| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

ライジング:虚無の王

『WILD WILDSAIKRN』
猛烈な衝撃波をウォイドラウザーから放ち、ダークオーズを壁まで吹き飛ばす。
「グッ……!」
メダガブリューをアックスモードに切り替えると、メダルを喰わせた。
『ゴックン!プットッティラーノヒッサーツ!』
「消え去れぇええええっ!!」
グランド・オブ・レイジが上方向から放たれ、俺に向かってくる。
『金色の王!』
「解ってる」
『DAIY 7』
ウォイドラウザーにトータスロックを発動させた状態で、
『SUPPD 6 2 RAITNIGSURRSU』
「ウルアアアアッ!」
ライトニングスラッシュを発動させ、グランド・オブ・レイジを破壊した。
「馬鹿な……!プトティラの攻撃を……!」
「……腐った力に頼るからそうなんだよ!!」
『5 6 RAITNGBURSUT』
ライトニングブラストを発動させ、ダークオーズに蹴りを叩き込む。
「グアッ!!」
マトモに食らったのか、或いは油断していたのか、ダークオーズは壁に接するまで床を滑った。
「馬鹿な……最高司祭猊下から賜ったこの力が……」
「所詮、大きな力はまやかしなんだよ」
俺はダークオーズに、ユイリに言う。
「大きな力を持った物は、何れその力に溺れ、その力に殺される。それも同じだ。余りにも強大な力ゆえ、お前は力に溺れ掛けている」
「この……我が……」
ダークオーズはダークコアメダルを空中に放って言う。
「認めぬ……我より強い物なぞ、認めぬ!!」
途端、オースキャナーでスキャンし始めた。
『ダークタカ!ダークトラ!ダークバッタ!ダーククワガタ!ダークカマキリ!ダークバッタ!ダークライオン!ダークトラ!ダークチーター!ダークサイ!ダークゴリラ!ダークゾウ!ダークタカ!ダーククジャク!ダークコンドル!ダークシャチ!ダークウナギ!ダークタコ!ダークプテラ!ダークトリケラ!ダークティラノ!ダークコブラ!ダークカメ!ダークワニ!ダークタカ!ダークイマジン!ダークショッカー!ダークスーパータカ!ダークスーパートラ!ダークスーパーバッタ!』
途端、ダークオーズにダークコアメダルが注入され、全てのコンボが揃った、云わば<バーサークコンボ>と言える狂暴体になった。
『……金色の王。あの王は、自らの欲望に飲まれてしまった。こうなってしまえば、もう……』
ドラグレッダーが言う。だけど、俺の知ってる奴ならこう言う。
「『例え絶望的でも、手を伸ばせばきっと救える。手を伸ばさないで諦めたら、それはきっと一生後悔する。だから、手を伸ばせる範囲で伸ばす!!』」
俺はウォイドラウザーを構え、バーサークコンボに駆ける。
「ウォオオオオオオッ!!」
『小賢しい真似をシテクレルナァ!!』
旋風が巻き起こり、風に押されそうになる。
「諦めるかぁああああっ!!」
『シャウタ!』
『シャチ!ウナギ!タコ!シャシャシャウタ!シャシャシャウタ!!』
「ハアッ!!」
シャウタが現れ、バーサークコンボを水で動きを封じる。
『プトティラ!』
『プテラ!トリケラ!ティラノ!プットッティラーノザウルース!』
「ウォオオオオオオッ!!」
そして、水のかかった所が極低温によって凍った。
『コンナモの!』
ライオンヘッドに切り替わり、ライオディアスを放とうとしたところに、
『『シュートベント』』
「「ハアッ!!」」
ドラグランザーとドラグレイダーが現れ、トリックベントで呼んだ俺が顔にメテオバレットとダークアローを放つ。
『グアアアッ!』
「ハッ!オマケだ!」
『スキャリングチャージ!』
「プロミネンスドロップ!!」
タジャドルがバーサークコンボの胸を貫き、そこからユイリが見えた。
「ユイリ!!」
『エエイ!邪魔をスルナ!!』
『金色の王!!今を逃せば彼の者は取り返せなくなる!!』
「わーってるよ!!来い!ドラグフェニックス!」
俺が叫ぶと同時に、無限龍鳥ドラグフェニックスが現れた。
『ファイナルベント』
「オオオオッ!!」
背にドラグフェニックスを合体させ、宙に浮かぶと、火の鳥となって胸に突っ込んで行く。
「ユイリィイイイイイ!!!!」
俺はウォイドラウザーを投げ捨て、ユイリを掴み、
「ダアアアアッ!!」
そのままバーサークコンボを貫いた。
『グオオオオオオッ!!欲望……欲望を……』
バーサークコンボは俺を見て、手を伸ばした。
「ユイリはテメェの道具じゃねぇ!!」
『欲望ォオオオオオオ!!返せェエエエエエエエエエエ!!』
拳が俺に振るわれた時、三つのゲートが現れた。
『Turn Up』
『Change』
『Open Up』
俺の目の前に、ギャレン・ウォイド、カリス・ウォイド、レンゲル・ウォイドがそれぞれのウォイドラウザーでその攻撃を受け止めていた。
トリックベントで出した分身体がそれぞれの姿に変身した物と俺は確信していた。
『オラァアアアアアッ!!』
そのまま押し返すと、俺のウォイドラウザーが手元に戻る。
『シュートベント』
そこに、メテオバレットが後方から放たれ、俺の横にユリアが立っていた。
「……お姉様」
「泣くのは後だ……決めるぞ」
「ハイッ!」
『欲望ォオオオオオオ!私の……私の欲望ォオオオオオオ!!!』
「黙れ」
『『『『10 J Q K A』』』』
「お姉様は貴方のおもちゃではない!!」
『アドベント ファイナルベント』
俺達の前に、カードが実体化し、ユリアの後ろに四体のモンスターが現れていた。
「「ユイリ(御姉様)は……俺達(私達)の大切な家族だ!!もう、手は出させない!!」
『タトバ!ガタキリバ!ラトラーター!サゴーゾ!タジャドル!シャウタ!プトティラ!ブラカワニ!タマシー!スーパータトバ!オールディングスキャリングチャージ!!』
途端、オーズ達が空へと跳躍する。
『『『『ROIYRUYORRTFURLTUSU』』』』
『虚無の彼方に!』
「消え失せなさい!!」
クワドラブルロイヤルストレートウォイドスラッシュと、ユリアのドラグナーライダーキックがバーサークコンボに当たり、オーズ達がボンティングテンクラッシュを放ち、オーズドライバーにヒビが入る。
『ォオオオオオオ………』
「決める」
『WILDA WILD2 WILD3 WILD4 WILD5 WILD6 WILD7 WILD8 WILD9 WILD10 WILDJ WILDQ WILDK』
全てのスートをワイルドへと変化させ、ウォイドラウザーに覚醒(ラウズ)
強大なオーラがウォイドラウザーを纏い、俺の前に全スートのカードが展開された。
『WILDROIYRUYORRTVOIDFURLTUSU』
「セアアアアッ!!」
ワイルドロイヤルストレートウォイドフラッシュ。
最大の剣がカード達を潜って放たれ、オーズドライバーを断ち切った。
『ウガァアアアアアアアアッ!!!!!』
そして、バーサークコンボは最後の悲鳴を上げ、
ドゴォオオオオオオオオオオオオオン!!!!
俺達を巻き込んで爆発死をした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧