聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
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第1巻
対テナルディエ軍(1)
俺はバイクに乗り最速で我が国に戻ろうとしたら関所前で声が聞こえたので、俺は関所のところに行くと兵士や竜たちが壁を壊そうとしていたので俺はバイクを関所前に行く前にバイクに積んでいるミサイルを発射後に大声で叫んだのだった。
「俺の名はティグルヴルムド=ヴォルン!プトレマイオス神国の大公をしている者だ、俺がいない間に我が神国を亡き国にしようとは言語道断。神の鉄槌をお前ら賊に駆逐してやるから覚悟しろ!」
そう言いながら防壁にいる竜たちをサイコキネシスでザイアンがいるところまで吹っ飛ばしたところで、バイクでの攻撃で関所前まで兵達を殺したのだった。そして俺が手を挙げたからか、関所の結界から次々とオートマトン達が集まってくる。それとブラック・シャーク隊の者達でライフルを構えながら出てくる野郎共達に、ISを展開してからシールドビットやライフルビットを展開しつつある。
「ヴォルン隊長!お待ちしておりました」
「さすがの竜でも破壊までは出来なかったらしいな、俺達の旗を揚げよ!そして神界と冥界よ、我の声を聞いて参上されたし、来い!」
旗を掲げた後に神界と冥界から召喚される神々に、テナルディエ軍は神々や見た事のない武器に焦りを覚えるが全身鎧を着ているから大丈夫だと思ったザイアンは、兵士に突撃命令を下した。
「聞け!あんな武器で何ができる、我らの兵が圧倒的に多いのだ!騎兵は突撃しろ!歩兵は剣や槍を持って突撃!」
突撃しようにも、どこからか狙撃する者がいて騎兵は脳天に当たり、歩兵は弩よりも強力なライフルで撃ちまくった。野郎どもの壁を造りながら、IS部隊は空から撃ちまくった。盾で防御しようも無駄となり、兵士が次々と射殺されていく様を見てザイアンは後退して行った。残り八千となったが、五千ほどの兵を後退させて三千の兵で何とか突破口を開こうと考えていた。地竜も攻撃してきたが、かわしながら龍殺しの弾を撃つがやはりグレンデル並みの鱗を持っていた。
「トレミー!グラハムの機体にある龍殺しの剣で地竜を何とかしてくれ」
『了解しました、グラハム機発進願います』
そう言ったあとに、グラハム機であるブレイヴが発進されていき人型となったところで、龍殺しの剣を持ち次々と地竜を殺して行った。やはり持たせて正解だったなと思いながらも、俺達はここに残る敵を全て殺し尽くした。
「はああああああっ!」
「ぐはっ!」
「ふん!そんな全身鎧があろうとも、俺の剣は全てを切り裂く剣だ。聖剣よ!」
そう言った後に、俺の周りに幻術の剣が現れてから「行け」と一言言うと逃げる兵士たちを一掃していった。そしてそろそろここにエレン率いる軍が到着するので、ブレイヴをトレミーに帰還させた後に俺達歩兵とオートマトン部隊とIS部隊で逃げる兵士を追撃しに行った。残った兵達はここに来るであろうジスタート軍を待っているとようやく来たらしいエレンたち。
「こ、これは一体!」
「もしやエレオノーラ=ヴィルターリア様ですかな?」
「あ、ああそうだ。それよりヴォルン大公の味方として来たのだが、これはいったい?」
「我が神国に刃向った者達をただいま追撃中でございます。それとあそこには地竜の死骸もありますが、何で倒したかはお教え致しません」
「リム、ここら辺の警護をしろ。ところでティグル・・・・ではなく、ヴォルン大公は何処へ?」
そうしてやって来たジスタート兵は関所と防壁周辺の警護に散らばった。ティグルは追撃に行ったと隊員達が言うので、エレンは心配をしたがその心配は空元気として帰ってきたけど。追撃をしに行った俺らは、兵を抹殺しつつ兵を五千まで減らしてから神国へ戻って来た俺達。オートマトン部隊も剣や槍が当たろうともビクともしない機械部隊だからかな、キルモードにしてテナルディエ軍の兵士達を抹殺しつつ、戻る時は巡回モードとして戻ってきた。
「ようエレン。遅かったな」
「ティグル、一万あった兵をどうやって五千まで減らしたのか疑問だ。それよりここは入れないのか?何やらここの兵達は見えない壁からすんなり入れて我らは入れないようなのだが」
「ちょっと待ってろ、関所よ。機密シャッターを解放、それと俺の許可によりここにいるジスタートの兵達を入国させたい。それの手続きを頼む」
さっきまで壁の一部だったのが、せり上がり鳥居が出てきたと思えば受付所が出てきたのだった。そして一人ずつでは面倒なので、百人ずつを見る部隊長を代表として入国審査を行った。そしてIDカードを発行してから、我らの国に入る事を許可すると共に一緒に戦ってきた神々達は消えて行ったけどね。あとはエレンとリムとルーリックの分を発行させてからカードを渡した。
「エレンにリムよ、今度から俺らの国に入るときは必ずこのカードが必要だ。無くすなよ?こいつがないと簡単に入国できんからな」
「つまり入国書みたいなものか、だが入れるものがないのはどうすればいい?」
「これを首からかけておけ、この中にカードを入れておけば良い事だ。鎧の中にでも入れとけば無くさないだろう?」
パスケースを渡してから、首にかけてから鳥居を潜ったエレンたち。俺は元々大公だからか、すぐに入れたけど。ドームディフェンスモードはまだ解除しない予定だからか、蛍光灯で灯りとしているのが珍しいのか、家を覗いたり俺らの部下たちを見てから俺の屋敷へと上がったらメイドのティッタが出迎えたのだった。
「お帰りなさいませご主人様」
「帰ったぞ、ティッタ。ニールもご苦労」
そうして1階にある机から地図を広げてから、今現在テナルディエ軍がどこまで撤退したのかを地図で示すニール。俺は耳に通信機を付けて誰もいないのに話している姿を見ていたエレンとリムは何をしているんだ?と声をかけようとしたらメイドのティッタが1本指で静かにというジェスチャーをしていた。
「ご主人様の左耳に付けているのは、遠くの者と会話が出来るモノです。あれは我が神国の者ならば誰でも持っています」
「そんなのがあったとは初めて聞いたが、ティグルがどうやって敵がここに来るのもあれで知ったのか?」
「はいその通りでございます。それとここの障壁はただの壁ではございません、あとでご主人様から説明があるでしょう」
通信が終えるとエレンとリムに到着前の戦闘についてを話してから、次の戦についてを考えたのだった。一方撤退をしてからテナルディエ本隊は残った兵達と共に後退をし、戻った斥候の報告に驚いたザイアンだった。
「最初の初撃によって、壁を破壊しようとした兵士達がかなり離れた距離からの狙撃で我が軍は一度後退をしてから再度突撃しようにも、神国の兵達によって弩よりも正確射撃で脳天に射殺をされて行ってから反撃しようにも射殺していく一方。地竜を出したら謎の人型によって簡単に殺されました!」
「バカな!竜だぞ、普通の武器で対抗できるもんではないはずだ!」
「それと我々を追撃した後に援軍としてジスタート軍が来ました!黒竜旗を掲げて追撃してきました!」
「ジスタートだと?バカな。奴らどうやってこんなにも早くここに来れたのだ?ここからは山脈があってそう簡単に来れないはず」
追撃から逃れた兵士達は、皆真っ青で怯えた怪物を見たような感じで神国を恐れていた。ザイアンは兵達を見つめるが、自分が後退をした後の神国の勢いは竜並みに破壊力を持っていた。更に地竜があと二体まで減ってしまったとすれば、奴らは何かしらで地竜を葬ったに違いないと思ったのであった。今回率いてきた兵の半分はディナントの戦いに参加している。敗北の恐怖と不満をなるべく早く取り除きしたかったが、先に蹂躙したのはこちらではなく到着したヴォルンの一声で蹂躙してきた。
「兵の数は?」
「約五千です」
ザイアンは苛立ちを覚えた、ここまで来たときは一万もいて士気も高かったが、硬い壁に壊れない苛立ちとヴォルンが戻ってきた事により神国からの攻撃を喰らい改めてプトレマイオス神国は敵としては最悪な敵だと思った。
「敵の数は?」
「ジスタート軍が来る前は三百程度で、現在ジスタート軍を加えると千三百ほどかと」
たった三百の兵達で一万と竜を殺せる兵器があるとは知らされていないからか、ますます苛ついていたザイアンだった。五千の兵を三つに分けた、第一陣は槍兵と弓兵で二千。後方に、騎士で編成された第二陣、同じく二千と地竜二体。更に後方に本隊の一千と飛竜と火竜。ブリューヌ軍の伝統的な布陣であり、モルザイムのような平原では充分に効果を発揮するはずだと考えたのだった。
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