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魔法少女リリカルなのはStrikerS~破滅大戦~

作者: Blue
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Prologue

『予言』と『預言』────

よく同じ言葉と捉えがちだが、表面的な意味は同義であっても、根本的な意味においては違いがある。

それを簡単に説明しよう。

前者は主に『未来の物事を推測して言うこと』を指し、後者は主に『啓示宗教において神託を人々に伝えること』を指す言葉らしい。

手元にある適当な辞書を開けば、そういった説明文がきっと書かれていることだろう。

他の言葉を当てはめれば、前者は『予知』、後者は『神のお告げ』と言ったところか‥‥。

だが最初にも説明したとおり、まったく違う言葉とも一概に言い切ることはできない。

例えば、前者の『予言』は意味どおり〝未来〟を予測するモノであり、後者の『預言』は神から〝未来〟の出来事に対する知らせや警告を受けるモノである。

至極一目瞭然である。

ザックリと説明したとおり、ともに〝未来〟に関係している言葉なのだ。

人々は〝未来〟に光を求め、〝未来〟の闇に恐怖する。

故に、世界にはこういった『予言』や『預言』がありふれている。

小さなモノでは商店街やショッピングモールの一角などにある水晶占いやタロット占い、最近では手相なんかも有名だ。

他にもテレビ番組や雑誌などで紹介されている星占いに動物占い、物占いなどなど、例を挙げればキリが無い。

大きなモノもそうだ。

16世紀頃の『ノストラダムスの予言詩』、近年の『マヤ文明の暦』などの有名どころはもちろん、他にも様々な種類がある。

ネットの電源を立ち上げてサーチエンジンで検索をかければ、大小含めその量はまるで計り知れない。

それほど『予言』や『預言』は、人々にとって遥か太古よりとても身近なモノなのである。

そしてそれは、次元を超えても同じこと‥‥。


とある世界に、1つの『予言』がある────


『破滅胎動せし時、法の塔の下、魂の番人、竜の輩、大空の主集いて、大いなる戦の火蓋が切られる。古の牢より邪は解き放たれ、暗黒の剣は希望を斬り裂く。破滅降臨し、滅びの光が空を覆う時、世界は脆くも崩れ去る』


予言は単純に事実が記されていることもあれば、時に複雑怪奇な暗号で記されている場合もある。

この予言は後者だ。

〝魂の番人〟、〝竜の輩〟、〝大空の主〟とは、一体何を意味しているのか‥‥?

そして世界を崩壊へと導く〝破滅〟とは、一体何を指し示すのか‥‥?

この予言が持つ真なる意味は、誰にもわからない‥‥。

(きた)るべきその時まで誰にも‥‥。


斯くて運命は廻りだす────


─ To Be Continued ─ 
 

 
後書き

初めましての方もお久しぶりの方も、どうもBlueと申します。

にじファン、ハーメルンを経て、この暁様で執筆活動を行っております。

‥‥と言ってもですね、実はこのサイトに小説の投稿をするのは今回が初めてで、この作品の投稿自体も約1年ぶりなんですよ(汗)

色々とありまして‥‥(-_-;)

まあそれはさておき、にじファン時代から投稿していた作品の再投稿となります。

ここで再投稿する経緯(いきさつ)は‥‥まああらすじの部分に目を通していただくとして‥‥。

文章や設定に拙い部分も多々あるかとは思いますが、何とか頑張って読者の皆様を楽しませられる作品にしていきたいという所存です。

叶うことならば、これから是非ご贔屓くださいm(_ _)m

次いで1話目、2話目を投稿しますので、よろしくお願いします。

同時投稿いたします『遊戯王GX~決闘者転生譚~』もよければご覧ください。 
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