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好きっていってほしい【BL】

作者:眞代
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好きといってほしい
  ある朝のこと 1

カノsido~


今日も……セトってバイトでいないのかな?
朝、目を覚まして第一に考えることはセトのこと。このメカクシ団のこととかじゃない…

「恋って、残酷だよね」

ほんとにそう思う。
どれだけ思っても届かない。そんな恋はほんとにつらい。

“簡単に叶わない恋は早く切り捨ててしまえば?”

そんなことはわかってるんだ、でも諦めが簡単につかないのが恋なのさ☆←
なんておちゃらけてる場合じゃないよねww

「カノ~、起きてたか…飯だ」

「あ、うん。今日も可愛いね、キー・・ うぐっ!痛いよ……」

「知るか、早く着替えて来い」

「朝から容赦ないね」

「うるさい、バカノ」

あーあマジで叩いてる訳ではないと思うんだけど、はっきりと言うとすっごい痛い。

でもそれで、欺く能力が溶けるからいいんだけどさ…よくないときはあるけど……ねっ(笑)

ー・* ー・*

「あ~、シンタロー君たち来てたんだ!!
昨日遅く帰りってきたから気づかなかった…いらっしゃ~い♪」

「朝から元気だな、お前」

いや、全然むしろ逆。
結構朝は低血圧だからね、僕。

「お兄ちゃんは元気無さすぎ!ちょっとは運動してよ!太るよ!!」

「そうですよ、ご主人!ジムとか行かれたらどうですか?」

「お前らは俺を殺す気か!?ジムなんて行ったら、開始してすぐに人生終わるわ!!」

いや、人生は終わらないとは思うけど。
でも、ニートは体力無いからね~、シンタロー君にはきついかも。

「相変わらずの仲のよさだね、如月兄妹っ、」

「別に仲いい訳じゃねーよ」

「そーそー」

「とりあえず席つけ、準備できたぞ」

「ハーイ♪」

にしても、相変わらずキドって料理上手いよね……。
この目付きからこんな女子力高いなんて考えられないよねw

「あっ、キド!セトは?」

「ああ、今日はバイトだ。でも午前中には帰ってくるんじゃないか?」

「へー…」

あーあ、僕もバイトしようかな。
でもここで皆と絡んでるのは楽しいからいいか、
でもセトにわるいよなぁ。

生活費ほとんどセトの稼ぎだから。

「どうしてだ?」

「いや、朝食あんま食べていかないから、心配でさぁ~」

「まぁ、そうだな次期に体壊す…何か手伝ってやれればいいんだがな」

手伝う…バイトをみんなでやってセトの働く量を減らしてみるとか……。

「あ、カノ食べ終わったら話がある、
後片付け手伝ってくれ」

「話?あら、恋のお悩み?ごふっ!!うそうそうそ!ごめんごめんわかったとにかく食べよう!ね!?」

「たくっ」

あー、びっくりした。
今の目はマジな目だ…。 
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