幸運E-のIS学園生活
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宝具を投影するだけの簡単なお仕事です
「良し、これで完成形だな。後はいっちーに使って貰ってから調整を加えるだけだな」
放課後、整備室に訪れて空いているスペースを借りていっちーに注文された剣の作成に入った。っといっても宝具を投影してそれをISの武器として適応させているだけなんだけどね。作成したのは白光と黒焔の二つを作った、予備的な意味合いを含めて二つ製作してみた。まあ実際俺が作ってみたかったからその試作品をいっちーにテストして貰うだけなんだけどね………ん?
「何か御用ですかなお嬢さん」
「………っ、かっ勝手に見てごめんなさい。目に入ったらつい見入っちゃって………」
「別に構わないよ、俺にとって剣を作るなんて15分もあれば十分だからね。工程も簡単だし」
ってええええええええええええ!!!??まさかの!?マジッすか!?簪、簪さんじゃないですか!ってああそう言えば打鉄弐式を組み立ている時だっけ、いやぁ一人で凄いなぁ。俺でも一から完全にISを作ろうなんて気はならないなぁ、この子は本当にすごいと思うわ。
「さてと、こいつを一旦収納してっと。これで終わりだ」
「本当に凄かった、あんなにスピーディに剣を作る作業なんて初めて見た……」
「俺が異常なのさ。おっと自己紹介がまだだったかな?俺は」
「知ってる。衛宮 心、篠ノ之 束の唯一の助手であり専用機を持っている男。代表候補生であるセシリア・オルコットをたった一撃で屠ったとんでもない男」
あれま随分と俺の事をご存知で、って唯一?ああ世間的にはくーちゃんの存在は公開されて無いから俺が唯一の助手だと思われてるのか。正確に言えば最初の助手かな?
「俺のことを知ってるとは光栄です、さて貴方のお名前はなんと言うのかな?」
「簪、更識 簪」
「良いお名前で。では………簪、そう呼ばせて貰っても?」
「それでいい」
確か苗字で呼ばれるのは嫌ってる筈だしね、でもいきなり名前で呼ぶって抵抗あるなぁ。
「それで、少し聞きたい事がある」
「なんですかい?」
「………剣の以外の武装も作れる?」
おおっ!?これはあれか、俺の剣を作っている所を見て一緒に作って下さいって奴ですか!?展開早くね!?
「そりゃ勿論、剣よりは時間は掛かりますが銃ミサイル大鎌ガトリング爆弾ビーム兵器なんでも御座れよ」
「ビ、ビーム兵器……!?荷電粒子砲って事?」
「嫌々違う違う、アニメとかで良くあるビームライフルビームサーベルとかそういう系」
「そ、そんなものを作れるの!?」
うん作れるよ~元々は束さんのビームライフルの設計図を見てライフルを作って、その後にサーベルも自作したんだよな~。いや~大変だったなぁ粒子とかの計算とかその他諸々。でもサーベルが完成した時に束さん驚いてたな~
『うわぁあああこっくん凄い!!束さんでもまだ完成出来なかったビームサーベル作っちゃうなんて!』
って。まだ何処の国も開発出来ない且つ束さんでも作れていなかったビームサーベル、勿論俺のISにも付いてます。まあ使う機会は無いだろうけど、ってか使ったら色々とあかん気がする。絶対防御を貫通する的な意味で、まあ調整すれば良いんだけどさ。え?世界各国にバれてやばいからじゃないのかって?もうこちとら束さんに同行して世界各国のISの精鋭部隊を敵に回しとるんじゃい!!っというか今思ったけどこんな状態で平穏求めるって絶対に無理ゲーじゃねぇか!!!ちくしょおおおおお!!ただでさえこちとら長生き出来ねぇってのに!!
「す、凄い、そんなのまだどの国も開発出来てないのに………」
「これでも束さんの助手なんでね、このぐらいお茶の子さいさいよ。んじゃ俺は行くわ。なんか武装が欲しくなったら是非とも声を掛けてくださいな、力になりますよ?」
「ぁぅん………」
やっべメッチャ引いてたじゃん。キザ過ぎたか?ああ、自分にドン引きです………。もういいや、いっちーに剣届けにいこ。
「おーいいっちーってなんだこりゃぁあああ!!!??」
あ、ありのままに起こった事を話すぜ!俺はいっちーに出来上がった武器を届けにアリーナへと足を運んだんだ、だがそこではボロッボロになっているいっちーと酷く憤慨しているセッシーと箒嬢が居るんだ!頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなtって言ってる場合じゃねぇ!!あれ生きてるか!?白式纏ってるから生きてると思うけど!!
「おいいっちー大丈夫か!?どうしてこんなにボロボロに!?ここで何があった!!?」
「わ、わからねぇ………箒も手伝ってくれるって事になったんだけど………どっちでも良いから初めてくれって言ったら、ボコボコにされてた………」
「おいおい………」
「ガクッ………」
「い、いっちーしっかりしろ!!いっちぃぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!!!!」
織斑 一夏 死亡
「いや生きてるからな……?」
「あっごめんつい……って箒嬢!何やってるの!?後でお説教な!!」
「ぁ………はい」
「かんちゃん如何だった~コロコロは~?」
「凄い人だった………それと………」
「?」
「やっぱりヒーローみたいだった」
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