| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

現実での出逢い

その後、28層に行き、ユウキが門をアクティベートして、アスナが所有する家で打ち上げをして、始まりの街で剣士の碑を見て、写真を取ったのが三日前。
シウネーとの一件もあり、俺は現実世界で普通にしているしか無かった。
そして、昨日。ライトから学校の部屋で待っていると言うメールを貰った。

「失礼します……」
扉を開け、中に入ると、机に色々な物を乗っけて作業しているライトの前にたつ。
「来たか」
一応、ライトには一連の出来事は報告はしてある。その上で、俺を呼んだのだろう。
「ダーク、絶剣に会いたいのか?」
「ああ。俺はアイツに言わなきゃ行けない事がある」
「もう会わない方が良いとシウネーさんから言われたにも関わらず、か?」
「それでもだ。会って話がしたい。しなきゃ行けないんだ」
「……そうか」
すると、ライトは白衣のポケットから紙を取り出すと、俺に差し出す。
「ここに行けば会える」
「何故断言出来る?」
「行けば解るさ」
ほら、仕事の邪魔だ。と言われ、俺は渋々部屋から出ていった。























翌日、俺はトライドロンで横浜港北総合病院を訪ねた。
『ここに君の探し人が居るのかい?』
シフトスピードシフトカーを端末として、ベルトさんが質問してくる。
「さぁな。何せあのマッドサイエンティストの事だ。何か企んでるんだろうさ」
俺はベルトさんにそう言うと、二重扉を潜る。するとーーー。
「明日奈?」
「えっ、翔夜君!?」
何と、明日奈と鉢合わせした。
「どうしてここに!?」
「俺はライトにユウキがここに居るって聞いて……そっちは?」
「私はキリト君から、メディキュボイドの臨床試験してる所だからって言われて……」
……成る程、繋がったぜ。
「兎に角受付しにいこう」
「そうね」
俺達は申請用紙を書くと、受付にいく。
「面会ですね?」
看護師の問いに頷く。
「面会したいのですが、相手の名前が解らないのです」
キャラに合わない丁寧な口調で言う。
「はい?」
まぁ、流石にげげんな顔はされるか。
「多分、十五歳前後の女の子で、名前はユウキと言うのですが」
「ここには沢山の入院患者さんがいらっしゃいますから、それだけでは判りませんよ」
と、そこに明日奈が言う。
「ええと……ここで試験中のメディキュボイドを使ってる方だと思うんですが」
「患者さんのプライバシーに関しては……」
と、その時、カウンター奥に居た年配の看護師が顔をあげると、此方の顔をじっと見た。次いで、俺達の相手をしていて看護師に耳打ちをする。
看護師はパチパチと瞬きをし、再び俺達に向き直ってから、先程とは違う口調で言った。
「失礼ですが、お名前は?」
「黒鉄翔夜……です」
「あ、ええと、結城、明日奈と言います」
答えながら申請用紙を滑らせるように差し出す。看護師は用紙を受け取ると目を落とし、それから同僚に渡す。
「何か身分証を拝見できますか?」
「えっ、あ、はい」
俺と明日奈は慌てて財布を取り出して学生証を提示すると、看護師は見比べた後軽く頷いてお待ちくださいと言って傍らの受話器を取り上げた。
まぁ、こっから長いので略させてもらう。行くぞ?

<キングクリムゾンッ!>

ああら、キングクリムゾン楽だわ。
今、倉橋と言う医師の説明を受けながら、ユウキの居る部屋に居た。
簡潔に言うと、この世界のユウキもAIDSに掛かっており、複数の病気もある。異世界に居たユウキとは違い、重症だ。
明日奈がガラスに手を押し当てると、声がした。
『泣かないで、アスナ』
その声は、紛れもなくユウキの声だった。
「ユウキ!」
『あれ?ダークも居るんだ。二人共、向こうと変わらないね』
「ユウキ……」
お前も変わらないと言おうとしたが、それを飲み込んだ。それは俺が異世界で見たユウキで在り、ここのユウキでは無いから。
『先生、二人に隣の部屋を使わせてあげてください』
ユウキがそう言うと、倉橋はやや厳しい顔をしていたが、すぐに頷く。
「良いでしょう。ーーーあのドアの奥に、私が何時も面談で使っているフルダイブ用シートとアミュスフィアが在ります。鍵は中から掛けられますが二十分程にしておいてください」
「「は……はい」」
頷き返すと、すぐにユウキの声がする。
『アプリ起動ランチャーにALOも入ってるから、ログインしたら、ボク達が初めて会った場所に来て』
「おう」
「うん……解った。待ってて、すぐ行くから」
俺達はそう言うと、すぐにドアの奥に行った。 
 

 
後書き
まぁ、ダークは裏設定でユウキと前に小さい頃会ってるんですね。何故忘れてるかと言いますと、
死んだときに頭を撃たれてます。

その時、白い部屋に来ました。

記憶をすべてと言うわけでは在りませんが消去してます。

ロリ神に会って元の世界にライトの人格として蘇生しました。
って感じなんです。記憶自体は時折思い出す部分は在りますが、完全では無いんです。
所で話は変わりますが、原作本編ではユウキはサイトメガロウイルス症、否定型抗酸菌症、HIVによる脳症、AIDSに掛かって居ますが、実は作者も、サイトメガロウイルス症に掛かっております。生まれた頃に掛かりました。
それが原因で今は数年に一度位の頻度で東京のとある病院に行っております。事実、面倒としか言い様無いです。
まぁ、AIDSとかの方がよっぽど面倒ですけども。
ライト「いきなり世間話するなよ」
いや、今回ので病気と言うのは複数かかると命の危機になると言うのが解るじゃないですか。特にユウキケースは。まぁ、そうそうにこのケースが起こらないとは思いますけれど。
ライト「で、ユウキはどう救うんだ?」
実はそれ、前ぐらいに伏線張ってます。
ライト「読み返せ、と?」
正しくはコラボ編を除く後半戦をどうぞ。探せばきっと解ります。非常に解りやすい伏線なので。
ライト「いい加減だな、おい」
いい加減なのが俺、恭夜ですから。
……あ、報告し忘れた。
ライト「まだあんの!?」
ええ。実は(きた)る十二月二十一日、作者はプレート抜き手術で一週間前後くらい病院に居ます。ので、感想などは返せなくなります。後、進まなくなります。後、感想かけなくなります。
ライト「親に借りろ」
それができたら苦労しません。それでは次回もお楽しみに。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧