ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
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勝手に名言解説 SAO編
前書き
独自に選んだ名言、名シーンを解説していきます。
僕なりの解釈ですので文句は……できるだけ遠慮ください。
いろんなStoryから
『さぁ、ひとっ走り……付き合えよ!』
これは仮面ライダードライブの主人公からとってきたセリフ。
シャオンがスピードメインの戦闘スタイルなので、何かいい口癖ないかな……ということでぴったり当てはまるこのセリフを使いました。
『トップスピードで……振りきるぜ!』
こちらはオリジナルです。
仮面ライダーでいう必殺技を繰り出すときのセリフに似ています。
こちらも、シャオンの戦闘スタイルに合わせています。
Story1-3 デスゲームの始まり
『俺には、まだやり残したことがたくさんある。
家族とのこと、自分のこと、友達、学校………
俺は……生きて帰る。
だから――――
――――絶対に生き延びて見せる、この世界で!』
シャオンの決意が表れた言葉。
自分のやり残したことをやるためにこの世界で生き延び、帰るという決意の表明です。
Story2-5 ビーター
『…………無意味な人の死なんて…………絶対にあっていいはずがない。
ディアベル……お前の意思は、俺たちが受け継いだ』
シャオンだからこそ言えたセリフ。
人の命に敬意を払うシャオンの意志が見えます。
『キリト。考えるよりも行動する方が早いときもあるんだよ………』
他を守れるのならそれでいい。という気持ちのシャオンがあれこれ考えるキリトに言ったセリフ。
シャオンも本当は辛かったんだと思う。
Story3-1 一人じゃない
『「大丈夫さ。どんなところにいても、絶対に君は一人じゃない」
「えっ?」
「絶対何かが自分の支えになってくれる」
「でも……今の私には…………」
「なら、俺がいてやる。
怖い気持ち、辛い気持ち、抱え込むよりはきだす方がずっといいからな。
俺とパーティー、組もう」』
シャオンがフローラに向けて言ったセリフ。
人の気持ちをちゃんと理解できるシャオン。
優しさがここに表れています。
Story3-4 青い光
『「ねぇ、シャオン君…………君は悲しくないの?」
「悲しいさ」
「じゃあ、なんで平然としているの!?」
「俺が悲しんだら、みんなに余計な気を使わせるから…………かな」』
シャオンがアインクラッドで人前で涙を見せない理由です。
自分のことを理解しているからこそ、涙を他人に見せてはならないという優しさ故の行動です。
Story3-8 希望の種と仲間の言葉
『《Even if we are far, it is a friend all the time》』
フレンドシッパーのみんながシャオンに送った言葉。
意味は『どんなに離れていても、俺たちはずっと友達だ』
シャオンはこの言葉で大切なものを始めて認識するのです。自分にとって『仲間』がどれだけ大切なのかを。
『大切な物は、失って初めて気づく……その言葉の真意に初めて気づいた気がした』
シャオンがこれに気づくことで、もう何も失いたくないという気持ちを抱きます。これは終盤で見せたシャオンの真の強さと繋がってくるものです。
『俺は……君たちと生きた証を忘れない。
メッセージにつけられたペンダントと写真。
6人で笑いあった短い時間を、俺は忘れない。
スコール、アルト、レン、ユフィー、ユナ。
『俺の手が、誰にでも届くように……強くなるから』
見ていてくれよ……』
シャオンを形作ったセリフの1つ。
死んだ人たちへの償いは、自分が生き、記憶を残すことで生きた証を残すというシャオンの決意です。
Story3-12 生きた証
『「キリト…………」
「シャオン…………俺は死にたいよ…………」
「…………」
「いっそのこと…………俺が生きていなければ…………」
「本当にそう…………思うのか?」
「?」
「『生きていなければ』『死にたいよ』
そんなのお前が逃げてるだけだろ」
キリトはそこで俺の胸ぐらをつかんだ。
「何も知らずに…………!!」
「ああ、知らないよ、何も。
お前がどれだけの絶望を味わったかなんて、俺は知らない。でも…………死んだやつにとらわれて前も向けないんじゃあ……そんなのお門違いだ」
「誰が前を向いてない……だ…………死んだやつにとらわれている……だ…………何も分からないお前がつべこべ言うな!!」
「分からなきゃ言っちゃいけねぇのか!
お前は逃げてるだけだ! 死んだっていう事実から!
お前が死なせたその事実は! これから先もずっと変わらない!
けど! その事実を記した過去の意味は、お前自身にしか変えられないんだよ!
そんなに死んだやつのことを思うんなら! お前が生きて! そいつらの『生きた証』をお前の記憶に残せよ!
それだけの責任も持てないなら…………話は別だがな」』
キリトに向けて言ったセリフですが、一歩間違えればそうなっていた自分自身にもシャオンは言っていると思います。
Story3-8の最後の名言はこれに繋がってくるものです。
自分も死ぬのではなく、生きることで償えというシャオンのキリトへのメッセージです。
Story5-3 新しい力
『迷惑って思ってたら最初から一人で行ってる。
俺はお前が頼りになるから誘ってるんだ。
それに、俺は救える命を見捨てたりはしない。
救える命はどうやってでも救う。それが俺の信念だ』
ミズキに向かって言ったセリフ。
仲間を信じ、助け合える。がむしゃらでも手を伸ばして
命が助ける。シャオンの信念と優しさです。
『「誰かを守るっていう気持ち。あの事件がなかったら、ずっと中途半端だったかもしれない。そういう意味では、ミズキが死んだと思ったあの事件も大切なことだったんだよ」
「シャオン…………あんたは、優しすぎるよ…………」
「よく、言われるよ。でも、自分ではそんなこと思ったこともない。自分の心の感じたままに動いてる、たったそれだけ」
「シャオン」
「ん?」
「私、フローラは一人じゃ何もできない人だから…………ずっとそばにいてあげて」
「ああ。分かった。
それと…………ありがとな、この剣。大切にするよ。
クリアしたら、もう一回現実で会おう。そしたら、友達だな。
いや…………今、この一瞬から俺とミズキは友達だから」』
ミズキの悲しむ理由は自分には分からない。でも、ミズキとのあの経験があったからこそフレンドシッパーのメンバーを死なせたときにはあれだけ悲しんだ。
それに対してもシャオンはお礼をしようと思っています。
Story5-7 包む手と拒む手
『「何も……何も知らないのに! 悪く言わないでよ!
シャオン君は……ずっと一人で戦ってきたんだよ!?
自分のせいで仲間を亡くして……悲しいのに……それを人に見せないようにずっと笑顔を見せてきたんだよ!? 『俺が悲しんだら、みんなに余計な気を使わせるから』って!
それなのに! シャオン君だけに今回の責任を負わせていいの!?
シャオン君がラフコフを殺すことになったのも! 私たちがラフコフに手を下せなかったからなんだよ!?
私たちがやらないといけないことを! 背負わないといけないものを! シャオン君は一人で背負ってるんだよ…………
お願いだから……シャオン君を一人ぼっちにしないでよ…………
シャオン君の泣き顔なんて見たくない……」』
フローラがシャオンをかばって言ったセリフ。
Story3-4 青い光のときのシャオンの心を少なからずフローラは見抜いていた。
だから……フローラはシャオンの心情が理解できていたのだと思います。
『「スコール、レン、アルト、ユフィー、ユナ……
俺…………約束破っちまった…………
自分で誓った約束を破ったんだ…………笑えるだろ?
最悪だ。『命は大切だ』とか言っときながら誰も守れない…………俺は、生きた証を何も残せやしないんだ」
「シャオン君」
凛と響く、澄んだ声。
「何で……ここに来た」
「君の……隣にいるため」
「俺は……人を殺した。13人も殺した。正常じゃないその思考で、お前に刃を向けた。
オレンジまがいの俺に、お前の……他人の隣にいる資格はないんだ」
「………………」
「じゃあな」
そう言って立ち去ろうとするシャオン。
「待って!」
そのシャオンの手をとるフローラ。
「何故、俺の手をとる?
オレンジまがいの俺に、他人の手をとる資格はない。
離せ」
「…………私は、君の手を握れるよ?」
「…………!」
「オレンジプレイヤーを殺した……その事実は変わらない。
でもね、シャオン君。
殺したプレイヤーたちの…………君流に言えば『生きた証』を君が残していくのも、大切なことじゃないの?」
「…………」
「それとね…………シャオン君。泣きたくなったら、泣いてもいいんだよ? 君だけが我慢する必要なんてないんだよ?」
「……………………」
「シャオン君、私たち討伐隊を守ってくれて…………ありがとう」
「…………っ…………うう…………」』
自分で書いてフローラの優しすぎる言葉に自分で感動してしまった……そんなシーン。
今まで人前で涙を見せなかったシャオン。そんなシャオンに『君だけが我慢する必要はない』と説いたフローラの優しい心が出ました。
Story6-12 真相
『「お前のそれは愛情じゃない!所有欲だ!
お前はグリセルダさん……いや、ユウコさんを自分の理想の妻のままで縛っておきたかっただけだ。
『自分の理想の妻』を愛しただけで『ユウコさん自身』を愛したわけじゃない。
そんな所有欲みたいな愛情はいつ、どこの世界にもない。
それに世界は決して自分の思い通りにならないことぐらい、子供でも知ってる。
俺はまだ成人してないから……結婚がどう、とかよく分からない。
けどな、これだけは言える。
『本当に《愛してる》って言いたいのなら、その人のすべてを受け入れてから言え』
自分の思い通りにならないからって、簡単に人を殺していいわけがない。
それに、生きてる人には、死んだ人の『生きた証』を、守り続ける義務があるだろ!
お前には二人の結婚指輪をずっと持っている必要があるんだ。
それなのに、お前は結婚指輪を捨てた。お前に、グリセルダさんへの愛情を語る筋合いはないんだ!!」』
次話のStory6-13でもシャオン自身が言っていますが、
『それに……』から始まる一文には自分自身へのメッセージの意味合いも込められています。
生きてる人には死んだ人の生きた証を守り続ける義務がある……本当はシャオンも言うのが辛かったのではないでしょうか。
Story7-7 絶望の淵で
『俺は絶対にお前を残して死んだりしないし、お前を嫌いになんてならない。
それはあの日からずっと決めてることだ。
どんなに辛くても、絶対に希望を捨てちゃダメだ。
ないなら俺がなる。心配すんな、俺が最後の希望だ』
あの日というのは、出会った日のことです。
このセリフは仮面ライダーウィザードの主人公のセリフから一部引用して作りました。
必死にあがいて未来へたどり着こうとするシャオンの強さが表れたセリフです。
Story7-8 思いと想い
『「ひっく…………ひっく…………」
「フローラ……」
「怖かった……死のうと思ったけど……やっぱり怖かった……」
「……」
「でも……もっと怖かったのは……君がいなくなったこと……だった…………
君の名前がフレンドリストから消えて……いろいろ想像したら……怖くなって……うっ……うっ……」
「……ごめん」
その言葉に反応して泣き顔を上げたフローラが見たのは、シャオンの優しい顔だった。
「俺……2回も心配かけて……お前をひどく傷つけて……ごめん…………」
「気にしてないよ。君はいつだって帰ってくる……どんなところからでも。
私の好きな人は、私を置いて死なないんでしょ?」
「ああ、絶対に死なない。
約束する」
その時、フローラの唇がシャオンの頬に触れた。
「私の痛み、これで吐き出すけど……いいよね?」
「大胆すぎるって。ドキッとしたよ」
「私の心の傷はこんなもんじゃないからねっ」
「以後気をつけるよ」』
フローラ、実はシャオンへのキスはこれが2回目です。
ファーストキスは不本意ながら、シャオンを止めるためにStory5-7でしました。
シャオンとフローラが互いに想い合う気持ちがここに出ています。
『「ありがとう。じゃあ、俺からもお詫びを兼ねてお返しのプレゼント。
俺からはピンクのリボンとペンダント。髪をおろしてるのも可愛いけど、いつもの方が俺はいいかな。
ペンダントは、迷惑かけた分の贈り物。
それと、もう一個あるんだ。フローラ、目を閉じて」
フローラは言われるままに目を閉じた。
――何されるのかな……やばい……ドキドキする…………
「えっと……シャオンく」
言葉が止まった理由。
フローラの唇にシャオンがキスをしたからだ。
「…………」
フローラはわけが分からずに目を開けて唇を左手でおさえていた。その頬は真っ赤に染まっていたが。
「3つ目のプレゼントはこれ」
「…………」
そのまま固まるフローラ。
「じゃあ、帰ろう。フローラ」
「ドキドキしすぎて腰抜けちゃった」
「あ、ごめん……手、貸すから」
「手、貸すだけじゃ、嫌よ。
私と付き合ってくれないとね♪」
「……嫌だ。お前のことは好き。でも、俺、好きなやついるし」
その言葉に驚くフローラ。
調子に乗っちゃった、という後悔の念と驚きの感情が入り交じったまま、意を決して聞く。
「その、好きな人って……誰?
アスナ?」
「それはキリトだろ」
「シリカちゃん?」
「あいにく、年下は好みじゃないよ」
「リズ?」
「好みと性格反対だけど?」
「ミズキ?」
「そんなわけあるか」
「もしかして……アルゴさん?」
「どんだけ変わり者なんだ俺は」
「じゃあ誰!?」
「そんなに聞きたいか?」
「うん」
「聞いて後悔したり驚いたりするなよ」
「じれったいなぁ。早く言っ……」
再びシャオンはフローラにキスをする。
「お前!
俺は、『他に』好きな人がいるなんて一言も言ってないぞ?
好きな人がいる、としか言ってないからな」
フローラは泣き笑いの顔になる。
「もう……ひどいよっ……でも……嬉しい…………」
「返事は?」
「そんなの、OK以外ないよ♪」』
シャオンもシャオンですが、フローラも…………というこの話での上位に入る甘さの告白シーン。
シャオンのまわりくどい告白に、自分で書いておきながらちょっとアレだなと思いました。
シャオン……プレゼントと告白でキスとは……なかなかやるなww
Story8-6 74層Boss戦
『「き、貴様、もう一度言ってみろ!軍に逆らうだけでらなく、愚弄するとは!」
コーバッツの怒りはもはや頂点だった。
俺の怒りはその比ではなかったが。
「じゃあお前は! 部下が死んだときに責任を取れるのか!!? 死んだやつの生きてた証を! お前は残していけるのか!?
軍のプライド、変な期待、そんなもんどうだっていいんだよ!!
部下に変な期待かけて! 無理させて! それで死んだとき! 表面だけの悲しみしか出せないようなお前には責任なんてひとつもとれやしない!!
そんなやつが威張り散らして小隊のリーダーなんかやってんじゃねぇよ!!
ついでだ。もう一つ言っといてやる。
リーダーが仲間を引っ張ること自体は何もおかしくない。
でもな、お前みたいに勝手な期待かけて、部下に無理させて、自分の思い通りにしようなんて馬鹿げてる。
お前みたいな奴に、本当のリーダーは務まらない」』
目の前の仲間を助けられなかった経験を持つシャオンが心から怒ったシーン。
軍のプライドに固執するコーバッツの態度はシャオンがキレるほど自分勝手に見えたのでしょう。
そんな物よりも命を大切にしろ、と。
Story8-8 四剣奏でし協奏曲
『フレンドシッパーのみんなにも……ラフコフ討伐の時も……俺の手は届かなかった。誰にも。
そして…………今回も…………
もう二度とあんな思いしたくないんだ。
これ以上…………俺の目の前で散っていく人を…………作りたくない。
だから……俺は手を伸ばす! 皆の手を……明日を……未来を! 掴むために!
少しだけでいい…………俺に……すべてを守るだけの力をくれ……!
ここに記すよ……俺の力たちが作り上げた……一度きりの協奏曲を…………』
今まで出し惜しみを少なからずしていたシャオンが、本当に守りたいものを再認識し、それを守るために決意するシーン。
同じ過ちを繰り返したくない……そんな思いを持ったシャオンが覚醒するのも、納得です。
Story9-1 繋がる想い、ここにあり
『「シャオン君…………」
「今日、フローラの気持ちが知れて、俺はよかった」
「え…………?」
「そこまで俺のこと気にかけてくれてたことに、初めて気づいたんだ」
「そんな……私は迷惑…………」
「あんまり気負うなよ。迷惑とか頼ってばかりとか考えない方がいい」
「でも、シャオン君に頼ってばかりで……頼られようとしても迷惑になって…………」
「人には可能不可能、得意不得意があって当然なんだ。
俺にだって不可能なことや不得意なことはある。
でも、不得意とか不可能とか意識して直そうとしても、なかなか直らないだろ?
だから、自分の得意なこと、出来ることをやればいい」
「得意なこと……出来ること…………」
「フローラは優しい人だよ。誰かを全力で助けようとする。
48層のクエストの時だって、瀕死の俺を圏内まで運んでくれたし、64層でも……方法が極端だったけど、俺の役にたとうとした。
74層でも俺にハイポーションをくれただろ?
SEEDだって俺は使いたい時に自由に使ってるのにお前は心配してくれてる」
「……だって…………」
「SEEDは……フローラがそんなに気負わなくても、俺はちゃんとセーブして使ってるから大丈夫だ。
それに、みんな言ってた。
『フローラちゃんはシャオンのことになると必死だね』って」
「…………私……シャオン君いないと……何もできないから……
いなくなったら…………どうしようって…………」
「…………心配すんな、ずっとそばにいてやる。
ずっとそばで支えてやるから」
「えっ…………」
「フローラのそばに俺はずっといる。ずっと支えてやる。
約束する。死ぬまでずっとお前のそばで歩き続ける。
だから…………」
そこまで言ったところでシャオンの頬が少し赤くなる。
「だから…………?」
「…………フローラは死ぬまでずっと、俺のそばにいて、俺を…………支えてほしい。
俺の一生のパートナーとして、な」
「私でいいなら……喜んで!
ふぇぇ…………っ…………」
そう言ったフローラの顔からは歓喜の涙があふれていた』
シャオンのプロポーズのシーン。
自分をこんなにも心配してくれていたフローラを、そばで守ってあげられるように自分の一生のパートナーとして迎え入れたシャオン。
心の底から、フローラを愛しています。
『「おいおい…………泣くなよ」
「だって……だって……今日が……今までで一番幸せな日で…………私は……世界一の……幸せ者に……
なれたんだもん…………」
「俺も、世界一の幸せ者になれたよ。
じゃあ、言葉を送るよ。
『Even if I used any words, they don't deserve just one word.
Even if I acted so much, they don't reach just one word.
So, I say that word “I love you.”
Only one word “ I love you the best in the world.”』」
「どういう……意味……?」
「『どんな言葉を使っても、その一言にはかなわない。
どんなことをしていても、その一言には届かない。
だから一言〈私はあなたを愛しています〉
たった一言〈私は、世界で一番、あなたを愛しています〉』」
「シャオン君……ひどいよ……涙が……止まらないよ…………
君の……言葉の……せいだよ…………責任……とってよ……」
「責任とるのは……かんべんしてくれよ……
でも、今日は泣きたいだけ泣けばいい。
けど、俺は泣かない。
笑顔を続ければ、幸せは離れない。
この幸せを、絶対に離さないからな」』
先程の名シーンの続き。
シャオンが即興で考えた英語での言葉の意味に、フローラは大泣き。ただ、その涙は嬉しさからくる涙でした。
幸せ=フローラを絶対に離さない……シャオンは一つ大人の階段を昇りました。
Story9-11 別れ
『おかしくなんて、ないさ。
AIとかそうじゃないとか関係ない。
君たちは俺たちの子だ。そして、今、ここに生きてる。
これだけは誰がなんと言おうと変わらない。
偽物とか本物じゃなくて、ユイはユイであり、レイはレイだ。2人は人間なんだ』
ユイとレイに向けて言ったセリフ。
本物だろうと偽物だろうと、今を形作る事実は変わらないという思いの言葉です。
本編では、似たようなのをキリトが言っています。
『「絶対にあの子達の願いを叶えないといけないんだ!
父親として、俺は光を放ち続けなきゃいけないんだ!」
――今、フローラを本当の笑顔にできるのは…………
他の誰でもない……俺だけだから』
自分を支えてくれるフローラの涙をこれ以上大きくしたくなかったシャオンの、決意。
他の誰でもなく、これは自分がやらなければならないと痛感していたのでしょう。
シャオンの強い想いを具現化したシーンです。
Story10-5 想いの力、最後の走り
『俺は…………俺は…………
「みんなを……救いたいんだ…………」
「それがシャオンの決心なんだね」
「なら、私と……いや、私たちともう一度約束してください。みんなを笑顔にする、と」
「ああ、約束するよ…………俺はみんなを笑顔にするんだ」
「私たちは助からなかった。
それを本当に悔やむのなら……今、君の大切な人の手を掴んであげて」
「心配するな。お前の手は、もう……どこまでも届くようになっているから」
そっか……いつの間にか……俺は強くなってたんだ。
俺の手が、誰にでも届くように。
「受け取ってくれよな」
スコール…………
「俺たちの願いを」
アルト…………
「刻んでくれよ」
レン…………
「最後の、楽譜」
ユフィー…………
「終わらせてね、この世界を」
ユナ…………
「掴んでください」
レイ…………
『未来と言う名の明日を…………シャオン(パパ)の無限の速さで!』
みんな…………
「ありがとう…………!
俺は…………行くよ!!」』
死なせてしまったフレンドシッパーのメンバーたちと、心の中での再会。
シャオンが求めていたものはもうすでに自分の手の中にあったことをシャオンはここで始めて気付き、自分が今、守るべき人たちのためにもう一度立ち上がる決心をするシーンです。
『「俺は…………この世界で大切なことをたくさん学んだ。
大切な仲間と出会った。
いろんな経験もした。
だから…………感謝してるよ、お前には」
「ほう…………」
「だけど…………それとは別だ。
あんたは…………たくさんの人を傷つけたんだ。体だけじゃない、心も。
システムは完璧だろう。
俺たちプレイヤーに越えられるものじゃない。
だとしても! 人の想いは、願いは!
いつか…………すべてを越えて…………変えていく!
だから……想いの力をお前に見せてやる!
俺が……俺たちが! 2年間紡いだ……想いの力を!」』
ヒースクリフ/茅場晶彦に、出会いをくれた感謝と同時に自分たちの絆が紡いできた力を思い知らせようとするシーン。
シャオンがアインクラッドで2年間紡いできた絆がここで解き放たれます。
『「俺のラストドライブだ。
最後のひとっ走り……最初からトップギアで!!!
最後まで付き合えよ!! 茅場……晶彦!!!!」』
口癖 最終決戦verです。
アインクラッドでの最後の戦いに挑もうとするシャオン。最初から出し惜しみをせずに全開で戦う決意をしています。
後書き
どうでした? 作者の独断による名言、名シーン集。
これ以外にも、読者様が考えたこの作品の名言、名シーンを見つけてもらえれば幸いです。
さぁ、次回からはALO編。
聖音や桜華がどうなっているのか……お楽しみに!
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