旧エクリプス(魔法少女リリカルなのは編)
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序章
介入準備
第04話 第68管理世界
■新暦40年 1月 1日
ハルケギニア(ゼロの使い魔)の世界が68番目の管理世界に認められる。
新暦40年 4月 1日 次元の狭間 次元航行部隊 本部(本局) 無限書庫
Side プロト
ここは、次元航行艦船を駆って多くの次元世界を行き来し、場合によっては直接事件に介入する部署。本部は次元の狭間にあり、本局とも呼ばれる。無限書庫もここにある。
プロトやバイオロイド達、クローン達の多数は、次元管理局に正式に入局したのだ。
各々がハルケギニア式とミッドチルダ式の魔法を取得している。またクローンの一部は虚無の使い魔を3種兼ねている。
一つ目はガンダール。ヴあらゆる武器や兵器を自在に扱える使い魔。証のルーンが左手に刻まれることから "神の左手" と呼ばれる。また "神の盾" とも呼ばれるが、これは虚無を発動させる為に長い詠唱を行う間、無防備になる主を守ることがガンダールヴの役割だからである。
二つ目はヴィンダールヴ。あらゆる幻獣を操る使い魔。証のルーンが右手に刻まれることから "神の右手" と呼ばれる。幻獣を操って移動手段としていたことから "神の笛" とも呼ばれる。
三つ目はミョズニトニルン。あらゆる魔道具を扱える使い魔。証のルーンが額に刻まれることから "神の頭脳" と呼ばれる。知識と様々な魔道具を駆使して主を勝利に導くことから "神の本" とも呼ばれる。
本来、虚無の使い魔は主の相性を元にランダムに召喚されるが、ルーンを書き換えて特定の個人を呼び出す事に成功したのだ。この事によって未知の武器や魔道具の使用法を解析し、技術の取得に役立てるのだ。
因みに次元管理局の地上部隊や遺跡の発掘調査などへも多くの人員を派遣する事が出来た。
プロトは思う、やっと表立って調査が出来る。何しろ無限書庫の調査は、重要度が高い。60以上の管理世界のありとあらゆる文献がここに集めてあるのだ。おまけに整理されていない。プロト達は整理名目に此処へ配属されているのだ。
全員が装着型の量子電導脳を装備している。これで瞬間記憶が可能であり、本1冊を電子化するのに、10秒と掛からない。現在、無限書庫には100人体制で配置されており、プロトの指揮の元に作業に従事している。
Sideout
新暦40年 4月 1日 ゼロの使い魔の世界 オーストラリア 異次元総合研究所
Side マザー
「光輝、魔法少女リリカルなのはの世界からの情報量が多すぎて処理が間に合いません。」
「今、グランド・マザー・コンピュータを新設し試験運用中だ。後1週間待って欲しい。それまでは単純作業を行っているアンドロイド達の空きリソースを並列化して、対応してくれ。グランド・マザーが稼動すれば、1基で今の1万倍の処理能力になる。無限書庫の技術を応用して、無限に拡張出来る。」
「了解。それで光輝、ゼロの使い魔の世界を次元管理局の管轄にしたのは、どういう理由。」
「それは次元管理局の負担を重くさせる為だ。お陰で次元管理局に多数の人員を送り込めた。後は上層部の不正を暴けば、晴れて独立出来る。次元管理局の上層部は、犠牲を厭わない。既に上層部の回線にバイパスを設けて、常に監視状態にある。
それとロストロギアを回収するのにも、次元管理局の管轄の方が良い。正式に渡航の許可を得ているので、遺跡調査に人員を派遣出来る。後は次元管理局に内密でロストロギアを回収する。」
Sideout
その後、グランドマザーコンピュータが稼動して、無限書庫の電子化が行われていった。しかし、全部を電子化するのに10年の歳月を要した。
後書き
原作開始まで、25年です。
インターネット・カフェで投稿しています。
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