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千年の魂 〜Episode of Lincoln〜

作者:風雅 迅
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Special episode NO.1 クレイジーティーチャーリンカーン
  第六話 《主役は俺で決まりだHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA》

 
前書き
文化祭の出し物は、学校全体演劇【ロミアとジュリオット】に決定
そして、、、主役は、、、、、、

 

 
リンカーン「俺、全然関係ねぇじぁねぇかあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」

リンカーンは、ヴィクトリアに向かって突っ込みを入れる、しかしまわりのクラスメイト達は、みんな、大賛成のようだ

リンカーン「なんでそうなるんだ⁉︎一つも俺と接点ねぇぞ!お前ら本当クレイジーか⁉︎」

すると何故かヴィクトリアは驚いた顔をして

ヴィクトリア「何故そんなことまで分かるの、、、、」

そのあとヴィクトリアは少し溜めてから言った

ヴィクトリア「分かったわ、あなたには、私と同じ主役の座を与えましょう」

リンカーンは、一瞬でヴィクトリアの考えていることを理解した

リンカーン「ぜってぇお前が俺とやりてぇだけだろ、ロミジュリだぞ‼︎ぜってぇやだぞ‼︎てめぇとイチャコラの演技するなんて‼︎」

するとヴィクトリアは、悲しそうな顔をして、涙をこらえるようにしてリンカーンの顔をしっかり見て言った

ヴィクトリア「そんなに、私が嫌いなの、、、、」

ヴィクトリアは、今にも泣きそうである
リンカーンは、突然のヴィクトリアの変わりように戸惑っている

リンカーン「いっいやっ嫌いとかそんなんじゃなくてだな」

ヴィクトリアは、声を荒げる

ヴィクトリア「そんな、曖昧なこと言わないで‼︎どっちなの好きなの嫌いなの⁉︎」

リンカーン『なんなんだ、こいつは⁉︎昨日からっいや、前からおかしいけど、特に昨日からはようすがおかしいぞ‼︎』

リンカーンは、心の中で原因を探るが全く検討がつかない
嫌いと言えば、場の空気は最悪になるだろう、しかし、好きといった場合、これもまた変な空気になってしまう
ヴィクトリアは、かなり強めに言った

ヴィクトリア「どっちなの‼︎⁉︎⁇」

リンカーンは、反射するようについ答えてしまった
リンカーンも以前ならこんな答えは、出さなかっただろう
しかし、今のリンカーンには、無意識のうちに誰かを悲しまないようにしようという気持ちが不思議と出来上がっていた

リンカーン「そらっ好きだよ、、、」

リンカーンは、顔を赤くする
それを聞いたヴィクトリアも頬を染め泣きながら微笑む
リンカーンは、『なんじゃこれ』とただただ思っていた
まわりは、とてつもなく楽しそうだが

「ヒューヒュー!!」
「羨ましいぞ〜!」
「お幸せに〜!」

リンカーンは、違和感に気づく
何故か、投げかけられる言葉が、まるで出来たてカップルに言うようなセリフである
リンカーンは、まさかと思い叫ぶ

リンカーン「おい待て!これは、そんなんじゃなくてだな‼︎」

そう、リンカーンは、鈍感なため気づけなかったが、先程の《好きor嫌い》は彼女なりの告白だったのだろう
ヴィクトリアはリンカーンち飛びつく、もちろん教室で

リンカーン「うぎょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお‼︎‼︎‼︎どおしてこおなあったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ‼︎‼︎‼︎‼︎」


リンカーンたち生徒が騒ぐ中、教師でありながら《ステップ》を読んでいた火豪は、ため息をつきながら、教卓に《ステップ》をおき
外を眺めてつぶやいた

火豪「青春だねぇ、、、」

するとある物が目に入った
反対側の校舎から夜神が笑顔で手を振っている
火豪も手を振って返そうとしたが、異変に気付く
夜神からものすごい殺気を感じるのだ

火豪が、『夜神の奴どうしたんだ』と思っていると
夜神が手を色々な方向に伸ばしたり曲げたりしている
あれは恐らく、この学校の教師のみが知る《サイレント・ザ・マジック》無駄にスタイリッシュだが、ようは、ただの手話のようなものだ

夜神〈授業サボって《ステップ》読んでましたね、後で懲罰牢(校長室)に来てくださいね〉

火豪は、これを見た瞬間自分の身体が節々まで縮こまるのを感じたのだった

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

校長室前

夜神に呼び出された火豪は、どうせまた《背負い投げ》を食らわされるのだろうと思いながら
1ミリの反省もなく次は、どうやって《ステップ》を読むかを考えていた

火豪『はぁ、まさか見られてるとはな、今度からは見つからねぇように工夫しねぇとな』

すると、部屋の中から、夜神の声がした

夜神「火豪とあろう者が怯えているのですか?早く入って来なさい糞やろう」

火豪は、今日に何度目かもわからないため息をついた

火豪『糞やろうって、、、ぜってぇ怒ってんだろこれ』

そう思いながら火豪は、懲罰牢(校長室)の扉を開ける

ガラッ
バキュウゥゥン‼︎‼︎‼︎

扉を開けた瞬間火豪の顔の横5ミリを銃弾が通過した、夜神の能力(ちから)を帯びていた為、弾の速さはマッハを超える
火豪は、たちまち固まってしまう

夜神「反省の色が伺えませんね」

火豪は、慌てて首を振って、善意を現そうとする
そんな、火豪に夜神が追撃を加える

バキュウゥゥン‼︎‼︎

次は耳だと言わんばかりに今回の弾は火豪の髪を少し持って行った

夜神「大体、あなたは何故私がこんなに怒っているか知っているのですか?」

火豪は今更何をと思いながら、自分が思う夜神が怒っている理由を言う

火豪「俺が、授業中に《ステップ》読んでたからじゃねぇの?」

夜神は、ため息ををついて銃弾を打った、いや、今度は、投げた

カッ‼︎

夜神の投げた弾は、火豪の目の前で、空気との間に産まれる熱で消滅した
火豪は、一瞬死をも覚悟した

火豪「あんたが、こんなに怒んのもめずらしいな、一体俺が何をしたんだ?以前俺が、《ステップ》読んでた時は『後で、会議の時に読むので貸してください』とか言ってたのに、、、」

夜神は、また、銃弾を投げようとした
火豪は、次は、当てられると思い、炎の鎧で守りを固めた
もっとも、いくら守りを固めても当たれば致命傷は免れれないだろうが
夜神が、弾を投げようと振りかぶり弾を持つ、右の手のひらが光だした

火豪『ちくしょー‼︎』
?「おいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
何やってんの夜神さん‼︎‼︎‼︎学校なくなっちゃうから‼︎」

夜神は、振りかぶった腕を下ろして行った

夜神「なんだてめぇか、、、」

?は、たまらずツッコミを入れる

?「いやっなんか俺だけ、扱い雑じゃねぇ⁉︎しかも、夜神さん喋り方が変わってますよ‼︎」

夜神は、納得のいかなそうな顔で《?》にいった

夜神「まぁいいですよ、怒って無意味ですし、あなたは、いてもいなくても変わりませんから」

?は、心にグサリと何かが刺さるのを感じたが、それに気づけば鬱になりそうだったので気づかないことにした

火豪「それはそうと《?》お前がなんでここにいるんだ?」

?は、キレ良くツッコミを入れる、

?「名前、知ってんだろぅが‼︎名前で呼びやがれこの野郎‼︎」

どうやらこの《?》影が薄くて名前をなかなか覚えてもらえないらしい、そして、歳の上下関係に非常に忠実で夜神には敬語、火豪にはため口という風に時と場合と相手によって使い分けることができる
ちなみに、顔は、ブサイクではないがイケメンではない、普通といえば違うが、それ以下でもそれ以上でもない。
髪型は、特にいじらずにストレートな髪を12cmほどの長さまで伸ばしていて長いとも短いとも言えない
要するに、なんかふわふわしてる感じなのでこいつの名前は
《付和雷蔵(ふわ らいぞう)》だ

?「いやっ!違ぇから‼︎俺の名前そんなにふわふわしてねぇから‼︎付和雷蔵って四字熟語の付和雷同いじっただけだろ‼︎俺は、ちゃんと自分の意思で動いてるっつーの‼︎分かったかナレーション‼︎」

そう、この男にも使えるのだ、ツッコミを極めし者だけが使える奇跡のナイトスキル《ゴッドフィード(God Feed)》が

?「いやっ!そんなナイトスキルしらねぇから‼︎神の突っ込みとか言われても1ミリも嬉しくねぇからな‼︎つか!自己紹介の時間下さい‼︎ナレーションさん‼︎」

ナレーションは布団の準備をしてから答えた

奏真「寝るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎
、、、、、、、、、、、もうわかったよ、さっさと自己紹介すりゃ良いんだろ、夜神さんと火豪も聞いてて下さいよ‼︎
ゴホン、では、改めまして
俺の名前は、真那鵺 奏真(まなや そうま)です!別に突っ込みが得意な訳でも好きなわけでもありません‼︎以上‼︎」

奏真が恐る恐る、夜神たちのいる後ろを見る、と

Zzz....

奏真「だろうと思ったけど‼︎‼︎‼︎」

奏真の突っ込みの声で火豪と夜神は、眠りの世界からカムバックした

?「相変わらず元気な奴らだな、、、」

またまた、校長室に人が入って来た
今度は、痛んだ黒のマントを着け、顔には、黒の眼帯その後ろには痛々しい傷後がある男が入ってきた
この男の背は、190cmほどありかなりの長身だ、しかし身体はがっちりしていて、バランス的な違和感を感じさせない、そして、この男の最大の特徴は、、、

?「どうしたんだ、固まって暴れてたんだろ?俺も混ぜてくれよ」

?は、悪に満ちた笑顔を浮かべた

ドゴオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオン‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

そう、喧嘩っ早いのだ、、、

ドゴン‼︎バキン‼︎

火豪「やめろおぉぉぉぉ‼︎お前が暴れたら学校本当になくなるぞ‼︎」
奏真「ぐはぁっ!」
鵞卯楼「鵞卯楼 醒詩郎(がうろ せいしろう)さまのお通りじゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」

もう、校長室は、暴れる一人の獣によって埃が舞い上がりほぼ半壊状態になっている
夜神は、渾身の怒りを込めて言った。そこまで、大きくはない声で

夜神「黙れ」

普通騒いでいたら聞こえない音の大きさだったが、夜神の殺気が、全員を一瞬で静まりかえらせた
そして、夜神が真面目な顔で言う

夜神「今日ここに、あなたたちを集めたのは、他でもありません、戦争の為です。生徒を守るための」 
 

 
後書き
To be continued...

新たに現れた夜神の仲間、奏真と鵞卯楼
そして、夜神の言う《生徒を守るための戦争》とは一体何なのか

次回、第七話 《人生は、決断の連続だって誰か言ってたぜHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA》 
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