DQ5 最強に非力なだけの平凡な男だが、何故かDQ5の世界に転生した。泣く。
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ショタコンホイホイ☆幼少期
1.可愛いショタっ子(ただし外見に限る!)
こんにちはっ!リュカだよ!
……すまん冗談。なんでもない。忘れろ。
はい、そんなこんなで6年後。
もちろん母さんは原作通り紫の「おーっほっほ」さんに攫われました。
そしてもちろん父さんも召使いのサンチョと俺を連れて旅に出ました。
何で俺まで連れて行くんだろうね。俺新生児だったんだから置いていけよな。
そういうわけで、俺ももう6歳。
THE☆猫被りで毎日を生きている。
中学3年間演劇部だった俺の演技力をなめるな!
いや、だって今世の俺めっちゃくちゃ可愛いんだもん!しかもショタだよショタ、ショタコンホイホイだよ!
やっぱ中身も可愛い男の子演じないと!
「……おおリュカ、起きたのか」
「あ、うん、お父さん!おはよう!」
「おはよう」
あ、この人はパパス。産まれた時に見たマッチョの人。
今世での俺の父親だ。
「リュカ、今日でこの船ともお別れだ。船員の方に挨拶をして来なさい」
「分かった!行ってくるねっ!」
「ああ……おっと、危ないから走るなよ」
「はぁい!」
元気にお返事する俺。
うん、元気っ子元気っ子。
「お、リュカじゃねえか。そんなに急いでどうした?」
おっと、第一船員発見。
よし、必殺奥義・THE☆猫被り!
「あっ、船員さん!あのね、今日で船員さんたちとさよならだからご挨拶してるんです!」
「おー、そういえばそうだったな。今日でリュカともお別れかー」
「はい……その、僕たちをお家まで届けてくれてありがとうございましたっ!」
少し寂しそうな表情からショタスマイルへ!
このコンボは最強だよね!ハートにクリティカルヒットだよね!!
「どういたしまして!俺らがいなくなっても泣くんじゃねえぞ、男なんだからな!」
「なっ、泣かないもん!」
「ハハハ、そうだな!お前も親父さんを見習って強くなれよ!……あとこれ、親父さんには内緒だぞ?」
そう言われ手に握らされたのは、イチゴ味の飴玉。
っしゃあ!俺イチゴ大好きなんだよね!前世から揺らいでないぞ!
「えっ、いいんですか!?」
「ああ、記念にもらってくれや!こんなのしかなくてすまねえな」
「ううん!ありがとうございます!」
ありがとな船員!お礼に俺の可愛い全力ショタスマイルを見せてやるよ!
そんな感じで船員全員に挨拶をすましていると、船長が「ビスタに着いたぞー!」と叫んだ。
それを(うるせえなクソ……)とか内心悪態つきつつ父さんに知らせる。
「お父さん!船が着いたって!」
「おお、そうか。荷造りは出来てるな?」
「うんっ!」
昨日の夜に済ませといたぜ!
こんな気が利く6歳なかなかいないぜ!?さあ褒めろ!
「そうか、では行こう。2年ぶりの故郷だ」
褒めてもらえませんでした。ショボンヌ。
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