問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】
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上空から湖に落下!?
とりあえず、上空落下させてくれた相手を締めると言うことを決意したのはいいがこの状況はどうしようか…
未だ上空から落下中だし、せめてもの救いが落下先は湖と言うことなんだよな。
『と言うか、はぁ… 僕が何をしたって言うんだよ…』
嘆いている間にも湖が近づいてきて
あ…と思った瞬間にドボンと言う音を立てて落下した。
■◆■◆■
「けほっ…けほっ…」
湖に落ちた後、必死に泳いで陸地にたどり着いた。全く、僕が泳げなかったらどうするんだよ…
ちなみに、僕と一緒に落ちた3人、学ランを着ている金髪の少年とお嬢様っぽい赤いドレスを着た少女と、猫を持っている栗色の髪の少女の3人は、もう陸地にいた。
その話の輪に入ってみると丁度、今から自己紹介をするようだ。
「さて、まず間違いないだろうが、お前らにもあの変な手紙が?」
「そうよ。でも、まずはその呼び方を訂正して。―――私は久遠飛鳥よ。以後、気を付けて。そこの猫を抱えているあなたは?」
「・・・・春日部耀。以後よろしく。」
「ええ。よろしく春日部さん。次に野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」
「高圧的な自己紹介ありがとよ。
見たまんま野蛮で凶暴な坂廻 十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃ったダメ人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれよ、お嬢様」
「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君。」
「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様。」
「最後に、濃紺のコートとスボンを履いていて男装をしている美少女の貴女は?」
「び、美少女ですか…。 僕は、椎崎 香夜です。銀色の髪に真紅の瞳、白い肌、名前も少女要素が満載ですけど、一応分類上は男なのでよろしく」
「「「「えっ!!!??」」」」
そ、そんなに慌てることか!? 僕のいたとこでは……うん、こんな感じだったなぁ。
「それってマジで?」
「そうですけど」
「貴女は本当に男の子なのっ!?」
「そう言ってますが、何か」
「その分類間違ってないよね?」
「喧嘩売ってんですか、貴女は」
「それは、本当なのですかっ?」
「え?」
「「「あ!」」」
ウサギのような耳を頭をつけた女の子がいつの間にかでてきていた。気配は感じてたけど、隠れてたの君ですか?
まあ、出てきてくれてよかった、探しに行く手間が省けたからね。
「とりあえず、香夜が男か女かは後にして話を聞くとするか」
「そうね、探しに行く手間が省けたもの」
「ん」
3人の問題児の目がウサギ耳の女の子にロックオンされた。
って、僕は、疑われるまでもなく男だぁっ!!
「あら、貴方も気づいていたの?」
「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ」
「風上に立たれたら嫌でも分かる」
「気配はずっとしてたしね」
「へぇ、お前ら面白いな」
十六夜が軽薄そうに笑うが目が笑っていない。
僕は上空ダイブの腹いせに殺気の籠もった冷ややかな目線をウサギ耳の少女に向ける。
少女が怯んだのを見る限り他の3人も同様だろう。
「や、やだなぁ御4人様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここはひとつ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「あはっ♪ 生贄と言うなの身代わりになってください」
「あっは、取り付くシマもないですね♪ って、最後の方生贄にってどう言うことですかっ!?」
バンザーイ、と降参のポーズを取る黒ウサギ。
しかし、その目は冷静に4人を値踏みしていた。
(肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝気は買いですね。まあ、扱いにくそうなのは3人ですね、あの男の娘はまだ扱いやすそうですね)
黒ウサギはおどけつつも僕たちを観察している様子だったが、耀さんが黒ウサギの隣に立ち、ウサ耳を根から鷲掴み
「えい」
「フギャ!」
力いっぱい引っ張った。………引っ張った?
「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、いきなり黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」
「好奇心の成せる技」
「自由にも程があります!」
「へえ?このウサ耳って本物なのか?」
今度は十六夜が右から掴んで引っ張る。
「………じゃあ私も」
「ちょ、ちょっとお待ちをっ! そこの貴方助けてくださいっ!!」
「やだ、まだ弄られたくない。でも、僕は参戦しないから安心してね?」
やんわりと断ると、黒ウサギは安心と絶望が合わされた表情をした後、十六夜と飛鳥に左右からウサ耳を引っ張られ言葉にならない悲鳴を上げた。ちなみにその絶叫は近隣に木霊した。とてもうるさかった、まる
後書き
お久しぶりです、如月 和です。
といっても、1日ぶりなのですけどね?
まぁ、これからは1日置きに投稿したいと思います。
その決意表明でした、まる
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