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ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士

作者:涙カノ
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第13話 =始動!=

 
前書き
なんとシリカもりっぱな攻略組ww 

 

=第50層=【称号・黒衣の断罪者】

いつもと称号が違うのはこの服装が俺の普段着だからだ。
この【黒衣の断罪者】戦闘面でも優れているが、生活に関するスキルが半端ないのだ。
料理とかいろいろな、しかも動きやすいし。
何て思っているといきなり俺の部屋のドアが開き(といってももともと半開きだったのだが)頭に水色の竜を乗せた女の子が入ってきた。

「リクヤさん!早くしてください!もう会議始まってますよ!!」

「別にいいだろ…キリトたちが何とかしてくれるって」

「いや、それじゃ駄目でしょ!」

「そろそろ出発してもいいかしらー!?」

いま俺たち…俺とサチ、そしてユカ、シリカの4人がいるのはホームに設定してある第50層の街『アルゲード』の宿屋にいる。
女子3人がこんなにばたばたしているのかというと俺の寝坊で攻略会議に遅れそうだからだ。
あのピナ蘇生のあと俺たちはギルドを結成し共に行動することとなった。
最前線攻略よりもユカとシリカのレベル上げに専念し、
本人たちの頑張りもあってか彼女等のレベルはユカが『70』、シリカが『68』という普通では信じられないくらいあがった
そしてビーストテイマーと同時に使い間のレベルも上がるらしくピナのレベルもシリカと同じ。そして回復効果が俺たち全員に行き届くというすばらしい使い間に育っていた。
俺とサチは先輩気分なのかわからないけど追いつかれないよう頑張って俺が『81』、サチが『76』というこれまた普通じゃありえないくらいになった。

「早くしてください!!またリクヤさん怒られますよ!!」

「一緒に怒られる私たちの身にもなって!」

「…それ言われると痛いな…わかった、いきますか…」

「行くのならさっさと行くわよ!」

こんなばたばたしながらもいまや攻略組みの1グループだ。

「「「ばたばたしてるのはリクヤ(さん)のせいだよ!!」じゃない!!」じゃないですか!!」

お、おう…心を読まれました…
こうして俺たちは転移広場に行き、目的地に向かってとんだ。


=第61層=

俺たちは美しいと評判のセルムブルグに転移してきた。

「いつ来てもここはなんかお高くまとってる感があるな~」

「そうですか?私はこういうところ好きですよ?」

「一回、こういうところに住んでみたいわね~女子の憧れってやつかしら…」

「そうだねー…って、こんな話してる場合じゃないでしょ!!」

シリカもユカもこの街の感想ゆっくりとだべっていただけなのに俺だけが怒られるというこんな理不尽…
ここで反論したらさらに怒られそうなので従おう…

「…へーい。集合場所どこだっけ?」

「えっと…フィールド前のアーチだよ」

サチが教えてくれたとおり、そこへ行くと血盟騎士団を中心にいくつものギルド、何人ものソロプレイヤーが集まっていた。

「おっす、キリト」

「リクヤか…相変わらず遅いな」

「相変わらずはよけいだっての…で、どこまで進んだ?」

いろんなところであっていてホームタウンまで同じなキリトは結構な親友だ。
なのでこういうのも快く教えてくれる。
教えてくれたのは…
・ボスモンスターの特徴は防御は薄いが代わり攻撃が馬鹿高い。
・今出ている案はギルド側が「タンクで攻撃を受け止めその間にダメージディーラーでローテーション攻撃」という典型的な作戦、
ソロ側が「ボスの攻撃の隙を狙い短期決戦」という真逆のものだった。

そもそもギルドとソロというところで真逆なんだから真逆のことを言ってもいいけど…
基本ギルドにいるタンクがいない俺たちはソロ側に賛成なんだけどダメージを与えた分、経験値が増えるという仕様のためギルド側にも賛成なのだ。
なんか最近どんどんソロとギルドの亀裂が大きくなってくきがするな…
でもソロに比べ、ギルドのほうがボス戦では安定した攻撃ができるため、ということでギルド側に決定となった。

「ボス討伐は明日…か…キリトはこれからどうする?」

決定してみんなが解散する中、俺とキリトは2人で話していた。

「俺?…そうだな、ゆっくり休むかな」

「ちょっと…いいですか?」

すると、血盟騎士団副リーダー、『閃光』ことアスナが俺に話しかけてきた。

「どうした、アスナ?」

何故呼び捨てなのかというと1層で知り合って混乱している場をまとめたという結構大変な仕事を一緒にしたからだ。
そこからは別れ、いつの間にかこんな高いところまで上っていたときにはびっくりしたが。

「あなた、毎回のように会議に遅れますよね。ギルドリーダーとしてそれはどうなんですか?」

「おれ、ギルドリーダーじゃないんだけど…」

「それじゃあどなたです?話をしたいのですが」

相変わらずなんか敬語だな…
でも逆らうと怖いのは意外とわかっているので俺はシリカを呼ぶ

「どうしたんですか、リクヤさん」

「閃光さんが話があるそうだ」

「え、えぇ!?なんで!?」

そりゃそうか、いきなり呼び出されたのが最強ギルドとも名高いKoB副リーダーなのだから驚くのも当然か。

「あなたがこのギルドのリーダー……なぜこの人が遅れてるのか理由を聞きたいんですが」

「え、あ…すいません…でも、私たちは遅れないようにしているんですがリクヤさんが毎回寝過ごして…」

そこからアスナにはもちろん責められ、さらにシリカから責められ俺の精神はほぼ死んでいた…

「すいませんでした」

「「解ればいいんです」」

アスナからはともかくシリカから怒られるなんて……

「は、話は終わりか?」

「…まぁ一応は」

「なら戻ろうぜ、シリカ」

「は、はい!…じゃあ今日はすいませんでした」

シリカが遅れたことについてか頭を下げる。別に頭なんて下げなくてm「リクヤさんも!」…はいすいません
こんな変な騒動はあったが俺たちは帰ることにした。
キリトはおそらく俺が2人に起こられている間にどっかいったのだろう…覚えてろよ…あのやろう…


=第50層 アルゲード 宿屋=

「何話してたのリクヤ?」

「…怒られてました…」

「…相変わらずね、やっぱり…」

ため息をつきながらそれを言うなよ…むなしくなるだろ…

「そういえば…エンブレムどうします?」

「あと、名前もね」

実は俺たちのギルド名前、エンブレムが決まっていない初期状態のギルドだった。

「名前か…俺の好きなゲームに『凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)』って名前のやつと『アドリビトム』ってやつがあるんだけど」

「えっと…『勇気の星』?と…もう1つはどういう意味?」

「『アドリビトム』は古代神官語で『自由』を意味する…らしい」

「…あぁ、よくアンタが話してたゲームか」

…おかしいな、俺男友達にしかこのこと話してないのに…なんでユカは知ってるんだ?
そんなことを思っているとシリカがまさかの提案をしてきた。

「なら1つあわせて『凛々の自由(ブレイブ・アドリビトム)』っていうのはどうでしょうか?」

俺は好きな名前であるこの2つが使われるのはうれしいんだけど…後の2人はどうなんだろうな

「ナイスアイデアだよ、シリカちゃん!」

「私もそう思うわ。これで決定ね」

…案外簡単に決定した。
あとはリーダーが設定完了すれば名前は決定なのだが…エンブレム、どうしようか。
エンブレムは四角い画面にお絵かきみたいにすれば自動修正で綺麗になるのだが、案がない。

すると可視モードにしていたシリカの画面にユカが近づき絵を描いた。
それは1つの白い羽、そしてその奥に輝いているように描いてあると思われる星だった。
背景の色は変更ができるので背景は黒。

「っと、これでどうかしら」

「か、かっけぇ…」

素直にかっこいいって思った俺がいる…やっぱり絵、うまいなー…
サチ、シリカもこれに賛成しこうして俺たちのギルドが正式に決まった。
名前:凛々の自由、そしてエンブレムが。

「よし、決まった記念にパーティでもするか!」

最初に言ったとおりいまの称号のおかげで料理スキルはコンプリートに結構近い。
デザート類に関してはいろんなものが作れる

「「「いぇーい!」」」

それを知ってる3人はもう「デザート作れ」という目のようにキラキラしていた。
いつもこんな顔してくれれば可愛いのになー…
SAOの宿の仕様で防音なので助かったけど防音じゃなかったらおそらく宿全体に聞こえるほど俺たちは騒いでいたんじゃないのかってくらい甘いもの中心に作っては食べながら騒いでいた。

ちなみに、ボス戦はアスナ、キリト、俺、クライン、エギルなどソロもギルドもあわせすばやいローテーションだったので
会議の意味はなかったんじゃないかってくらい速攻で片付いた。





 
 

 
後書き
正直バトル描写書くのが面倒だったんで今回こうさせてもらいましたww 
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