戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第七話 安東中佐!相撲ごっつあんです!!その一
戦え!!正義の戦士ジャスティスカイザー
第七話 安東中佐!相撲ごっつあんです!!
ジャスティスカイザーの不人気は止まることを知らない有様だった、アルゼンチンのある神父が子供達にこんなことを言っていた。
「あの二人は悪魔です」
「人間じゃないんですね」
「悪魔なんですね」
「そうです」
キリスト教の究極の悪だというのだ。
「神に反する邪悪な存在です」
「卑怯なことばかりするからですか?」
「卑劣なことばかりするからですよね」
子供達もわかっていた。
「何か女の人も水着とかばかり言ってますし」
「自分のことしか言わないからですよね」
「それで正々堂々と戦う日帝衆の人を汚いやり方で倒して」
「しかも正義は勝つとか言うからですよね」
「物凄く悪い奴だからですよね」
「あいつ等悪魔なんですね」
「そうです」
まさにその通りだとだ、神父は子供達に言うのだった。
「貴方達はああなってはいけません」
「あんな卑怯な奴等にはですね」
「悪魔には」
「そうです、悪魔とは何か」
そうした話にもなるのだった。
「ああした卑怯卑劣な者達を言うのです」
「悪魔はやっつけないといけないですよね」
「絶対に」
「悪い奴は許したらいけない」
「神父様そう仰ってますよね」
「そうです、悪は許してはならず」
絶対に、と答える神父だった。
「正さねばなりません」
「わかりました、僕達強くなります」
「悪魔にやっつけられない様になります」
「そしてジャスティスカイザーをやっつけてやります」
「あんな悪い奴等許さないです」
「僕達がやっつけてやります」
悪い奴等を許すな、子供達は正義に目覚めた。しかし神父はその子供達に対してこうしたことも話した。
「しかしです」
「しかし?」
「しかしっていいますと」
「悪は正さねばならないですが」
それでもだというのだ。
「しかし命を奪うことはです」
「してはならないんですね」
「絶対に」
「そうです」
何があっても、というのだ。
「それは」
「じゃあ懲らしめるだけですね」
「どんな悪い奴でも」
「その心を正す」
「そうしないと駄目なんですね」
「そうです、日帝衆の方々がそうですね」
ジャスティスカイザーと戦うこの作品の敵役である彼等がそうだからというのだ。尚この作品の主役はあくまでジャスティスカイザーであり日帝衆は敵である。
「清く正しく美しく」
「暴力教師やいじめで人を死なせた奴とか以外はですね」
「決して命を奪わない」
「だからですね」
「流石にそうした輩は地獄に送るしかありません」
暴力教師やいじめ、虐待で人を死なせた様な輩はだ。
「人には外道もいます」
「外道は別として」
「ジャスティスカイザーみたいな連中でもですか」
「あの者達は確かに悪魔です」
今や世界一の嫌われ者となっている。
「しかしいじめ等はしていません」
「だからですか」
「殺してはならないんですね」
「そうです、そして裁くのは日帝衆と裁判官、お巡りさん達です」
もっと言えば裁判所であるが神父さんはここは難しくなるので省いた。
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