インフィニット・ストラトス大和の戦い
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42話
このふざけた世界に来て二日目になるのかな?なんとか、その日の内に三人用の部屋を準備できたらしく、昨日はその俺達の部屋になったで寝て朝を迎えた
「夢では無かったんだな」
この世界に飛ばされたのは夢ではなく現実、そう自覚した。
「楯無達………心配しているよなぁ~」
あの戦闘を見守っていた生徒会長で簪の姉、更識楯無、同じ一年で『一人目の男性操縦者』織斑一夏、同じ一年でイギリス代表候補生の
セリシア、同じ一年で中国代表候補生の、鈴、同じ一年でドイツ代表候補生のラウラ、俺の仲間だ………
「戻れるのかな………」
「戻れるよ、三人でね?」
寝ていると思ったねえが目を開けてこっちを見ていた
「おはよう、姉さん。いつから、起きていたの?」
「おはよう、ヤマト。『戻れるかな』って所から、だよ。ついでに簪さんもね」
簪の方を見ると確かに目を開けて起きていた
「おはようヤマト」
「うん、おはよう」
二人とも起きていたし食堂でも行こうかな
「食堂行くけど行く?」
「もちろん!」
「……うん」
掛け布団から体をだす二人なんだが……………
「え………、なんで二人とも下着?」
そう、二人とも下着姿なんだよ、これが。俺も男だよ?理性がヤバいよ!寝る前はなんか来ていたよね?来ていたよね?あっ、そう言えば下着になっていたってけ……よく、昨日、何も無かったな!昨日は疲れたから何かあったらすごいけど
「シャルロットさんがヤマトはこういうの好きって聞いたから………」
姉さんなに言ってんだよ!
「僕は、本音さんから聞いたよ」
よし、戻ったら本音をとっちめよう、そうしよう。
「ヤマト、顔怖いよ?」
おっと、俺ってすぐに顔にでるから気をつけないとな
「そんな事より、早く着替えて食堂行こうよ」
「「うん!」」
そうそう、昨日の内に姉さんと簪の下着とかここの『ジャスミン・モール』でいくつかかっておいた
「………ッ」
俺は急いで二人を視線から外した。なぜって?だって、二人とも俺の前で下着脱ぎ始めるんだもん!
「ヤマト、いきなり後ろ向いてどうしたの?」
「わかってるくせに、早く服着てくれ!」
服着て貰わないと俺の理性がヤバい!
「ヤマトになら見られてもいいんだよ?」
「私もいいよ?」
いや、それは、反則だよ!俺も男だよ?いろんな意味でヤバい!
「二人の気持ちはわかったかけど、服着てくれ」
「もうきてるんだよね~」
これは姉さんの罠か?それとも真実か?もう、罠でもいい!
俺は覚悟を決め後ろを向くと二人とも服を着ていた。
「ヤマトってわかりやすいよね」
「別に、いいだろ、さっさと食堂行くぞ」
「あっ、待ってよ~」
俺達三人は部屋を後に食堂に向かった。
◇
「刹那、おっは」
「あぁ、おはよう、ヴィヴィアン」
食堂に付くと最初に声をかけてきたのは同じ部隊のヴィヴィアンだった
「あっ、刹那おはようございます」
「おはよう、ココ」
次に声をかけてきたのは同じ部隊で最初に助けたココだった、それと、隊長のゾーラさんと副隊長のサリアさん、ヒルダさんにクリスさんに、ロサリーさん、エルシャさん、ミランダさんと挨拶を交わし食事にする
「はぁ~」
「どうしたのかしら刹那くん?」
「うん?エルシャさんですか、まだ、ここの料理が口に合わなくて困ってるんですよ」
そう、ここの料理はマズイ!慣れればそうでは無いのだがマズイ!のだ
「そうよね、刹那くん達にはまだ、そう感じるかしら」
「『ジャスミン・モール』で食材買って三食作ろうかなぁ~」
その言葉に第一中隊のメンバーが俺の方を見る
「刹那は料理できるのか?」
「はい、そうですよ。束さん、ほとんどインスタント何だったので、僕が作るしか無かったんですよ、ロボットでは、手作り料理は無理ですからね」
ヴィヴィアンとココが目をキラキラさせているのは何で?
「その時は私達にも食べさせて下さい!」
あ~なるほどな、ここの料理以外食べたことないんだな、アンジュと俺達三人を除いて
「その時はな、ここのキッチンって使うことできるんですかゾーラさん?」
そもそも、使えなかったらアウトだな
「問題は無いと思うが司令に聞いて見てくれ、本当ならエマ監察官なのだが………」
最後まで言わなくてもわかるな、エマ監察官とは来てからそうそう、やってしまったからな(変な意味じゃあ無いからな!)声がかけづらい、なら、ジルさんに聞けばいいか
「ありがとうございます、後で聞いておきます」
空気を読まないSIRENがなりだす
「ゾーラ隊でるよ!」
「「「「「「「「イェス!マム」」」」」」」」
「………」
ゾーラ隊は行動を始める。俺達はISスーツに着替え格納庫に向かった。
◇
格納庫に向かうと既にゾーラ隊は発進しており、目の前で最後の新型機に乗ったアンジュが飛び出していった。
「刹那達遅いよ!」
「すまないメイ」
整備士のメイに怒られてしまった
「俺達もでる!」
ISを展開しカタパルトにスタンバイ
『刹那機、アスハ機、ラクス機、発進どうぞ!』
「ダブルオーライザー、刹那・F・セイエイ、でる」
「ガンダムケルディム、カガリ・ユラ・アスハ。未来を狙い撃つ!」
「ラクス・クライン、フリーダム、生きます!!」
俺達三人は再び大空に飛び立つ
◇
「ゾーラさん、遅れて済まない」
『ホントに遅いぞ、その分稼がせて貰ったがな』
なら、直ぐにその稼ぎの倍を稼いでやるよ
「姉さんと簪は遠距離戦を中心に向こうの奴らの支援お願い。モードチェンジ『セブンソードG』」
『『了解!!』』
ここからヤマトの無双が始まるのは言うまでもなく、次々とトカゲを切り裂いていく、そこで変化がアンジュのヴィルキスに訪れ大型のトカゲを倒した
『こんなの………私じゃあない………』
自分を自分で否定するアンジュ。俺はヴィルキスに…アンジュに近づく
「それが、今のお前だ。皇女としてのお前ではないもう一つのお前だ。アンジュ、皇女に戻りたいなら、戦って生き残れ、そしたら、お前の夢はかなうだろうからな」
『刹那…………』
「帰るぞ、今の住居に」
『えぇ…………』
俺達は基地に戻っていく
この日は今回の出動以外なかった、残りの時間はジルさんにコントクトをとり厨房の使用(他の人の分も作る事を条件に)とパラメイルの戦闘データ、トカゲのデータを使う許可が下りた。それから、夕食の準備と機材集めにジャスミンモールで、食材といくつかの機材を買い厨房で夕食の準備に取りかかる、ついでにこの日はカレーライスだ。特製ルーを入れあとは煮込むだけの時にアンジュが来た
「ねぇ、刹那。二人で話したいことがあるの、今いい?」
「あぁ、いいよ」
話って何だろう?
「ついてきて」
「わかった、姉さん達はカレーを見ていてね」
俺はアンジュの後を追いかける
◇
俺達が来たのは墓場、トカゲと戦って死んでいったノーマの墓場だ
「こんな所に来てどうしたの?」
「刹那、ありがとう。あなたのおかげで今の自分を受け入れ、皇女の私を捨てる覚悟ができた」
そう言うと後ろ髪をバッサリ切ったアンジュ
「さようなら、お父様、お母様、お兄様、シルヴィア」
「アンジュ………」
自分との決別………皇女としての自分を一時でも捨てることができたんだな
「もう一度ありがとう、刹那。」
「俺はなにもしていないよ、俺はほんの少し後押しをしただけ、その後押しに答えたのはアンジュ、おまえ自身だ」
俺はアンジュの心に後押ししただけ、それに答えたのはアンジュなんだよ
「戻ろうぜ、カレーもそろそろできる頃だし、匂いに釣れてみんな集まってくる頃だしね」
「えぇ………」
俺達二人は墓地を後にした
続く
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