ戻れ。」
「ハッ。」
イースとウェスターは、謁見の間から去った。
サウラーだけ残った。
「メビウス様、もう1種類カードが欲しいのですが。」
「何、もう1種類だと。」
メビウスと親衛隊は、もう1種類のカードを探し始めた。
陸軍本部
「8つの力、伝説の5人も含めてプリキュアのことね。」
回想編
ピーチ&ピーチマザー、ベリー&ベリーマザー、ピーチ&ベリー&パイン、パインマザー飛行及びピーチ&ベリー&パインマザーとのバトルシーンをそれぞれ思い出した。
現実に戻って
「ところで、まだ2人みかけないのだが。」
「ノーザ様が言ってた話では、伝説の4人目5人目が存在するわ。ほら、プリキュアメンバーが身に付けている胸の紋様、思い出してみて。」
「胸の紋様.....。ああーーーーっ、思い出した。下の赤いハートと真ん中の緑色のダイヤ、この2色もシンボルになっているプリキュアがいるのか。」
「そうよ。」
「そうか、全ての色が関わっているのか。だから8つの力なんだ。メビウスの黒いおっさんやクラインのとっつあんやノーザまで全てが見えているのか。」
「さあ、占いの館へ戻るよ。」
「合点だ。」
謁見の間
「サウラー中将。これを持って行くが良い。」
「メビウス様、ありがとうございます。」
「このカードは、ナケワメーケの付属カード『クビリストラ』じゃ。」
「クビリストラですか。」
「そうじゃ。うまく、従来のナケワメーケカードと併用すれば、強力な怪物が出現し不幸のゲージの大幅上昇に期待が持てるだろう。」
「なるほど、併用すればこんな名前になります。」
「どんな名前だ。」
「その名も『クビリストーラ・デ・ナケワメーケ』です。略して『クビナケ』です。」
「うまいこと言うの。この不況の時代にピッタリじゃ。名前の通り、失業者があふれ、更なる不幸のゲージが急上昇する期待は大きい。行くが良い、サウラー。」
「ハッ。」
サウラーは謁見の間から去り、日本国占いの館へ通じるワープホールへ向かった。
占いの館
「そうなのか。」
「ウェスター、女ってそんなに甘くないわよ。男同士で戦うのとは全然違うから。」
「女って、容赦なく男の弱点を狙ってくるのか。」
「その通りよ。だから、言わない事ではない。」
「それもガキよりも、ババアの方が手強い。」
「ほら、また言った。ノーザ様に聞こえたら大変よ。熟女は、性体験も豊富だから男を嗜める能力圧倒的に高いわよ。」
「そう言うことなのか。」
「コンコンコン。」
「入るぞ。」
「サ、サウラー。」
「ウッ、フフフッ。」
「何がおかしいの。」
「失礼。なかなか成果を上げられないお2人は、さぞや焦っていることだろうと思って。」
「何言ってるの。あたしは、笹目橋での大量殺戮及び陸上自衛隊練馬基地の破壊など行ってメビウス様から褒美をいただいてるわ。むしろ、焦っているのはウェスターの方よ。」
「それは、ご無礼しました、中将。で、少尉君は。」
「館の中にこもってばかりのお前に言われる筋合いは無い。」
「まあまあ。相変わらず言葉遣いと態度が悪いね、少尉君。」
「クッ。」
「誰のお陰で幹部に昇格できたのか、お忘れ。」
「ウーーーーーッ。」
「昨日、親衛隊に取り囲まれて連行されたのは誰かな。」
「言うなあーー。」
「少尉君、焦ってもロクな結果にならないさ。たまには、体を動かすために僕も外出してみるよ。」
「フン、好きにしたら。」
「バタン。」
館内廊下
「好きにやらせてもらうさ。君たちとは違う僕だけのとっておきのやり方でね。」
「ピカッ、バーーーン、ゴロゴロゴロゴロ。」
その夜、桃園家では
「ハックション。」
「夢か。嫌な言葉が聞こえたなあ。クビリストーラ・デ・ナケワメーケなんて..........。冗談じゃない。クビを切られたら離婚は確実。地獄の孤独生活になってしまう。縁起でもない。寝よ。」
圭太郎は再び眠りに就いた。
翌朝
新高島平駅では、祈里が美希とラブパパこと圭太郎が来るのを待っていた。ブッキーの両親、正と尚子もいます。通学の朝、いつもお見送りに来ております。
エッ、ラブパパだって。ラブは、地元の都立四ツ葉高校へ徒歩で通っており、新高島平駅へ来ることはありません。代わって、ラブパパこと圭太郎が某カツラメーカーに勤めていて、往路は新宿駅まで同行しております。
「まだかな。」
「いつものこと。もうすぐ来るわよ。」
「オッ、圭太郎君が来たぞ。」
「おじさん、おはようございます。」
「圭太郎君、おはよう。」
「おはようございます。今日も祈里をよろしくお願いします。」
「これは先生、尚子さん、おはようございます。」
「まだ、美希来ないわね。」
しばらくして
「皆様、おはようございます。」
「美希ちゃん、おはよう。」
「これで皆揃ったな。圭太郎君、後は頼んだぞ。」
「畏まりました。それでは美希ちゃん、祈里ちゃん、一緒に行きましょう。」
「ハイ。行って来まーす。」
「行ってらっしゃい。」
こうして、朝の通勤通学が始まり、圭太郎、美希、祈里の3人は、Suica定期券を取り出し新高島平駅の改札を通過した。
「ピッ....ピッ.....ピッ。」
改札を通過した3人、エスカレーターでプラットホームに上って行きます。一方、祈里の両親とレミは帰宅し始め、駅舎を出た。
「また、この位置で待ち合わせよう。ラッシュでもガラガラだからね。」
このプラットホームには、境界線部分に仕切りがあり、乗車位置の部分にホームドアがあり、黄色い線の内側まで下がる必要ありません。
「ピンポポッポッピンポポッポッポロローーン。」
「間もなく1番線電車が参ります。ホームドアから下がってお待ちください。巣鴨、大手町、日比谷方面白金高輪行きです。終点の白金高輪まで各駅に停まります。」
「ゴオーーーーーーーッ。キューーーーーッキューーーーッキューーーーッキューーーーーーウーーーーーーーッ。プシュ、ピンポンピンポン。」
「ピューーッピューーッ。」
「新高島平、新高島平。1番線は白金高輪行き電車です。タタタターーーータタタターーーーーーーー。」
「プシュッ、ピンポンピンポン。」
「タタタタタタタンタタタタタタタン。」
「ブーーーーーーッ、キューーーンキューーンキューーンキューーン。」
3人の乗車している電車は発車した。
高島平駅発車後の地下鉄電車車内
座席がほとんど埋まってきた。電車は、西台駅のプラットホームに滑り込み始めた。
「わぁ、今日も相変わらずたくさん並んでいる。」
「ラッシュアワーだからね。」
蓮根駅
美希のクラスメート麗子ちゃんが姿を現した。
2分後、蓮根駅プラットホーム
「ピンポポポピンポポポ、ポロローーンーー。」
「間もなく1番線に電車が参ります。ホームドアから下がってお待ちください。巣鴨、大手町、日比谷方面白金高輪行きです。終点の白金高輪まで各駅に停まります。」
「フォン、ゴオーーーーーーッ。キューーーーーッキューーーーッキューーーッキューーッキューーーーーーーウーーーーゥーーーーッ。プシュッ、ピンポンピンポン。」
「ピューーッピューーッ。」
「蓮根、蓮根。」
この駅からも大勢乗り込んできた。
地下鉄電車車内
「ゾロゾロゾロ。」
「麗子ちゃん、おはよう。」
「皆様、おはようございます。」
「タタタターーーータタタターーーーーー。」
「プシュッ、ピンポンピンポン。」
「タタタタタタタンタタタタタタタン。」
「ブーーーーーーーッ、キューーーンキューーーンキューーーンキューーーーーーーン。」
「次は志村三丁目、志村三丁目。お出口は左側です。」
桃園家
タルトとシフォンがアズキーナ出産の件が一段落し、桃園家へ戻って来ていた。
「ジリリリリリリリリリリリン。」
「ラブはん、早よう起きなはれ。」
「うう~ん、まだ寝たい。」
「美希はん、祈里はん、オトン、今頃地下鉄車内でっせ。」
「ええーーーっ。もうこんな時間。さっさと準備しなきゃ。」
ラブは急いで整髪し、制服に着替え始めた。
部屋を出て
「制服に着替えたし、朝食食べよ。」
ラブは、ダイニングキッチンへ向かった。
「ラブ、朝食できたわよ。」
「はい。」
ダイニング
「いただきまあ~す。」
ラブは急いで朝食を始めた。
十数分後、地下鉄車内
駅へ停車する度、乗客が次から次へと乗り込み混雑し始めるようになった。志村三丁目駅を出て
から地下区間へ入り、混雑が激化します。そして........
「次は巣鴨、巣鴨。山手線は中程の階段をご利用ください。」
2分後
地下鉄電車は巣鴨駅に到着した。
「さあ、着いたぞ。」
3人はこの駅で降り、改札口へ向かった。
「ピッ........ピッ.....ピッ。」
例の如くSuica定期券でスムースに通過した。その後、巣鴨駅舎内へエスカレーターで上昇し、山手線ホームへ向かった。そして、到着した。
「ピコピコピコピーーーン。」
「間もなく2番線に電車が参ります。黄色い線の内側までお下がりください。」
「フォーーーン。ゴーーーーーッ、ガタンゴトンガタンゴトンキューーーーーッキューーーッキューーーーッキューーーーーーウーーーーーゥーーーッ。プシュ、ピンポンピンポンピンポン。」
「巣鴨、巣鴨。2番線、池袋、新宿、渋谷方面電車が発車します。次は大塚です。」
発車メロディー春が流れた。
「2番線ドアが閉まります。ご注意ください。」
「プシュ、ピンポンピンポンピンポン。.......ガクッ。キューーーーーーッキューーーーッキューーーーッキューーーーーッ。」
再び、桃園家では
「ごちそうさま。まだ、時間があるわ。」
「ラブ、後方付け手伝って。」
「ハイ。」
一方
圭太郎、美希、祈里、麗子が4人が乗車中の電車が池袋に到着した。
ここから埼京線・湘南新宿ラインに乗り換えて行けば早く到着するかもしれませんが、ラッシュアワーにより、このまま乗車します。速達線のホームまで行くのに時間がかかる上、半端じゃないほど乗客が待ち合わせており、先発の電車に乗れるとは限りません。よって、このまま新宿駅まで乗車します。速達線が開業してから山手線この区間の混雑は緩和されてるはずです。
「6番線、新宿、渋谷、品川方面行き間もなく発車します。次は目白です。」
ちなみに、速達線次の駅は新宿です。発車メロディーせせらぎが鳴った。
「6番線ドアが閉まります。ご注意ください。」
「プシュ。ピンポンピンポンピンポン。」
3人が乗った電車は発車した。
再び、桃園家では
「さあ、持ち物確認してっと。」
「ラブはん、忘れもんしたらあかんで。」
「そんなことないわよ。」
「いつやら、こんな忘れもんがあったでぇ。」
「コラッ、タルト。」
一方、山手線電車は新宿駅に到着した。
「祈里ちゃん、お気を付けて。」
「ハイ。」
「ブッキー、また帰りね。」
「うん。」
圭太郎と美希と麗子の3人と別れた。代わって、祈里の通う白詰草女子学院の学生たちが乗り込んできた。
「おはよう、ブッキー。」
「おはようございます、祈里さん。」
「おはよう。」
「埼京線、混雑がひどいから、こっちにしちゃった。」
「そうなの。」
発車メロディー新たな季節が流れた。
「14番線ドアが閉まりますご注意ください。」
「プシュ。ピンポンピンポンピンポン。」
一方、新宿駅構内では
「美希ちゃん、麗子ちゃん、お気を付けて。」
「ありがとう、おじさん。」
美希と麗子は中央線ホームへ向かった。圭太郎は出口へ向かった。
中央線ホームに到着した美希、辺りを見渡し同じ学校へ通う女子高生を探していた。
「見っけ。」
「あら。」
「おはよう、ミキタン。」
「おはよう。」
「ターン、タタタタターーー。」
「間もなく11番線に中央特快高尾行きが到着します。黄色い線の内側までお下がりください。停車駅は中野、三鷹、国分寺、立川、日野、豊田、八王子、西八王子、高尾です。」
「フォン。ゴオーーーーーッ。ガタンゴトン。キューーーーーッキューーーーッキューーーッキューーーーーーウーーーーーーゥーーーーッ。プシュ。ガラガラガラ。」
「新宿、新宿。11番線中央特快高尾行き間もなく発車します。次は中野に停まります。」
四葉町バス停
「ブオーーーーーーッ、プシュッ、ビーーーッ、ガラガラガラ。」
バスで通学する四ツ葉高校の高校生たちがゾロゾロと降りて来た。
一方
祈里が乗車した山手線電車は渋谷駅に到着した。この駅では、かなりの白詰草女子学院の中高生が乗り込んだ。
「ブッキー、おはよう。」
「おはよう、ブッキー。」
「おはよう。」
発車メロディー花のほころびが鳴った。
「2番線ドアが閉まります。ご注意ください。」
「プシュ。ピンポンピンポンピンポン。」
渋谷駅を発車した。その後、五反田まで順次、白詰草女子学院の中高生が乗り込んで来ます。
一方、中央線電車車内では
「間もなく中野、中野に到着します。高円寺、荻窪、吉祥寺方面と東京メトロ地下鉄東西線はお乗換です。中野の次は三鷹に停まります。」
「キューーーーーッキューーーーッキューーッキューーーーーーウーーーーーゥーーーッ。」
「プシュ、ガラガラガラ。」
「中野、中野。6番線中央特快高尾行間もなく発車します。次は、三鷹に停まります。」
「着いたわ。」
「行くわよ。」
一方
祈里の乗った山手線電車は五反田駅に到着していた。乗っている車両の車内では、白詰草女子学院の中高生だらけになっていた。発車メロディー「JR-SH2-1」が流れた。
「ドアが閉まります。ご注意ください。」
「プシュ。ピンポンピンポンピンポン。」
電車は発車した。
「次は大崎、大崎です。湘南新宿ライン、りんかい線はお乗換です。」
1分後
「キューーーーーーッキューーーーーッキューーーーーーッキューーーーーウーーーーーゥーーーーッ。プシュ。ピンポンピンポンピンポン。」
「大崎、大崎、1番線品川、東京、上野方面行き間もなく発車します。」
この時間、この駅構内は異様に黄色に染まっているのであった。祈里は駅舎を出て学校へ皆と一緒に徒歩で向かうのであった。
桃園家
「ピンポン。」
「ヘエ。」
何と、タルトが玄関へ向かって行ったのであった。
「ガラガラガラ。」
「おはようございます。」
「まあ、可愛い。」
「フェレットよ。」
「皆はん、おいでやす。」
「きゃあ、喋った。」
「しかも、近畿地方の言葉で。」
桃園家にピンクのブレザーの女子高生が大量に訪問して来た。実は、路線バス赤02系統で通学している女子高生をあゆみが話しかけ依頼していたのであった。朝寝坊でよく遅刻していましたから。そこで、四ツ葉高校ハス通学者が自宅の前が通り道になっていたからです。
「キャハハハハハハハ。」
「誰よ、騒々しい。うわぁ、こんなに来てる。」
「ラブちゃん、おはよう。」
「早く行かないと遅刻よ。」
「分かった、分かった。行くよ。」
ラブはカバンを持ち、赤02系統路線バスで通学する女子高生と一緒に、地元の四ツ葉高校へ向かった。
一方
美希とクラスメートは中野駅を出て鳥越高校へ徒歩で向かっていた。
「今日も日常の授業が始まるわ。」
「ねえ、また休みの子いるかな。」
「確かA,C,E,G,Lの5人よ。仕事だって。」
「確か、この5人って大規模コーラスグループ『48』に加入している子たちよ。」
「48自体、すごい人気だからね。」
「やっぱり最近、ソロデビューって難しいわね。」
「着いた。着いたわ。」
「アッ。」
「先生、おはようございます。」
「おはよう。」
一方、ブッキーたちは
「やっと着いたわ。」
「結構、歩くの大変よ。京急沿線に住んでいる子たちうらやましいわ。」
「あの子たちって、北品川駅から歩いて来るんだよね。」
「だから、神奈川県下から通う子も多いからね。」
祈里たちは、通り沿いの校舎出入口に到着した。
「先生、おはようございます。」
「おはよう。」
祈里たちは校舎へ入った。
一方、ラブたちは
「おはよう、由美ちゃん。」
「おはよう、ラブちゃん。」
「もうすぐ、春休み近いね。」
「ああ、楽しみだ。」
「お~い、ラブ、おはよう。」
「また、赤02系統組と一緒か。」
「通学経路がズレてたら、毎日、朝寝坊で遅刻だ。」
「コラッ、大輔、裕喜、健人。」
「ハハハハハハ。走ろう。」
「んもおーーーっ。」
「ラブちゃん、到着したわ。」
ラブたちも校門へ入った。
「先生、おはようございます。」
「おはよう。」
8時50分、3校の始業ベルが一斉に鳴り始めた。
「キーーンコーーンかーーーンコーーーーン。カーーーンコーーーーンキーーーーンコーーーーン。」
3校共、一斉に授業が始まろうとしております。
四ツ葉高校、ラブがいるクラスの教室
担任の先生が教室へ入ってきた。ちなみに、担任の先生は男性で数学を担当しております。
「起立。......。礼。」
「おはようございます。」
「おはよう。皆、元気が良いねえ。それでは1時限目、ホームルームを始める。」
一方、占いの館では
「ベリーとパインの通う高校はマジ遠い。まずは、ほぼ隣接している四ツ葉高校でピーチの始末からやらないとな。とりあえず、メビウス様に四ツ葉高校のアポをお願いしよう。」
サウラーは、ラビリンス携帯でメビウス総統へ通話をし始めた。
「もしもし、総統。」
「どうした、サウラー。」
「都立四ツ葉高校へアポをお願いしたいのですが。」
「相分かった。教育相(最高幹部の1人)に頼みアポを取る。総連からの連絡を待つが良い。」
「ハッ。」
通話を切られた。
「スイッチ・オーバー。」
「ボッ。」
サウラーは南瞬になった。
「さあ、着替えよっと。」
数分後
「スーツに着替えたぞ。おっと、着信に入った。総連からだ。」
「もしもし。」
「総連本部教育課の者です。サウラー中将、都立四ツ葉高校のアポ取りに成功しました。現在、学校長は出張により不在ですが、教頭が是非お会いしたいと言っておりました。引き出しにある英語教材を持ち、南瞬の名刺を持ち、スーツケースに教材を入れてから学校へご訪問ください。」
「了解です。」
「成功を祈ります。」
通話を切られた。
「どれどれ。ここかな。」
「あった。英検3級、2級の対策用だ。名刺もイース用とウェスター用のものも用意してある。僕のはこれかな。これで、営業マンになりすますワケか。」
サウラーは、該当する教材をスーツケースに入れ名刺の束をスーツのポケットに入れた。
「よし、これで準備OKだ。」
サウラーは占いの館を出た。
四ツ葉高校
「キーンコーンカーンコーーーン、カーンコーンキーーンコーーーン。」
1時限目の授業が終わった。
「由美ちゃん、もうすぐ春休みね。」
「うん。三郎さん今頃どうしているにかな。」
「三郎さん、来月から大学へ通うあの男の人。」
「富山だからアパートかマンションを借りるって言ってたわ。」
「やっぱり当分、逢えそうにないね。」
「そう、まあ気にしていないけど。」
鳥越高校
「やっぱり、AちゃんとCちゃん来てなかったわ。」
「そう、うらやましいわ。あたしも芸能界でもっと活躍したい。」
「そうだね。ところで、ミキタンは何かオーディションを受ける予定あるの。」
「近々、ファッションモデルのオーディションを受ける予定よ。」
「あら、私、ダンスのオーディションを受けるわよ。」
「エッ、そうなの。」
白詰草女子学院高等部
「ねえブッキー、2時限目の授業、物理だったよね。私、物理がどうも苦手で。」
「あら、こんなの簡単よ。」
祈里は、予習した内容を教えてあげた。しばらくして、2時限目の授業のベルが鳴った。
「キーンコーンカーンコーーーン。カーンコーンキーンコーーーン。」
2時限目の授業が始まった。
四ツ葉高校
「起立。.....。礼。」
「お願いします。」
「おはよう。授業を始める前に、携帯電話を持っている生徒は、必ず電源を切るように。それでは、授業を始めます。」
一方、サウラーこと南瞬は
四ツ葉高校へ到着した。そして、通用口から入り、職員室へ向かった。そして、職員室を訪ねた。
「ごめんください。」
応対したのは教頭先生であった。
「これは、ラビリンス教育出版の方ですか。お待ちしておりました。」
「さあ、こちらへどうぞ。」
瞬は、職員室内にある奥の応接室へ通された。
「さあ、お座りください。」
「それでは失礼します。」
教頭先生と瞬は、向かい合う形で椅子に腰掛けた。
「私は、四ツ葉高校教頭**と申します。君のお名前は。」
「ラビリンス教育出版営業担当、南瞬と申します。」
教頭先生と瞬は名刺交換をした。
「この出版社、聞かない名前だね。最近設立したのかね。」
「はい、去年10月に設立し、英語教材を中心に製造・販売しております。」
一方、ラブがいる教室では
「諸君、我輩は猫である読み終えましたね。では、諸君にこの小説の内容を質問しますのでお答えください。」
「zzzzzzzz」
ラブは居眠りをしていた。
「まず、我輩は猫であるの猫は、どこの家で飼われていてどんなお名前かお答えください。」
大輔は、ラブの右肩を優しく2回叩いた。
「はっ。」
「桃園君、もう1回言いますよ。我輩は猫であるの猫は、どこの家で飼われていてどんなお名前か。お答えください。」
「愛野家で飼われているアルテミスです。」
「ハハハハハハハハハハハハハハ。」
「桃園君、女の正義もののアニメ・ドラマの見過ぎではないかな。では、他の生徒諸君から。」
「ハイハイハイハイハイハイハイ。」
「では知念君、お答えください。」
「ハイ。珍野家で飼われている猫で名前はありません。」
「知念君、正解。そう、この猫には名前はありません。」
一方、職員室奥にある応接室では
CDを聴かせながら、カタログを見ていた。
「うむうむ。確かに英検3級レベルの難易度だな。」
「いかかでございましょうか。」
「これにしようかな。」
「キーンコーンカーンコーーーン。カーンコーンキーンコーーーン。」
再び、ラブのいる教室では
「ふあぁ~~~~ぁ。やっと終わった。」
「どうしたの。遊園地で遊び疲れたの。」
「いいえ。」
「大分はしゃいでたと聞いてるわよ。」
「誰から。」
「大輔君よ。」
「大輔君。も~うしゃべりなんだから。」
再び、職員室内奥の応接室では
「ラビリンス教育出版の南君、お疲れ様でした。学校長に報告を入れておきます。その後、ご検討さしていただき、後日報告を入れます。」
「畏まりました。」
「キーンコーンカーンコーーーン。カーンコーンキーンコーーーン。」
瞬は校舎を出た。
再び、ラブのいる教室では
「起立。....。礼。」
「お願いします。」
「みんな元気だね。携帯電話を持っている諸君は電源を切るように。それでは、地理Aの授業を始めます。今日は、沖縄先島諸島の島々です。」
一方、瞬は
校庭をうろつきながら怪物なる物件を探し物色していた。
「無いなあ~。ん、テニスコートか。どうだろう。塔型の椅子、ネットと支える支柱。これは行けるぞ。よし、あの小屋に隠れて変身だ。」
瞬は小屋に入った。そして....。
「スイッチ・オーバー。」
「ボン。」
同時に手荷物が消えた。どうやら、瞬間移動で占いの館内倉庫へ戻ったらしい。
小屋を出て
「我が名はサウラー。ラビリンス総統メビウス様が我が僕。クビリストーラ・デ・ナケワメーケ1号、我に仕えよ。」
サウラーはカード3枚を用意した。審判用高椅子と2枚のネットに向けて投げ付けた。
「シューーーッシューッシューーッ。ピタピタピタッ。」
「ガガガガガガガ。ゴゴゴゴゴゴゴゴ。」
「うわっ、何だ。審判用の椅子とネット2組が動き出している。」
そして、合体した。
「オマエラクビダ。ナーーーーーケワメケーーーーーーエーーーーェ。」
「ヤレッ。まず、校庭にいる学生たちを捕まえろ。」
「クビナケ(畏まりました。)」
再び、ラブのいる教室では
「キャーーーーッ。校庭にバケモノが。」
「どうしたのかね。」
「これは。」
「どれどれ。」
ラブを除いて、クラスメート全員窓の景色を見た。
「バ・ケ・モ・ノ。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ。」
「キャーーーーッ。」
その間、ラブは女子トイレへ向かった。
校庭
「ドスン、ドスン、ドスン、ドスン。」
「ピユーーーッ、ピューーーーッ。」
「うわぁ~~~~~あ。」
「キャーーーーッ。」
逃げ切れなかった校庭にいる生徒及び教職員全員網で捕獲した。そして、持ち上げた。
女子トイレ
ラブがリンクルンの電源を入れた。
「うわっ。授業中だからミキタンもブッキーも連絡が取れない。こんな時は長老に聞いてみよう。」
ラブは長老へ向けて通話を始めた。
「もしもし、長老。」
「ラブちゃんか。有事が起こったのじゃな。」
「ハイ。」
「伝説のプリキュアも含めて、通話可能者を見つけ緊急メールを送るのじゃ。」
「了解。」
通話が切られた。
ラブは他の通話可能者を確かめた。
「ん、ミキタンとブッキーのお母さんたちなら連絡取れそうね。送信しよ。」
ラブはミキタンとブッキーの母親へ向けて緊急メールを送信した。その直後、放送アナウンスが入った。
「緊急事態発生、緊急事態発生。直ちに校舎表口が出て、赤塚公園へ避難してください。怪物は校庭にいます。裏口は危険です。表口から出てください。」
再び、校庭では
「ブンブンブンブンブンブンブンブンブン。」
「キャーーーッ。」
「怖い。」
「目が回る~~~ぅ。」
「ハハハハハハハハハ。もっと泣けワメけ。君たちの嘆き悲しみは、負のエネルギーとなって不幸のゲージへと溜まって行く。インフィニティのあるスウィーツ王国へのゲートを開くために。」
蒼乃家店舗内
「急用ができたわ。後を頼むね。」
「ハイ、社長。」
レミは自宅の庭へ急行した。
山吹動物病院
「あなた。」
「どうした、母さん。」
「急用ができたから部下の人に受付お願いね。」
「分かった。行って来るがよい。」
尚子も自宅の庭へ急行した。
四ツ葉高校女子トイレ
ラブがリンクルンを横に開き専用外部メモリーを差し込み90度に捻った。
「チェンジ。プリキュア・ヒーーーーートアーーーッッップ。」
今回から新たに、ルビーアイメイクが追加装備として施された。ラブはプリキュアに変身した。そして、ピーチは洗面所の鏡を見た。
「こ、これは何なの。目の下の赤い粒々といい、まつ毛の中にも赤い粒々が。」
更に、片目を閉じてみた。
「目蓋にべっとりピンクのアイシャドーがベットリ塗られてる。まあ、いいか。」
ラブがトイレ出ようとした。すると、生徒たちが大量に近付いて来た。
「ヤバイ。」
「ドカドカドカドカ。」
蒼乃家自宅の庭
「チェンジ。マザープリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
レミはプリキュアに変身した。そして、空へ飛び立った。
山吹家自宅の庭
「チェンジ。マザープリキュア・ヒーーートアーーーッッップ。」
尚子もプリキュアに変身した。そして、空を飛び立った。
四ツ葉高校女子トイレ
「フウーーーゥ。ヤバヤバ。さあ、別の出入口か教室の窓から出よ。」
四ツ葉町上空
「パインマザー。」
「ベリーマザー。」
「有事発生は四ツ葉高校よ。」
「近いわね。直ちに急行よ。」
「OK.」
再び、校庭では
「ブンブンブンブンブンブン。」
「うわぁぁぁぁぁぁ。」
「キャーーーーッ。」
「目が回る~ぅ。」
「ハハハハハハ。もっと泣けワメけ。」
「何がもっと泣けワメだ。」
「ほっほー。」
「アッ、プリキュアだ。」
「そ、空からも来たぞ。」
「なぜ、空からも。」
そして、合流した。
「ベリーマザー、パインマザー。」
「緊急メールを受信したから来たわ。」
「さあ、名乗るわよ。」
「OK。」
「ピンクのハートは愛ある印。」
「パンッ。」
「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ。」
「ブルーのハートは希望の印。」
「パンッ。」
「摘みたてスウィート、キュアベリーーーーッマザーーーッ。」
「イエローハートは祈りの印。」
「パンッ。」
「とれたてスウィート、キュアパイーーーーンマザーーーッ。」
「レッツ!プリキュア!」
「うん、ほっほー。」
「あなたが犯人ね。」
「これじゃ手を出せないわ。」
「何て卑怯な。」
「卑怯。フフフッ、知的と言ってくれたまえ。僕は他の2人とは違うのでね。」
「どこが違うのよ。」
「捕まえた善良な人たちを、盾や人質にして、手出しできないようにするのが他の2人と違うと言うの。」
「それも1つの手口だ。他にもいろいろ手はある。」
「クーーーッ。」
「申し遅れたが、僕の名前はサウラー。ようこそ、プリキュア隊の皆さん。」
「あら、それにしても男前にいいお兄さんね。うっふ~ん。」
「ニョキニョキニョキ。」
「ああっ。股間が。」
「ベリーマザー、何をしたのよ。」
「うふふふふふ。ちょっとね。今、怪物に捕われてる人たちの救出優先よ。」
「なるほど。」
「だから、怪物よりも怪物を繰り出した犯人から懲らしめるワケ。」
「そうよ、サウラー坊ちゃん。うっふ~ん。」
「ニョキニョキニョキニョキ。」
「ああ~っ。**コが勃起する~~~ぅ。」
「坊ちゃん。うっふ~ん。あっはーん。」
「ウブな坊ちゃんね。本格的に懲らしめるわよ。」
「ベリーマザー、何をすればいいの。」
「まずは腰振りダンスをやってもらうわ。」
「腰振りダンス。」
「そう、尻見せ付けて更に坊ちゃんの体を自由を奪うのよ。」
「私は、旦那がいる身だけどやってみるわ。」
「ピーチもよ。」
「エッ、私も。」
「よし、あたしのリンクルンでこの曲を再生してから腰を振るのよ。」
「OK。」
ベリーマザーは、リンクルン内にあるあの曲を再生し始めた。
「♪アイキャンドゥ!ユーキャンドゥ!
アイキャンドゥ!ユーキャンドゥ!
(以後繰り返し)♭」
「ああ~~~っ。勃起がとまらない。」
「ニョキニョキニョキニョキ、ピュッピュッピュッピュッピュッピュッ。」
「おい、見ろ。」
「あの男、股間が濡れてるぞ。」
「ハハハハハハハハハ。」
「うわぁ~~~~っ、中まで効くう~~~ぅ。」
「次はこれね。」
「何をするの。」
「ピーチも目元、化粧されてるね。」
「ならばできるわね、目線攻撃。」
「このメイクって、そう言う役目だったのね。」
「そうよ。」
「さあ、やってみよう。この攻撃『プリキュア・テンプテーション』を。」
「OK。」
ピーチ、ベリーマザー、パインマザーの3人は色目線を使い始めた。
「うっふ~ん、トリプル・プリキュア・テンプテーション。」
怪しいピンクの霧がサウラーに襲いかかった。
「チュチュチュチュチュチュチュチュッ。」
「うわ~~~~あ~~~~~ぁ。」
プリキュアの3人は、サウラーを完全に支配した。
「言いなりにできたわね。さあ、捕まった皆を降ろしなさい。」
「ハイ。ゆっくり降ろせ、クビナケ1号。」
「ナーーケワメーーーケーーー(畏まりました)。」
「ウィーーーーーーン、クシャ。」
「降りてきた。」
「当分、怪物をおとなしくさせなさい。」
「ハイ。」
サウラーは、しばらく動かぬようクビナケ1号に命じた。
「ピーチ、皆を救出に行くわよ。ベリーマザー、サウラーを見張って。」
「OK。」
ピーチとパインマザーは怪物のもとへ向かった。
「坊ちゃん、どうしてこんなことしたの。」
「それは、その....、あの.....。」
「股間、濡れてるわねぇ。」
「ゲッ。」
「男と女の関係分かってる、戦う関係じゃないわ。」
「ギューーーーッ、ブチュッ。」
「ウググ。」
「行くわよ、坊ちゃん。」
「どこへ。」
「公園の茂み。」
そう言って、ベリーマザーはサウラーを抱え、浮遊しながら赤塚公園南の森へ向かった。
一方、ピーチとパインマザーは
「助けてくれ。」
「助けてーーぇ。」
「困ったわね。解けないわ。」
「すると、校舎から1人の教職員が向かって来た。教頭先生である。」
「良かったら、このハサミをお使いください。」
「分かったわ。」
「ありがとう。」
「チョキチョキチョキチョキ。チョキチョキチョキチョキ。」
「抜けた。」
「抜けたわ。」
「教頭。」
「元気な諸君は、直ちに赤塚公園へ避難するように。めまいなどを起こしている諸君は手配した救急車に乗るように。」
「ハイ。」
救急隊も駆けつけた。残った体育教員、教頭、ピーチ、パインマザーも手伝って、めまいなどの症状を起こした生徒たちを救急車まで運んだ。
「先生、プリキュア隊の皆さん。お疲れ様です。我々救急隊はこれにて失礼します。」
「お疲れ様です。」
「救急車は出発した。」
「ピーポーピーポーピーポー。」
「プリキュア隊の皆様、なるべく損傷のないよう、後はお願いします。」
「畏まりました。」
教職員たちも赤塚公園へ向かった。
赤塚公園内ドーナツカフェ
「何でい何でい。こんなにたくさん学生が集まりやがって。一体、何があったんでい。」
再び、校庭では
「あれ、サウラーとベリーマザーは。」
2人は既にいなくなっていた。
「全く、どこへ行ったのよ。」
すると、クビナケ1号は動き出した。
「オマエラクビターーーーァーーーーッ、ナーーーーケワメケーーーーェーーーッ(俺はご主人様がいなくても、俺の意志で戦う)。」
「始末するしかないわ。ピーチ行くよ。」
「OK。」
「ブーン。」
「キャーーーッ。」
「ヒョイヒョイ。」
「ベチン。」
「ピーチ、腕とつながっている部分の網の紐を切断して。」
「OK。プリキュア・ウインドカッター。」
「ビューーーン。スパッ。」
「ウゴ。」
ピーチは全体攻撃でウインドカッターを唱えた。
「オマエラクビダアーーーーーッ。」
今度はパンチを繰り出して来た。
「キャーーッ。」
「ヒョイヒョイ。」
「バコーーーン。」
「ピーチ、今度は椅子と支柱が接続している肩口をキックで攻撃よ。」
「OK。」
「ピーチとパインマザーは一斉にジャンプした。そして....」
「ダブルプリキュア・キィーーーーーック。」
「バコバコン。」
「ミシミシボキッ。コンコロロン。」
「ウゴーーーーッ。」
「もう一発。」
「OK。」
「ダブルプリキュア・キィーーーーック。」
「バコバコン。」
「ボキッ、コンコロロン。」
両腕を失った。しかし、まだ体当たり攻撃が残っていた。
「オマエラクビダアーーーーーーッ。」
「ドスドスドスドス。」
「こうなったらこれしかないわ。」
「近付いたわ。」
「ヒョイヒョイ。」
「ナケ、ナケ。」
「背後に回って後頭部を攻撃よ。」
「OK。」
「ドスドスドスドス。」
「ナケ」
「ヒョイ、ヒョイ。」
「ダブルプリキュア・キィーーーック。」
「バコーーン。」
「ウゴーーーーーッ。」
「ドスン。」
「クビナケ1号は起き上がれなくなった。」
「さあ、フィニッシュよっと言いたいことだけど、ベリーマザーがいない以上、来てもらうしかないわ。」
パインマザーはベリーマザーへ向けて通話を始めた。
一方
ベリーマザーとサウラーは公園南の森の中にいた。
「そう、ママいないの。」
「僕は、産まれた時からママを見たこと無いんだ。」
「ブーブー。(マナーモードになってる)」
「バコッ。」
「ウッ。」
サウラーは気絶した。
「もしもし。」
「ベリーマザー、早く来て。フィニッシュ技唱えるわよ。」
「OK。」
ベリーマザーは飛び立った。
再び、校庭では
キュアベリーマザーが到着した。
「お待たせ。」
「さあ、仕上げるわよ。まずピーチから。」
「OK。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ラブサンシャイーーーーン。」
「シューーーーッ。」
「ウッ。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・エスポワールシャワーーーーッ。」
「シューーーーッ。」
「ウッ。」
「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアーーーーッ。」
「シューーーーーッ。」
「ウッ。」
「ハアーーーーーッ。」
「オマエラクビダァーーーーッ。シュワワシュワワーーーッ。」
「やったあ。」
赤塚公園内南の森
サウラーは意識を取り戻した。
「フン、計算が大きく違ったようだ。」
「シューーーン。」
サウラーはワープして去った。
四ツ葉高校校庭
「じゃあ、あたしはサウラーを引き続き懲らしめに行くわ。」
「んもう、離婚しからコレ何だから。」
ベリーマザーは飛び立った。
「仕方ないわね。ピーチ、皆に知らせに行くわよ。」
「OK。」
ピーチとパインマザーも飛び立った。
赤塚公園南の森
「あれ、坊ちゃんがいない。仕方ないね。このまま変身解いて帰るわよ。」
ベリーマザーは蒼乃レミに戻り帰宅し始めた。
その赤塚公園内ドーナツカフェでは
「あっ、プリキュアだ。」
「ほう、また現れたんでい。」
「おおっ、討伐に成功したようじゃの。」
プリキュア隊は~着地した。その直後、教頭先生へ報告を入れた。
「教頭先生。」
「我々プリキュアが、広いグラウンド内に引き付けて、留めて被害を最小限にして討伐することに成功しました。」
「おおっ、それはありがたい。」
「グラウンドの外へも、校舎へも絶対に行かせなかったからね。」
「怪物も、私たちにしか目が無かったからね。」
「感謝します。」
「教頭、早速、生徒たちに報告を。」
「分かっておる。」
教頭先生は、生徒たちの前で発言し始めた。
「生徒諸君、有事は解決しました。それでは、午後の授業開始まで解散します。」
「やったあ。」
「生徒たちは一斉に散り散りになった。」
「オイ、どうなってるんでい。一斉に並び始めたんでい。」
「オジサン。」
「カオルちゃんでい。」
「ドーナツセットちょうーだい。」
「プリキュア隊の皆様、お疲れ様でした。」
「校庭に放置したテニスコートにあった椅子やネットをどうしましょう。」
「後はお任せください。顧問の先生に報告に入れ、部員たちに方付けさせます。」
「ありがとうございます。これにて、私たちは失礼します。」
ピーチとパインマザーは飛び立って去った。すると....
「キーンコーンカーンコーーーン。カーンコーンキーンコーーーン。」
「ワーーーイ、お昼だ。」
「ランチだ行こう行こう。」
上空にいるピーチとパインマザーは
「私の家で食べて行かない。」
「ありがとう。」
こうして、ピーチとパインマザーは山吹家の庭へ降り変身を解いた。
再び、ドーナツカフェでは
「あたしもドーナツセット。」
「ドーナツは。」
「カリーパンとエビグラタンパイ。」
「飲み物は。」
「オレンジジュース。」
「350円でい。」
山吹動物病院
「お帰り。」
「あなた、ラブちゃん来てもらったわよ。」
「そうか、祈里はまだ学校にいるはずだ。」
「先生、こんにちは。」
「食事作るわ。待っててね。」
「ハイ。」
四ツ葉高校学生食堂
「あれ、ラブちゃんいない。」
「まだ迷子になっているか。」
「他所で食事しているか。とりあえず、いつものメニュー頼むぞ。」
再び、山吹家では
「そうか。そんなことがあったのか。」
「でも、ベリーマザーと言う伝説のプリキュア、サウラー連れてどこかへ行ったのは気になるわ。」
「そうか。今日は、祈里の代わりになってくれるからうれしいぞ。」
「できたわよ。」
「うわぁ、おいしそう。」
「遠慮しなくていいわよ。」
「ハイ、いただきまぁ~~~す。」
ラブは昼食を食べ始めた。
昼食時間終了直前
「あっ、ラブちゃん。」
「どこへ行ってたのよ。」
「へへへへ。避難中迷子になっちゃって。」
「もう、皆心配してたわ。」
「キーンコーンカーンコーーーン。カーンコーンキーンコーーーーン。」
午後の授業が始まった。
ランチタイムが終わり、カオルちゃんは自宅に戻ってドーナツを仕込み始めた。2時間後、再び赤塚公園へ向かった。
放課後
「今日はランチタイム、君の学校の高校生たくさん集まっていたけど何があったんでい。」
「校庭に怪物が出現して騒動になったのよ。」
「そうかい、何かプリキュア隊が来て倒したと聞いたぜ。」
「そうなの、私、避難中に迷子になって姿をみていなかったの。」
「そうかい、よく似た子がいたと聞いてるぜ。」
「あら、人違いよ。」
数十分後
美希と祈里が高島平駅を降りてから向かって、ドーナツカフェに姿を現した。
「ミキターーン、ブッキーーーッ。」
「あら、ラブ。」
「何かあったの。」
「今日、ラブちゃんの通う高校で怪物騒動があったんでい。何でも、授業中だったから仲間のプリキュアに連絡が取れず、伝説のプリキュアが出現して怪物を討伐したんでい。」
「そうなの。」
「知らなかった。」
「ねえ、伝説のプリキュアって。」
「おばさんらしんでい。そう言えば君たちのお母さんに似ているらしいんでい。」
「なるほどね。ところでカオルちゃん、またいつものセットで。」
「ヘイ、毎度ありい。」
完
後書き
例え、フレッシュ3人が散り散りでも、伝説のプリキュアが助太刀できる態勢を取っています。スウィーツ王国は、有事に対して対策は施しております。今後も、出動可能者全員、いつでも出動できる態勢を取っております。
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