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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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竜帝の防御VS静かなる女神

『それでは、第三回戦お願いします!!』
キリヤの声で、アクト、レイト、サナ、ヒスイが中央に現れる。
「よろしくね、ヒスイちゃん!!」
「よろしくお願いしますね~サナさん~」
「「もう良いか?」」
のんびりとした二人に対し、レイトとアクトが言う。
「ええ、始めましょう」
ヒスイが口調を真面目に戻すと、サナは風刃を、アクトは双盾を、レイトとヒスイが片手剣を持つ。
始めに動いたのは、ヒスイ。
「緑よ、全てを捕らえよ!!」
起動句を言い放つと、木の根が現れて、アクト達を拘束しようとする。
「させないぞ、静かなる姫」
しかし、それをレイトの炎の竜が一斉に焼き払うと、アクトが動く。
「まずはヒスイ!<シールドバッシュ>!」
アクトはヒスイに右の盾を叩き付けようとする。
「させない!!」
しかし、サナが風刃を振るうと、光の帯が右の盾を叩き、攻撃を弾く。
「境界の女神、相手は俺だ」
氷の竜を放ってレイトはサナを攻撃する。
「【盾】印+【強】印、五重!」
しかし、印によって竜を防がれる。そこに、
「<(フォレスト)迷宮(ラビリンス)>!!」
ヒスイが起動句を叫び、剣を突き刺すと、木々が突然生えて、フィールドが変化した。
「ヒスイちゃん!!」
「油断しないで下さい。サナさん、他にトリガーは?」
「えっと……色々あるよ!」
「なら、一番高い射撃用と近距離用のトリガーを装備してください。………来ますよ!!」
「え?」
ヒスイが言うと、炎と氷の竜が木々を薙ぎ倒しながら現れる。
「【盾】印……」
「<(フォレスト)(シールド)>!!」
サナが印を出す前に、ヒスイの起動句が早く言い終え、木々が幾つも重なり、竜達を防いだ。
途端、木々を貫いて現れたのは……レイト。
「<竜騎士(ドラグーン)(ランス)>!!」
「<(ミスト)(フォレスト)>!!」
そして、レイトの槍が当たる寸前、ヒスイが消えて無くなった。
「ヒスイちゃん!?」
サナが叫ぶと、後ろからアクトが現れる。
「<シールド…>」
『させないわ!!』
途端、ヒスイの声がすると、アクトの横からヒスイが現れ、蹴り飛ばす。
「<(ウッド)(ランス)>!!」
そのまま翡翠の剣を地面に刺すと、木々がレイトに向かって鋭い枝を槍のように放つ。
「くっ………!」
レイトは炎の竜を呼び出して燃やそうとするが。
「<(ケリー)(ドーン)>+<アステロイド>!!」
左手を銃に変形させ、右手でアステロイドを展開したサナがレイトを攻撃する。
「くっ!!」
「レイト、あなたはここで終わりよ」
レイトがサナを攻撃しようとしたとき、ヒスイが剣を持って接近していた。
「<(ハンマー)(ウッド)>!!」
剣に木々を纏わせると、ハンマーへと形を変え、レイトに叩き付けた。
「メリークリスマス♪」
HPが全損し、合言葉を言うと、レイトは消えた。
「うぉおおおお!!」
「え!?」
その時、アクトがヒスイに向かって突撃してきた。
ヒスイは咄嗟に反応が遅れて、そのまま<シールドバッシュ>の餌食となる。
「くっ………!」
吹き飛ばされたヒスイは、そのまま行動不能状態へと陥る。
「終わりだ!!」
そして、それを見たアクトが止めの一撃を放とうとする。
しかし、その一撃は空中で止まった。
「なっ!?」
「<カメレオン>……他のトリガーが使えない代わりに、風景に溶け込めるオプショントリガー」
そして、アクトとヒスイの前に、サナが現れた。その手には、アイビス。
「アクト君、これで終わりだよ?」
「……参った、勝てねぇ」
サナは引き金を引き、アクトを何度も撃ち抜くと、
「メリークリスマス♪」
最後はアクトをポリゴンと化して、勝負を決めた。 
 

 
後書き
キリヤ「第三試合勝者Dチーム!!」
ヒース「フム、ブレイジングシャイン組は全員が属性系のユニークスキル持ちかね?」
キリヤ「あ、ありがとうございます。えーっと……資料によると、そうですね。他にも、様々なキャラに属性系のユニークスキルを持たそうと言う計画も出てるらしいですよ?」
ヒース「兎に角、進めてくれさえすればいい。次回もお楽しみに!」 
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