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時の唄は人生の道

作者:末武克之
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第5話 野球部と演劇部と美術部

 
前書き
今回は二つの部活を勧誘しますよ! 

 
ー勝人ー


俺はリトルバスターズの皆とすごろくをやっていた。
いつもこいつらとバカをやるのは慣れてきた。
理樹「ねぇ、他のメンバーってまだ探すの?」
そう理樹は聞いた。
恭介「そうだな、なら他の部活と合同でやるか?」
そう恭介は言った。
俺は外を見ながら明日の練習の前に監督探しをするかしないか考えていた。


~次の日~


俺は片手にカバンを持ちながら空を見ていた。
勝人「今日はどうするかな」
俺はそう言って夏の試合を考えていた。
アリス「あ!宮沢先輩だ!」
後ろを見るとカータレットが立っていた。
勝人「よう!」

俺はカータレットの頭を撫でた。
シノ「おはようございます宮沢先輩」
そう大宮は言った。
陽子「おっはよう!」
今度は猪熊と小道が来た。
勝人「今日の朝練は全力でやるぞ!」
そう言って俺は走り出した。


~光坂高校のグランド~


俺は練習用の服に着替えてタイヤを押していた。
舞「勝人」
横を見ると舞が立っていた。
勝人「うおおお!」
俺はガチでビビった。
舞「勝人今日の朝の練習は何をするの?」
そう舞は聞いてきた。
勝人「ん~?投球練習するから舞キャッチャーしてくれないか?」
そう俺は舞に言った。
舞「別に構わない」
そう舞は言った。
勝人「よし!舞いくぜ!」
そう俺は舞に言った。
舞は何も言わずに頷いて阿部と同じ体勢でキャッチャーミットを前に出した。
俺は全力でボールを投げた。
舞は上手くボールをキャッチした。
勝人「上手いな!舞!」
そう俺は舞に言った。
舞「そう?」
そう舞は言った。


~3年D組~


俺は50球ストレートを投げ終えて教室で眠っていた。
陽平「よう!宮沢」
そう春原は俺に話し掛けてきた。
勝人「ああ、春原珍しいなこんな時間に来るなんて」
そう俺は言った。
陽平「暇だったからね」
そう春原は言った。
俺は空を見ながら眠りについた。


~昼休み~


俺は財布を片手に持ちながら学食に向かっていた。
理樹「あ!勝人!」
後ろから理樹の声が聞こえた。
俺は振り向くと理樹と一緒に女子が一人立っていた。
勝人「その子は?」
俺は理樹に聞いた。
理樹「同級生の神北小毬さん」
そう理樹は言った。
小毬「はじめましてだよ~」
そう神北は言った。
勝人「ああ、俺は宮沢勝人よろしくな」
そう俺は神北に言った。
小毬「勝人さん?」
そう神北は言った。
勝人「好きに呼んでくれ」
そう俺は神北に言った。
勝人「とりあえず放課後にグランドに来てくれ」
そう俺は神北に言った。
理樹「勝人!今からどこかに行くの?」
そう理樹は聞いてきた。
勝人「ああ、知り合いに会いに行ってくるわ」
そう俺は言った。


~美術部の部室~


勝人「よう!」
俺は扉を開けて中に入った。
?「新入部員確保!」
そう言って美術部の部員が俺にロープとガムテープで俺の体を縛った。
勝人「うおおおい!」
俺はそう叫んだ。
?「あーさん何してるの!」
そう一人の女子部員が言った。
?「あれ?宮沢じゃないか」
そう言ったのは同じクラスの魚住だった。
勝人「おい!誰か早く助けて!」
そう俺は言った。


~5分後~


俺はロープとガムテープを外してもらってようやく自由になれた。
?「ご免なさいね、うちの部長が」
そう女子部員は言った。
?「しかし芦原お前相変わらずだな」
そう俺は1年の時から親友の芦原ちかこに言った。
ちかこ「ごめんな!つい反射的に」
そう芦原は言った。
勝人「いや、反射であれができるのはすごすぎるわ!」
そう俺は芦原に言った。
?「あれ?部長その人誰っすか?」
そう聞いてきたのはたぶんこの部の部員だろう。
ちかこ「この人は宮沢勝人前に美術部の幽霊部員や!」
そう芦原は言った。
?「へー!あ!俺保村って言います」
そう保村は言った。
勝人「ああ、よろしくな」
そう俺は言った。
?「あれ?知らない人が居ますね」
そう言ったのは少し弱そうな感じの男子生徒だった。
保村「宮沢勝人先輩だって幽霊部員の」
そう保村は言った。
?「僕は友兼と言います」
そう友兼は言った。
勝人「よろしくな」
そう俺は友兼に言った。
ちかこ「それより何か用事でもあったの?」
そう芦原は聞いてきた。
勝人「ああ、うちの部活と合併しないか?」
そう俺は芦原に聞いた。
ちかこ「えっ?合併?」
そう芦原は驚いていた。
勝人「ああ、他の部活と合併すれば廃部はなくなるかなって」
そう俺は言った。
ちかこ「でも、」
芦原は後ろの部員を見た。
魚住「気にすんな」
そう魚住は言った。
保村「そうだよ今がずっと続くならそれをやろうぜ!」
そう保村は言った。
友兼「僕もマネージャー程度ならやりますから」
そう友兼は言った。
?「どうする?あーさん」
そう女子部員は聞いた。
ちかこ「うん!決めた合併しようか!」
そう芦原は言った。
?「なら、手続きを生徒会に出せよ」
そう後ろに眼鏡をした女性の先生が立っていた。
ちかこ「あ!殿先生!」
そう芦原は言った。
勝人「あ!笹本先生!」
そう俺は笹本先生見て言った。
笹本「久しぶりだな宮沢が美術部に来てるのは」
そう笹本先生は言った。
勝人「まぁ、あんまり来ませんでしたからね」
そう俺は言った。
ちかこ「それより他の部も誘わんでいいの?」
そう芦原は言った。
勝人「あ!そうだった!」
そう言って俺は美術部を後にした。


~演劇部~


俺は岡崎が演劇部によく行っていると噂で聞いたので旧校舎の三階に向かった。
勝人「失礼します!」
そう言って俺はドアを開けた。
すると岡崎と春原が一人の女子と何か話をしていた。
陽平「あれ?宮沢どうしたの?」
そう春原は聞いてきた。
勝人「ああ、ここの部長に話をしに来たんだ」
そう俺は言った。
?「部長は私ですけど」
そういかにもヒロインみたいな女子生徒が前に出た。
勝人「あんたに話があんだけど単刀直入に言うぞ!野球部と合併しないか?」
そう俺は演劇部の部長に言った。
?「えっ?合併ですか?」
そう女子生徒は聞いた。
勝人「ああ、頼む!部員が増えれば部費も増えるから!」
そう俺は演劇部の部長に言った。
朋也「古河お前の言いたいようにしたらいいんじゃないか?」
そう岡崎は言った。
?「わかりました!受けます!」
そう古河は言った。
勝人「なら、手続きを生徒会に出しに行こうぜ!」
そう俺は言った。
?「はい!」
そう古河は頷いた。


~放課後~


俺はバットを片手に持ちながら素振りをしていた。
隆也「宮沢先輩!」
いきなり阿部が話し掛けてきた。
勝人「ん?何だ」
俺は振り向いた。
隆也「あの、今のメンバーで何回戦まで勝ち上がれますかね」
そう阿部は聞いてきた。
勝人「たぶんだけど甲子園は行けると思うぜ!俺や三橋を上手く使えば」
そう俺は阿部に言った。
ちかこ「あ!宮沢くん!」
後ろから芦原と美術部の部員がやって来た。
?「お待たせしました!」
そう古河と春原と岡崎の3人もやって来た。
恭介「勝人、これお前が全員集めたのか?」
そう恭介は聞いてきた。
勝人「ああ、まぁな」
そう俺は恭介に言った。
真人「それよりよ顧問と監督はどうすんだ?」
そう真人は聞いてきた。
勝人「それが問題なんだよな」
そう俺は言った。
?「お~い!」
後ろを振り向くと理樹達の担任で数学の教師の志賀剛司通称しがと呼んでいる。
勝人「あれ?先生何やってるんすか?」
俺は志賀先生に聞いた。
剛司「いやね、小早川に野球部の顧問になってくれって頼まれてね」
そう先生は言った。
勝人「マジっすか!」
俺は小早川を見た。
ゆたか「私だけなにもしないのは嫌だから」
そうゆたかは言った。
梓「でも先生野球できるんですか?」
そう花井は聞いた。
剛司「安心して知り合いに野球の上手い人がいるから!」
そう志賀先生は言った。
?「ごめんなさいね!遅れちゃった」
そう言ってグランドに入ってきたのは胸のでかい女性だった。
勝人「この人が監督ですか?」
俺は志賀先生に聞いた。
剛司「ああ、すごく上手いし練習メニューも完璧に作ってくれるよ!」
そう志賀先生は言った。
まりあ「はじめまして監督やらせてもらいます!百枝まりあです!」
そう百枝さんは言った。
恭介「俺は棗恭介です」
そう言って恭介は左手を差し出した。
まりあ「棗くんは野球経験はない?」
そう百枝さんは聞いた。
恭介「はい!始めたばかりですから」
そう恭介は言った。
まりあ「そう!なら、明日からビシビシ鍛えるけど皆覚悟してね!」
そう百枝さんは言った。
つまり明日から地獄の練習が始まるわけだ。
そう考えながら俺は服を着替えに部室に向かった。



続く 
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