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バカとテストと恋天使

作者:ドラゴン
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プロローグ

 
前書き
色々と原作とは違う点があります

では( ・∀・)つ 

 
「もう・・・行くんだね。蓮」

「・・・あぁ」

「寂しく・・・なっちゃいますね」


今いるここは空港

俺の目の前にいるのは、今までの人生の中でくっつけるのに一番苦労したカップル、吉井明久・姫路瑞樹


「寂しいなんて言うなよお二人さん。俺がいなくても大丈夫だろ?」

「でも・・・」

「蓮は僕たち2人の親友でムードメーカーだったし」

「なあに言ってるんだよ。明久が一番のムードメーカーじゃあねぇかよ」

「そうだっけ?」

「そうですよ明久くん」


「「「ハハハハハハッ(フフフ)www」」」


俺と明久、姫路は笑って、そして


「じゃあ・・・そろそろ行くわ」

「うん・・・」

「また、会えますよね」

「会えるさ、また」

「ですよね」

2人は悲しそうな顔をしていた

「なに湿気た顔してんだよ。こういう時ぐらい笑顔で見送ってくれよ」

「「・・・・・・うんっ(はいっ)!!!」」

「じゃあな!また、会おうぜ!」

「気をつけて!」

「がんばってね!」

「おうよっ!」

そして俺は2人に背を向けてゲートを潜った








「アイツ・・・来なかったな」



まぁ、仕方ねぇよな



別れたんだし



恋天使(こいてんし)の異名を持つ俺がよ・・・

「コリャ恋天使じゃなくて恋の堕天使だな」










Boooo Boooo

「ん?ケータイか?」

ケータイにメールの着信が来ていた


from 元カノ


「アイツか・・・」

俺は銀髪の娘を思い出した

すぐに消そうと思ったが、まぁ読んでおくか、と思い読んでみた




from 元カノ

見送りに来れなくてすまん

お主はワシをフったと思っておるが、ワシはそう思っておらんぞ


ワシは何時までもお主、蓮を待っておるからな


大好きじゃ









「あの・・・バカやろう」

俺は人知れず、泣いた









・・・・
・・・
・・








そして三年の年月が経った


学園長室
「・・・本気かね?」

「えぇ、本気ですよ」

俺は今、この学園の長と対面していた

「あんたの成績じゃAクラスは確定さね。なのにあんたは」



――――Fクラス、しかも観察処分者希望だとはね――――



「それが俺の望んだ道っスヨ」

俺がそういうと学園長は呆れた溜め息を吐いた

「あんたがそう言うんならもう文句は言わないさね」

「ありがとうございます学園長」

「ならさっさと帰りな。明日は遅刻すんじゃないよ」

「わかりました。では失礼します」


俺は学園長に一礼して部屋を出た






「ハァ・・・変わったガキさね」

青年が出て行った後、学園長、藤堂カヲルは青年の履歴書を再び見た




履歴書
名前 桜井 蓮
年齢 17
資格 漢検2級 数検準2級 英検1級
特技 武術







趣味 人の恋愛を成就させること




「恋愛成就って・・・趣味なのさね?」


学園長は1人、恋愛成就は趣味に入るのか悩んでいた









翌日

俺は今2-Fの教室の前にいる
始めに思ったのは

「廃屋かここ?」

正にボロボロの教室だ

体の弱い奴ならすぐに体調崩すぞ


『それでは入ってください』


覇気のない声が聞こえた。ここ2-Fの担任の福原先生だ

しゃーない、気を引き締めて行きますか




「失礼します」





side out

side 明久


「えーっと、本来なら自己紹介をやってもらいますが先に転校生の自己紹介を先に済ませます」

転校生?この時期に?


「明久くん。転校生って誰でしょうか?」

「さぁ?でも、なんでこんな時期に?」

僕に話しかけたのは姫路瑞希ちゃん。小学6年から付き合っている自慢の彼女だ

「ねえ雄二。なんか知ってる?」

僕は瑞希ちゃんの向こう側に座っている雄二に話し掛けた。
雄二とは去年知り合った悪友だ

「さぁ?知らねえな。ただ」

「「ただ?」」

「噂だけどよ・・・なんか恋愛成就が趣味な男らしいぜ」


・・・それって


「恋愛成就が趣味ってなんか"恋天使"を思い出しますね」

「あぁ、蓮の事だよね」

「蓮?誰だソイツ?2人の知り合いか?」

雄二が蓮について聞いてきた

「あぁ蓮は、僕と瑞希ちゃんを引き合わせてくれた親友だよ」

「蓮くんは私達にとって"恋のキューピット"です!」

「そんなヤツがいるのか・・・」

「雄二にも会わせたいよ」

「坂本くんの恋も成就させてくれそうですね」

「なぁ!///だ、誰が翔子との恋愛を成就させなきゃいけねぇんだよ!」

「あれ雄二?僕たちは"誰"が雄二との恋愛を成就させるって言ってないよ?www」

「坂本くん、翔子ちゃんに気があるんですね♪」

「てめぇら/////」

雄二が自爆してカラかったら顔をリンゴの様に赤くした
多分僕と瑞希ちゃんの顔はニヤニヤしてると思うね







「では入ってください」

『失礼します』

あ、その転校生が入ってくるみたい

さて、誰か・・・な・・・!!??




「あ、明久・・・くん・・・?!」

「・・・え!?」



入ってきたのは








赤く、腰まで長い長髪


透き通った蒼い瞳


顔立ちが整った甘いマスク






三年経ったが変わらない



彼は僕と瑞希ちゃんを引き合わせてくれた親友




「Fクラスの皆さん!初めまして。俺の名は桜井蓮だ。これから一年間よろしくなっ!」











恋天使、桜井蓮だった



 
 

 
後書き
原作と違う点

明久と姫路は小学生の時から付き合っている 
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