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レインボークラウン

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第百六十六話

                第百六十六話  決定
 クラウンのメンバーは昼休みにリーダーの梨花のクラスに集まった、そして給食の後早速話をはじめた。
 その場で、梨花は華奈子に問うた。
「ポップスよね」
「うん、どうかって思うけれど」
「美奈子ちゃんとお話して決めたのよ」
「あたしが思いついてね」
 華奈子は梨花に素直に言った。
「それでなのよ」
「事情はわかったわ」
 話が出たそれはとだ、梨花は華奈子に答えた。
「その辺りはね」
「それで梨花ちゃんはどうおもうの?」
「そうね、多数決でいきましょう」
 梨花はまずこう提案した。
「それでね」
「多数決?」
「そう、皆で作曲するかどうかね」
 作詞も含めてというのだ。
「そうしてから決めましょう」
「じゃあ賛成が多いと」
「そう、新曲作りましょう」
 これが梨花の提案だった。
「それでいいかしら」
「うん、あたしも皆が賛成してくれたらね」
 自分の新曲の案にだ。
「いいしね」
「それじゃあね」
 こうしてだった、梨花は皆にあらためて言った。
「新曲作るのに賛成の人は手を挙げて」
「ええ、じゃあ」
「それじゃあね」
 春奈と赤音、美樹に亜美も応えてだった。そのうえで。
 七人は一度に手を挙げた、挙がった手は。
 七つだった、梨花も挙げていた。梨花は自分も含めてメンバー全員が挙げているのを見て華奈子に笑顔出で言った。
「決まったわ」
「うん、これでよね」
 華奈子も当然挙げている、そのうえで梨花に笑顔で応えた。
「決まりね」
「じゃあ作りましょう」
「作詞作曲からね」
「そういえば久しぶりね」
 梨花も言うのだった。
「新曲はね」
「そうよね、そのこともかんがえてね」
「それじゃあね」
 最後は軽く話してだった、梨花は皆に言った。
「作詞作曲を今日からでもね」
「はじめるのね」
「そうしよう」
 美奈子にも応えてだ、そのうえではじめるのだった。


第百六十六話   完


                        2014・9・9 
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