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ドリトル先生と伊予のカワウソ

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第十一幕その九

 しかし先生は踊りには加わりません、その先生にオシツオサレツが尋ねます。
「今もだね」
「踊らないんだね」
「うん、どうしてもね」
 そうだというのです、困った感じの笑顔になって。
「ダンスはね」
「先生本当に身体を動かすことは苦手だね」
「昔から」
「うん、だからね」
 今もだというのです。
「見させてもらうだけだよ」
「今みたいに」
「そうしてだよね」
「お好み焼きと焼きそばを食べて」
 そして、というのです。
「ビールを飲んで楽しむよ」
「だよね、じゃあね」
「今はね」
「見させてもらうよ、それとね」
 こうも言う先生でした。
「若し夏になっても」
「海水浴もだね」
「楽しむことはないんだね」
「泳げることは泳げるよ」
 それはというのです、生成もそれは出来ます。しかし。
 どうにもというお顔になってです、先生は言いました。
「けれど泳ぐことも好きじゃないからね」
「本当にスポーツ嫌なんだね」
「全般的に」
「観ることは好きだしスポーツマンシップは大切だよ」
 それでもと、いつもの様に言う先生でした。
「けれどなんだ」
「そのことだけも変わらないね、先生って」
「スポーツが苦手なことも」
「うん、だからね」
 それでというのでした。
「こうして飲んで食べるだけだよ」
「運動は健康にいいのに」
「先生ただでさえ太っているのに」
「健康には気をつけてね」
「成人病にもね」
「そうしたことにも気を付けてるよ」
 この辺りもというのです。
「さもないと後が大変だからね」
「うん、気を付けてね」
「糖尿病にも痛風にもね」
「日本人も気を付けてるんだから」
「先生もだよ」
「痛風は怖いよ」
 チーチーも生成に言ってきました。
「物凄く痛いらしいじゃない」
「うん、僕もそれは知ってるよ」
「そうだよね、だったらね」
「ビールもいいけれど」
 それでもです、まさに。
「控えていかないとね」
「痛風にはビールが一番怖いからね」
「そうなんだよね、けれど日本はね」
 どうかとです、ここでの日本のことをお話する先生でした。
「痛風というかコレステロールを減らす食べものも多いから」
「大豆とかね」
 今度はホワイティでした。
「そういうのだよね」
「そう、大豆を使ったお料理も一杯あるし」
「そういうものを食べるといいんだね」
「お魚もね」
 それもというのです。
「だからね」
「そう、だからね」
 それでだというのです。
「そうしたものも沢山食べて」
「健康を管理しているんだ」
 先生にしてもそうしているというのです。
「美味しく食べてね」
「そういうこともしてるんだね」
「そうだよ、僕もね」
「そこはお願いするよ本当に」
「わかってるから大丈夫だよ」
「どうかしらね」
 ガブガブは先生の今の言葉をあまり信じていない感じです、それで実際に本当かしらといったお顔で言うのでした。
「先生って日常生活については不安が残るのよね」
「本当にね」
 ダブダブもガブガブに応えて言います。 
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