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緋弾のアリア  異端者にして転生者

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イ・ウー編
魔剣と秘められし過去
  第七弾 転生者の受難

白雪は俺たちを避けるようになった。特にキンジを極端に避けている。アリアは何事も自分で調べるのがモットーらしく図書室におしべめしべレベルからやりなおし、自分の性知識が間違っていることに気がついたらしくキンジと顔をあわせるたびに赤面すると言う暴挙に打って出た。しかし切り替えは早いらしく今ではいつもどおり奴隷で扱っている。時々エスカレートするので、仲介(物理)に入る。

そして何日かたったらしいある日。なぜそんなに曖昧かだって?思いだしたくないこともあるのさ。


「おい、どうしてこうなった。」

小声でつぶやく

「いいから。」

小声で返すアリア

「やな予感しかしない。」

と小声で嘆息交じりのキンジ

俺たちは教務課にいる。アリアが白雪の弱みを握ろうと潜入を宣言したからだ。

綴梅子と白雪は向かい合っていた。綴は拷問もとい尋問に関しては超一流であり受けたものはあいつのことを女王としてあがめるそうだ。恐ろしい。

「お前さぁ...成績下がってんじゃん?」

「........。」

「別に成績とかどうでもいいけどよ。」

(教師が言う言葉か?)

「なんつうの?あ~あれだ。変化 そう変化が気になるんだよ。」

「はぁ....。」

「お前さ.........単刀直入に聞くけど魔剣に接触されたか?」

魔剣....有名な武偵攫いだ。しかも超偵に限るという都市伝説並みの存在だ。だが俺は知っている。
「つうわけでさ…お前護衛つけろ。アドシアードの期間だけで良いからさ」

「でも…」

「何度も言わせるなよ…星伽…」

「っ!」

しばらく無言が続くが

「その護衛!」

アリアがパンチで排気口の入口をぶち破る。

「アタシが引き受けきゃうわ!」

かっこよく言おうと思ったらしいがキンジが落ちたので噛んだ。

「ちょっと、邪魔よ!」

「お前は急に飛ぶからだろう!」

「落ち着けよ。お前ら。」

綴は銃声で黙らせて

「あんだぁ?飛行機ハイジャックカップルの二人じゃねぇか。」

「おお~強襲科アサルトのエースの神崎 H アリアちゃんじゃん」

「武器はガバメント二丁と小太刀二本…他にもバリトゥード等の多数の格闘技に精通…」

「ふん!」

「でもカナヅ…」

「ち、違うわよ!浮き輪があれば泳げるわ!」

泳げないのかよ。

「遠山金次。元強襲科トップ。連帯性に難があり孤立気味。しかし一部の人間に一目置かれるなどある種のカリスマ性があると思われる。」

「...............」

「持ち銃は違法改造のベレッタ」

ギクッとそうなったのを俺は見た

「三点バースト所かフルオートも可能な通称キンジモデル…だよなぁ?」

「いや…今は米軍の払い下げ品で間に合わせてます」

「装備科アムドに改造依頼いれてるだろうが」

「あっづぅ!!!」

タバコを押し付けられた。熱そう、というか熱いだろうな。

「そして....べジット・G・ビニスティ。鑑識科筆頭。その鑑識に寸分の狂いはない。実戦もいけて世界各地の死線を越えてきた武偵。使用武器は旧米海軍正式採用拳銃MK-22ハービッシュ。レーザーポインター、サプレッサー、サイレンサーの完全改造、通称べジットマッチ。その他にもCQCを心得ている。恐らくこの学校始まって以来の逸材。」

「................」

「そして何より仲間からの強い信頼を誇る。」

「でぇ?神崎。受けるってのはこいつの依頼で良いのかい?」

「そうよ!無料で受けてあげるわ」

「だってよ星伽」

「嫌です!そんな汚らわしい」

それは言いすぎだろ。

「ちょっと待て。それは俺は関係なくていいよな。」

「はぁ?何言ってんのここまで来たんだから付き合いなさいよ!」

「嫌だね。そんなに強情なら説得(物理)するからいいが。だが.......白雪」

「今ならキンジに護衛してもらえるぞ。」

全員の顔が俺に向く

「アリアが仕事を受けるなら、パートナーも当然参加するんだろう。」

「べジット....お前!!」

「しかも白雪、お前はアリアからキンジを奪い返せるかもしれないぞ。」

と耳打ちをする。

「キンちゃん...が?」

「そうだキンジがだ。」

「フフフフフフフフフフ」

あおったのは俺だが相変わらず恐ろしいな。

「護衛任務お願いします。あと私もキンちゃんの部屋に住む!!!!!!!!!!」


翌日

武藤に車を走らさせて荷物を移動させた。そういえば負け惜しみを言ってたが気にしない。

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「魔剣ってのは磨く前の原石である超偵をねらっているんだ。本人も超能力者と言う話もある。」

「そういうことよ。」

手錠が投げられる

「何だこれ?」

「ESP手錠か。超能力者専用のものだ。一個数百万はくだらないぞ。」

「えっ!?」

「異能者相手じゃ値ははるがな。」

「しかし超能力者かどんな敵なんだろうか。」

「透視、テレポート、思考を読む、自然の力を操る。その他だな。」

「でもそんな超能力者はめったにいないわよ。」

「そういえばお前も超偵だったよな。どういう能力なんだよ。」

「うん.......簡単に言えば空間を操る。具体的な能力は浮遊や瞬間移動だ。」

「なんだよそれ..もうお前でもチートだろ。」

「そうか?」

「そうだよ!」



心からの叫びは響く 
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