Supernatural power
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第2話 己が妖力
前書き
どうも!作者です!
最近第21話を書いているんですがなかなか…千文字書いて五百消すと言う一進一退を繰り広げております。
なんかいい案ないかなぁ。
あー…そうか…俺、永遠亭に住んでんだなぁ。
あーなんもない殺風景な部屋に1人…ではなかった。
なんで俺の部屋に鈴仙がいるんだ…。
っても椅子に座ってベットに突っ伏す感じで熟睡している。
寒そうだから毛布かけといた。
あー寒いな…やっぱ時期が時期だからかなぁ。
外は紅葉も過ぎ茶色が目立つ…なかなかこの茶色は好きだなぁ。
「う…ん…はぇ?此処はどこですか?」
「おはよう鈴仙…ここは俺の部屋だよ?なんでいたの?」
「はい?私は自分の部屋で寝たはずですが…まさか…てゐー!」
「プハッ!見つかった!逃げろー!」
「待ちなさい!」
朝っぱらからやかましい奴らだなぁ。
「あら、起きてたの?いや、起こされたのかしら?」
「永琳か?起きてたよ…朝からあいつらが元気だなぁと思ってただけだが」
「そう…そう言えばあなたこれから何するの?」
「何って…修行?」
「修行?強くなりたいの?」
「いや…蓬莱の薬を飲んでから体に変な力が湧いてくる感じなんだ」
「へぇ…多分それは妖力ね」
「俺妖怪じゃねぇよ!」
「人でもないでしょう?」
「俺は人間辞めたつもりはないぜ」
「事実は違うけどね」
俺泣きたいぜ。
「妖力ってなんかでるの?」
「あなたはもともと能力を持ってるの?」
「うん、力と圧を操作できる能力」
「力と圧を操る程度の能力ね」
「妖力でも能力って出せるの?」
「あなたのもともとの能力と妖力を使った能力…2つを使えるようになるかもしれないわね」
へえ…何か使えるようになったかな?
「ちょっと外行ってくるよ」
はぁ…寒いなぁ…。
妖力を使うかー…どんな感じですればいいんだろう…妖力を籠める…………。
「ブハーッ!!!」
し…死ぬかと思った。
「ただ息止めてただけじゃない」
「永琳か…だってどうすりゃいいかわかんねぇもん」
「妖力を籠めながら瞑想でもしてみたら?」
「それはいい考えだ」
俺は座り込んで妖力を籠める。
「なにもこんなところでしなくてもいいのに…」
俺の能力…火を操る俺…水を操る俺…雷を操る俺…地を操る俺…風を操る俺…違う…そうか…。
「終わったの?」
「自然に存在するものを操る能力か…生物は…無理だな」
「へぇ…凄くハイスペックな能力ね」
「そうだなぁ…なんかめちゃくちゃ強くなった気がする」
「スペルカードでも作ってみたら?」
「スペルカード?」
「スペルカードって言うのはね非殺の弾幕勝負に使うものよ、人間と妖怪が勝負しやすくする。妖怪が異変を起こしやすく、それを人間が解決しやすくする。ルールはあいてを戦闘不能にする…たまに美しさとかで競ったりすることもあるわよ?最初に相手と自分、同じ数のスペルカードを使って先に切れた方も負けって言う幻想郷の決闘ルールよ」
「へぇーじゃあ作ってみるかな」
俺は部屋へと向かおうとする。
「鈴仙?誰だそれ?」
「てゐよ…私が部屋で寝てるのにてゐが私を四季夜さんの部屋に寝かせた犯人よ」
「そうか…がんばれ」
今度こそ部屋に戻ってスペルカード作成をするか。
ふぅーむ…なににしようかな…硯と筆…紙はもらってるけど書くことないね。
まぁ非殺のルールがあるのはありがたいけど。
チュン…チュンチュン…。
「ん?朝か…あのまま寝たみたいだな…」
まぁいいか…6枚もらって3枚は完成してるし。
「へっくしっ!!!寒い」
ドゴーーーーンンンンッッッ!!!!
「なんだ?!」
俺は急いで部屋を出て永琳の元へ向かう。
「永琳!何があったんだ!?」
「あら?起きたのね?いつものことよ」
「は?いつもの…」
「姫様の喧嘩よ」
俺は永琳と表へ出る。
「蓬莱 凱風快晴 フジヤマヴォルケイノ!!」
長く白い髪の女の子と黒髪の女の子が割とマジな殺し合いしてた。
「神宝 ブリリアントドラゴンバレッタ!!!」
ちっこっちに流れ弾が大量に飛んでくるな…。
「力操 無力と有力の違い」
すると一定の区間に入った流れ弾の弾幕が止まった瞬間戦ってる2人に向けて飛んで行った。
「何をしたの?」
「こっちに向かってくる弾幕の推進力を奪い撃ってきた相手の方向へ推進力を発生させただけ、ちなみに追尾式」
説明し終わった瞬間違う方向から飛んできた自分達の弾幕の方向へと2人が顔を向ける。
蓬莱山輝夜と藤原妹紅の視線の先は俺。
「ドッタンバッタンうるさいんだけど?他でやってくれない?」
「私たちの邪魔を」「しないでくれないかしら?」
そういいながら俺に大量の弾幕を向ける。
「然符 大自然の牙と大自然の守り」
すると俺の目の前に地の壁が出来上がり相手には火、水、雷、風、岩、氷、などの様々な属性の弾幕が飛ぶ。
壁が弾幕を相殺し相手に弾幕が殺到する。
「ほら周りの兎も怖がってるしやめてくれないかな?」
「てめぇー…燃やしてやる」
「私の邪魔をしないで!!」
「まだやる気満々ですか…」
こっちの持ち札は残り1枚…うーん厳しい…。
左からは炎の波が…右からは虹色の弾幕か…最後の符は使いたくないんだけどなぁ。
ほんとに無力化するためのスペカだし…まぁ…ここまできたらしゃーないか…。
「重符…地を沈めて世は重圧の世界」
その瞬間その2人の弾幕も2人も地に伏して動けなくなった。
地面にあたった弾幕は弾けて爆発する。
「まだやる?」
「ちっくしょう…お前…何者だ…」
「最近永遠亭で居候してる凪離四季夜っ言うんだけど」
「あなただったのね…」
「君が藤原妹紅とそっちが蓬莱山輝夜だよね?」
「ちっ」
「そうよ…」
「喧嘩はよそでやってくれないかな?」
「なんでお前に決められなきゃなんねぇんだよ」
「潰されたい?」
「は?」
「え?」
「このスペカはね…力を込めて腕を下げればどんどん重圧が強くなっていんだよ」
「なっ…グゥ…」
「カハッ…う…」
「どうする?」
「わ…か…った」
「わか…っ…た…わよ」
「ならよし!」
俺はスペカの能力を解いた。
「こうも早くスペカを使いこなすなんてね…それに姫様の喧嘩を止めたのはあなたが初めてよ?」
「そうなの?ま、いいや…一件落着!」
「あの野郎…次は絶対」
「負けないわよ」
なんやかんやで仲いいんじゃないだろうかと内心微笑んでいた永琳であった。
「はぁ…つかれた」
スペカ3枚とも使っちゃったなぁ…もう3枚も作るかなぁ。
そう思いながら机に突っ伏すおれだった。
1ヶ月後
「永琳俺ちょっと旅出てくるわ」
「急にどうしたの?」
「ちょっと色々見て回りたくなってね」
「そう…ま、行って来なさい。たまに顔見せなさいよ?」
「ま、たまには帰ってくるさ」
「じゃあ行ってらっしゃい」
「おう!ありがとな!」
俺は特に持つものはなかったので刀を腰に差して迷いの竹林を歩く。
「あ!四季夜!どっか行くの?」
「あぁてゐか、罠にははまらんぞ!ま、鈴仙をいじめるのは程々にな」
「えぇー!あの反応が楽しいのに!」
かわいそうに鈴仙…骨は拾ってやるよ。
さてと!行くかなぁ…。
俺は当てもなくフヨフヨ空を飛んでいた。
「最初はやっぱ妖怪の山…いや白玉楼かな?いや…風見幽香にも会いたいし…どこ行こうかなぁ」
!?!?
ガキンッッ!
「あんたか…」
「いきなり斬りつけるなんて酷いじゃない」
「後ろでそんなでっかい妖気発生させられたら誰だって警戒するぞ」
「にしても大分最初と動きが変わったわね」
「まぁ鍛錬もしたしな…それより何の用だ?」
「最近不死人となったそうじゃない?」
「それがどうした?」
「あなたはおそらく今は相当強くなってる…私を倒せるかは別として」
「それがどうした?」
「あなたに頼みがあるのよ」
「絶対ろくなことないから却下だ」
「あなたが解放したルーミアを封印し直してあげたのは私よ?」
「でも俺の重力で動けなくなってただろ?俺も協力してるじゃん」
「とにかく本題はあなたに吸血鬼の館で少しの間働いて欲しいのよ」
「却下だ…俺は旅がしたい」
「不死人だったらいつでもできるじゃない?」
「だいたい何故俺が吸血鬼の館で働かにゃならんのだ」
「あなたしかいないのよ」
「却下だ」
「なら無理やり連れて行くわよ?」
「なら?殺し合いする?」
お互い妖力を全開にして睨み合う。
力は…俺が若干下か…勝つなら運だな…勝てるか勝てないかは…フィフティーフィフティーってとこか…おそらく運で左右するか…運に賭けても負けりゃ意識ないうちになにされるかわかんねぇし…。
「はぁ…わかった…今回だけだがな!」
「じゃあ今すぐ行くわよ」
だからって足元に隙間開かなくてもいいじゃん…。
「ここか?」
「そうよ」
「具体的には何すればいい?」
………
「おい…っていねえし門番爆睡中だしなにこれどぉすりゃいいの?」
とりあえず妖力向けてみるか。
「!?敵襲ですか?!」
起きた。
「あー門番?俺ここで就職希望なんだけど…俺がしたいんじゃないけどな!」
「そうなんですか?じゃあどうぞお入りください」
はぁ…めんどくさい。
俺はひときわ大きい扉の前にいた。
コンコン…。
「入りなさい」
女の声か?どんな奴だろうな。
ガチャ…バタン…。
結果で言おう…幼女がいた…ん?俺はロリかって?んなわけないだろうが。
「入りなさい」
「はいはい…んで?何の用?」
「あなたがあの隙間妖怪が連れきた子?」
「連れて来させられたんだけどなぁ」
「そう…私はこの紅魔館の主レミリアそしてあなたにはこの館の執事をしてもらいたい」
「俺は凪離四季夜んで執事ね、わかったー」
「いいの!?そんなあっさりで!」
「じゃあ断った方が良かった?」
「はぁ…もういいわ…美鈴…服を着替えさせて」
なんと言うか…吸血鬼まで幼女とか…どうかしてるぜ!!
「あのー四季夜さん」
「うん?」
「四季夜さん家事とかできるんですか?」
「ま、一応できるぞ?一通りは」
「そうですか。あ、ここですこの中に執事服があるのであとここはあなたの休憩室でもあるので、では私は門番に戻りますね」
「おう!せんきゅー」
さぁって中は…ここまで真っ赤だと目がおかしくなりそうだな…。
執事服はっと…サイズぴったりかよ…。
俺は着替えて腰に刀を差しレミリアのとこへと向かった。
コンコン…。
「入りなさい」
「失礼します!」
「あら?変なスイッチでも入ったの?」
「一応執事なら執事らしくしとこうかなと」
「そう…ま、いいわ…ふぁ…私は寝るわ」
「そうか、なら俺は館の奴らに挨拶だな」
「言っとくけどあなたが執事長…妖精メイドとかいるけどそれの総責任者だからうまく統率なさいよ。あと地下室には絶対に近寄らぬこと」
「わかりました、お嬢様」
「じゃ、おやすみ」
「はい、おやすみなさいませ」
ガチャ…バタン…
「早速面白そうなもの発見だな…地下室か」
ん?子供?メイド服着てるけど…。
「えーっとそこの女の子ー」
「はい…あなたは誰ですか?」
「おれは今日付けで執事長なんだけど」
「失礼いたしました。私は十六夜咲夜です」
あ、なんか面影あると思ったら咲夜さんでしたか…。
「あーいいよいいよんなかたっ苦しい、俺は凪離四季夜んで咲夜、地下室ってどこにあるか分かる?」
「はい…知ってはいますが立ち入りは禁止になってるはずです」
「ちょっくら様子を見にいかねぇ?」
「いけませんよ!お嬢様の言いつけは守らないと!」
「大丈夫だろ…ばれなきゃ」
「でも…」
「きになるだろう?」
「ちょっとだけですよ…」
勝った♪
そういや図書館はパチュリーと小悪魔がいるのか。
「じゃあ行くか!」
ついたけど何もねぇなぁ…。
「ちょっと不気味ですね…」
「ま、しゃーねーさ」
うん?この部屋…なんかいるのか?
「咲夜…下がってろよ?」
「は…はい…」
ガチャ…
「誰?」
「ん?俺は凪離四季夜ってんだけど…なんでこんなところに?」
「私はフランドールここから出られないの…ねぇ四季夜…私とアソボウヨ…」
その瞬間俺は咲夜を抱えて扉の外へ飛び出た。
ボゴーーーーンッッッッ…。
「あぶねぇな…」
「四季夜さん!」
「大丈夫だ!咲夜は俺の後ろから絶対に出るな!こいつは…正直普通じゃない」
「アハハハ!コワレチャエ」
「ちっ!重符!地を沈めて世は重圧の世界!」
「アハッ…ギュッとしてドカーン」
「グッ!」
「四季夜さん!左腕が」
たしかありとあらゆるものを破壊する能力だったか…。
「禁忌レーヴァテイン」
マズっ!
俺はとっさに腰の刀を抜いてそのまま振り抜く。
ガキーーッッッ…
「草薙の剣で良かった…」
ギィーンギィーンガキッピシッッ…
「ピシ?」
ピキーンッッ…。
「嘘だろ!」
俺はそのままフランドールを蹴飛ばした。
「咲夜!お前は逃げろ!」
「う…動けないです……」
咲夜は腰を抜かしていた。
ちっ…どうするか…。
「イタイ…アハッ禁忌フォーオブアカインド!」
この状態で4人も増えるか…厳しいな…刀は中程から折れている…スペカは残り5枚…スペカしかねぇか…。
「縛符!重力の地獄門!ブラックホール!」
…飲み込めたのは2人か…。
「然符!大自然の牙と大自然の守り!」
俺は咲夜を抱えて逃走を図るが行き止まりにあたった。
「…四季夜さん…もう…」
「大丈夫だ…これで最後…お前は絶対にでるな…この技食らうと塵になるぞ」
「アハハハ…これで…オワリダネ」
「秘弾…そして誰もいなくなるか?」
「砕符…全てを破壊せし鬼哭門」
俺の目の前から門が現れ門の中から真っ黒なレーザーを出した。
ボゴーーーーンッッッッガガガガガガッッ………。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…咲夜…大丈夫か?」
「は…はい…はぁ…大丈夫…です」
フランドールは前の方で瓦礫の山の上で倒れていた。
「なんとか…勝ったのか?」
「みたい…ですね…」
「流石に…強すぎだろ…」
バタバタバタ!
「何事なの!!」
「レミィ!大丈夫なの?」
「怖いです…」
レミリアとパチュリーと小悪魔が走ってきた。
「四季夜…フランを倒したの?」
「なんと…か…」
俺の視界は徐々に暗くなっていき最後真っ暗になった。
後書き
いやーバトルなんてうまく書けてるかわからないですが…。
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