インフィニット・ストラトス大和の戦い
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
11話
翌日、朝食を取りに食堂に向かっていたがその日からプライベートで一夏にあえなくなった。理由は?それは……
「ヤマト、食堂いこ」
「ちょうど行くところだからいいよ」
「私もいく~」
簪さんと本音がいつもそばにいるからだ。簪さんは一夏を憎んでいるからね、会うと必ず面倒になるからね。
「今月って確か学年別個人トーナメントがある月だね」
「そうだよ~」
「そうね」
あっ簪さんには言わなかった方が良かった。
「専用機はどう?」
さりげなく話題を変える
「もう一月あれば実戦にでれるわ、これもヤマトのおかげ」
データ渡したたげだぜ?
「データを渡しただけであとは簪さんが頑張った結果じゃん」
「そのデータがすごいんだよ~」
まあ、核を使ったガンダムのデータだしね
「でも、気をつけてね、また前の奴がきたら狙われるかもしれないからね」
そう、サーシェスはガンダムならなんでもつぶしにきそうだ
「大丈夫よ、そのときはヤマトが助けてくれるから」
「絶対に簪さんは守るよ」
そんな話をしているうちに食堂についた
「僕がおごるから好きなの選んで」
「ヤトーの太っ腹~」
「……ありがとう」
二人が選んだのは二人とも和食のAセット(鮭の塩焼きと白米と味噌汁に漬け物のいたってシンプルの定食)俺は和食のCセット(白米と味噌汁に数種の天ぷらといった感じのやつ)だ
「席開いてるかな」
食堂をキョロキョロ見渡すと一つ席が開いてた
俺達は席の方へ歩いていると同じ席をねらっていた一夏達にあった……会ってしまった
「セシリア、鈴おはよう」
会ったら仕方なく挨拶するか一夏以外にね
「ヤマトおはよう」
「おはようですわ、ヤマトさん」
「俺は無視か?」
セシリアと鈴に挨拶を済ませ一夏は無視!
「セッシー、リンリンおはよう~」
「リンリンはやめてよ!りんりんは!」
「え~」
本音の隣の簪さんがかなり不機嫌だから離れよう、そうしよう
「その席は謙よ、またね」
「残念ですわ、でも仕方ないですわね」
「悪いな」
なんとかその場を抜け出せた、その後一夏達の方から「ヤマトなんで無視したの?」って聞こえたけど無視
別の席を見つけ朝食を取り三人で整備ピットに向かい簪さんの専用機の調整をした。
二日後の月曜日の朝。簪さんと別れ教室に入ると女子達は手にカタログを持って、色々な意見交換をしていた。
「そういえば織斑君とヤマト君のISスーツってどこのやつなの? 見たことない型だけど」
「あー。俺のは特注品だって。男のスーツがないから、どっかのラボが作ったらしいよ。」
「俺のは天災科学者に作ってもらった」
束さんにダメもとで頼んでみたら『天才の私に不可能はないのだ』といわれて半日ほどで届いた。
「才字違う気がするけど?」
「気にしてはだめなんだぜ」
予備鈴が鳴り全員が席に付いたころ千冬さんと山田先生が入ってきた
「諸君、おはよう。」
『おはようございます!』
数分後千冬さんは教壇に登って挨拶と共に連絡事項を述べた。
いよいよISを使った実際の訓練を始めることを生徒たちに伝えた。
「私からは以上だ。では、山田先生。ホームルームを」
「は、はい。」
山田先生は何やらドアに手招きをしている。
「皆さん、おはようございます。今日はまずサプライズが。」
山田先生の言葉は間を空けて生徒たちの好奇心を増幅させた。
「なんと、今日は転校生2人を紹介します!」
『えええええ!?』
教室がざわめきで揺れる。と、そこへ千冬さんが教師用の机を出席簿でバシンッと叩く。
「だまれ!まだ話の途中だ。」
生徒たちはピタリと止まった。
「では、デュノア、ボーデヴィッヒ。入ってこい。」
千冬さんに呼ばれた二人の転校生が教室に入ってきた。
「……ッ」
一人は金髪。もう一人はキレイな銀髪を靡かせて教壇に立った。
直後、教室が固まった。
「シャルル・デュノアです。よろしくね?」
なんであなたが……
その少年の柔らかな微笑みは寸分狂わず少女たちのハートを打ち抜いた。
「フランスから来ました。日本については予備知識くらいしか持ち合わせていないんですが……よろしくお願いします。」
次に左目に軍用の眼帯を着けた銀髪少女が喋った。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。皆、教導くらいなら付き合ってやろう。」
そんな言い回しに加えて少女は言葉を綴る。
「ドイツから来た。日本文化については予習程度なら済ましている。仲良くしてくれればありがたいが……よろしく頼む。ちなみに趣味は―――」
「ンンッ!ボーデヴィッヒ、そのへんでいい。」
わざとらしい咳払いでラウラと名乗った少女の言葉を千冬さんが遮った。
「了解です、教官。」
「教官は止せ。もうお前の上官ではないだろう?」
「はい……失礼しました織斑教諭。」
「さて、諸君。授業を―――」
『きゃあぁぁぁ~ッ!』
突如として教室が黄色い叫び声に震えた。
「え、ええ!?」
怯えるシャルル……無理も無いよね。
テンションがMAXになった女子に敵う生物は例外を除いて存在しない。
「男子!3人目の男子!」
「しかもうちのクラス!」
「地球に感謝、太陽に感謝だァァァッ!!」
うるさい奴らだな、でも…………十年くらいぶりだね、シャルルは覚えて無いと思うけど。
その後ラウラが一夏に「織斑一夏、私は認めない。貴様があの人の弟であるなど、認めるものか」
「はあ?」
一夏に向かってそう言うとスタスタと立ち去っていく。空いてる席に座ると腕を組んで目を閉じ、微動だにしなくなった。
「ではHRを終わる。各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。今日は二組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」
またあとで話せばいいや、とりあえずシャルルを速く更衣室に避難させないと後が困る。
その漢はあたることになるがそれは次回
続く
ページ上へ戻る