ハチャメチャな青鬼
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第2週目
第6話
前書き
さぁ、前回全滅した主人公達・・・。
どうなるでしょう!
ルイスSide
ルイスは、館に入ってからまず左に行ってみた。
その先では、廊下がL字型に曲がっていた。
そのまま進むと、突き当たりの部屋、曇りガラスの扉の部屋で。
ヌッと、何かが曇りガラスの奥を通り過ぎるのをルイスは見た。
「青鬼か。まぁ今はほっとくか」
そう言うと、突き当たりの部屋の少し手前にある部屋にルイスは入った。
そこにあったのは、便器や棚。
「・・・トイレか。ロクなもんがあるとは思えんがな」
言いつつ、探索を始めた。
泰斗Side
ルイスがトイレを漁り始めた頃、泰斗は、再び図書室の鍵を取って、図書室に帰ってきていた。
「たしか、さっきはここに玄関の鍵が・・・」
しかし、玄関の鍵はなく、代わりに『屋根裏部屋の鍵』が置いてあった。
「・・・まぁいいや。屋根裏部屋に行ってみよう」
泰斗はそう言いながら、部屋を出ようとして・・・。
目の前から青鬼が来たので、引き返す事になった。
「また来たよ此処で!」
言いつつ、本棚の周りを回って、扉に逃げ込む。
そのまま、泰斗は駆け出した。
志玄Side
その頃、志玄。
「・・・何してようかな」
この館の事がイマイチわからないのだ。
「あ、そうだ。青鬼が来たドアは開くのか調べよう」
そう言って、志玄が青鬼が1週目で現れたドアを調べる事にした。
「・・・あれ?開かない」
だが、ドアは開かなかった。
「まぁいいや。2階でも調べよう」
志玄は2階に上がった。
琴音Side
「最初に音がした部屋には何かないですかね・・・」
そう呟きながら、琴音が玄関から見て右、リビングに向かっていった。
だが。
「・・・変わったものは割れた皿位ですね。テレビは映るかなっと・・・」
言いつつ、琴音はテレビを操作しだした。
その頃。
「ああ、またあの人たち入ってきたよ・・・。正直喰いたくないんだよなぁ。
図書室はおっ母が行ってくれたけど、殆ど筋肉質で不味いんだよなぁ・・・。
もっと丸々と太ってる人食べたい。脂肪が食べたい。
だからって侵入してきた以上食べないとおっ母に半殺しにされるしなぁ」
・・・そんな事を呟く青鬼がいた。
そしてルイスSide。
「なんもないな。いっそドアをぶち破ってみるか?完全に壊せないものは存在しないし」
[無茶な気がしますよ。青鬼が来るんじゃないですか?]
「それでも試す価値はあるんじゃないか?
強欲『マモン』!」
言いつつ、ルイスは2本の炎の刀を取り出した。
そして、2本を交差させ、振り抜く。
緑の竜巻が発生し、ドアにぶち当たったが。
「やっぱり無傷か・・・。よし、次の手だ」
言いつつ、ルイスは2つの炎をそれぞれ吹き出させた。
右腕からは青い炎、左腕は白銀の炎。
そして、青い炎をドアにぶつける。
対して効果はなさそうだったが、ルイスは続いて白銀の炎をぶつけた。
しばらく当てて、炎を当てるのをやめてドアを観察すると、ドアが緩くなっていた。
そして、ドアを蹴破ろうと構えて―――。
背後にいた青鬼に、飛び上がった。
だが。
「あ、お願いだから脱出してもらっていいですか?」
「・・・Why?」
「いや、正直これ以上食いたくないので・・・。筋肉質だからマズイです」
「・・・まぁわかったが、全員回収していいか?」
「お願いしまーす。あ、けど刀持ってた人、おっ母が追ってて・・・」
「おっ母?」
ルイスがそう言った瞬間。
「何してるのかしら・・・?」
そう言いながら、ハンペンのような青鬼が現れた。
「お、おっ母!?」
「・・・あれがおっ母か。まぁとりあえず俺が脱出すれば済むから、脱出させて貰うぞ」
言いながら、ルイスはドアを蹴破り、外に飛び出した。
「逃しはしない!」
「行かせはしない!」
・・・青鬼親子が取っ組み合いをしていたが、ルイスはスルーすることにした。
そして、全員脱出した。
後書き
はい、見切り発車+そもそも暁の機能確認程度のSSだったので、もう終わらせました。
一応、BADエンドも投稿します。
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