ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories

シャオンside

ある日、俺たちの元に1通の手紙が届いた。

「んー……何々？」


『To シャオン＆フローラ

結婚おめでとー。幸せ生活を満喫してますかー？

君たち、いろいろ忙しくて生活出来てないと思うので2枚のチケットを送ります。

新婚旅行だと思って楽しんでねー！ んじゃbye♪

From作者』

「…………」


絶句……次の言葉出ねぇ。軽すぎだ、うちの駄作者。

「親切なのはいいことだけど……新婚旅行の行き先なんてアインクラッドにあるのか？

もうデートで47層行っちまったからな」


すると、後ろからフローラがやって来た。

「シャオン君どうしたのー？」

「これ、作者さんからの手紙。

新婚旅行のチケット2枚入ってた」

「ふーん…………新婚旅行？」

「そう、新婚旅行」

あれ、フローラの目が輝いて見える…………気のせいか？

「ねぇ、行き先はどこなの？」

「えーと…………『異世界アインクラッド旅行』

別の作者の書いたSAO小説のアインクラッドに行けるみたいだ」

「新鮮味があっていい！ 行きたい！ すぐ行きたい！」

「んじゃ、行こうか。

異世界だからいつもの格好だけどいいよな？」

「あー……うん。危険がないとは限らないし」


シャオンとフローラは身支度を始めた。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















数分後、俺たちはリビングにいつもの服でいた。

「フローラ、準備出来た？」

「うん！ バッチリ！」

「あー、まぁそれはいいんだが……作者さんが手紙に付け加えでなんか書いてる。

読むから聞いとけよ」

『言い忘れてた。これから行く世界は《月の剣士》
《紡がれる絆》《神話剣》《翡翠の剣士》の4つだから。

デュエル専用の結晶を10個ストレージに入れときます。
全員ユニークスキル持ちで、後半の2つは今の君たちよりも高レベルのプレイヤーなので……その世界だけ特別に君たちのステータスを底上げしておくよ。

デュエルもよし、観光もよし……楽しんでね。

間違ってもイチャついたらダメだよ』


駄作者、あとで星の彼方に消す。

「……ステータスの底上げはいいんだけどよー、うまく使えるかな」

「デュエルしなければ済むんじゃない？」

「そういうわけにはいかないだろ。

相手を本当に知るためには、剣交えた方がいいからな」

「シャオン君負けることはないだろうから安心だね」

え、俺なんか変な期待抱かれてないか？
SEEDは万能スキルでもチートスキルでもないぞ？

「さすがに今回は無理。俺よりレベル高いやつなんてデュエルしたことない」

「もー、自信持ちなさいよ。シャオン君らしくない」

「へいへい、分かってますよ。


んじゃあ、そろそろ行こうぜ」

「新婚旅行へしゅっぱーつ！！」

俺とフローラがチケットを掲げると、光に包まれた。
















再び目を開けたときには、そこは……妙な違和感を覚える同じ景色の世界。


どうやら、作者曰く別世界に来たらしい。


「この世界は…………」

「どこかなぁ？」















Story-cross1-0 END 

コラボ編 Cross over the various world始まりました！

キャラを貸してくださったmarinさん、がんばれ 日本さん、八代明日華/Askaさん、神崎弓奈さん、ありがとうございます！

シャオンとフローラの新婚旅行でどんなことがあるのか、お楽しみに！

じゃあ……

フローラ「次回も、私たちの冒険に！」

シャオン「ひとっ走り……付き合えよな♪」