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『Conflict』

作者:零那
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『JELLY FISH』


『人が平等に
在るのはゴールが
[死]だと
いうことだけだ』

つまりゴールに
向かう過程は
人の数だけ在って
幸せか不幸せかも
不平等である
ということ

そしてそれは
自分の意志で
決まるものじゃ
ないということ

あんな
生き地獄の末
いま何とか
乗り越えて...
それは確実に
強さに変わる筈

そしてイタミを
背負ったから
こその優しさも
在る筈だろう...

それでも
過ちは続く...

涙も止まらず
ずっと
ずっとずっと...

居場所すら
見つけられず...

宙を浮いて
漂ってるみたい

いつかみた
海月のように

ふわふわと浮いて
流されて漂って
行きたい処にも
行けず
いつかは形もなく
融け消え逝く...

なんて綺麗な人生

感情が無いと
いえど
命在る生物だ
僕も海月に
なりたかった

いつまでも
ずっとずっと
眺めてた
ふわふわ舞う
君の事
脳が無く
感情も無く
生きてるのは
苦しいだろう?

生物学上
感情は無くとも
本当は辛いかも
しれない
そう考えてると
涙止まらなくて

平等なのが
死だけなら僕は
海月のように
融けて消えて
しまいたい...
跡形も無く...

 
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