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自作即興・短編小説まとめ

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少年少女宇宙漂流記

C.W.172、少年は少女と出会う。
少女が救命ポッドで漂流していた所を発見し、自分の乗っていた
シェーターに少女を保護した。
少年は自分の惑星に帰り、少女と家に帰った。

家に着くと少年の家族は少女の存在に驚く。
少女は丁寧な言葉で自己紹介をした、しかし自分の生まれだけは覚えていなかった。
少年は「この子の出身惑星がわかるまで家に居させてほしい」と家族に願った。

C.W.175、少女は既に少年達と仲良くなっていた。少年も少女に想いを寄せていた。
そんな時、少女の出身が分かった。少女の出身は昔滅んだ敵国であった。

その事実が分かってすぐ、民衆によって行われたのは少女を追い出す事だった。
少年は必死にそれをやめさせようとした、しかし街の民衆はやめなかった。
少年は少女を連れて家を出た。シェーターに乗って宇宙に出た。

少年達はしばらく漂い続けた。
燃料が尽きようとする頃、一つの惑星に着いた。
何の整備もされていない惑星、ここが何処なのか。
少年は感づいていた。
ここが敵国の惑星、少女の生まれの地である事を。

惑星には一つのドームがあった。残っていたのはそこだけだった。
少年がそこを覗く、薄い酸素のせいで息は少し苦しかった。
ドームの中には二つの腐乱死体と写真があった。
写真の中の少女は笑っていた。 
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