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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第6章 無限時計編
  リアルナイトメア

数分前・・・


「何て事だ・・・・・・俺達全員罠にハマっていたとは・・・!!!」

俺はウェンディ達の闇分身が消え、全ての事を知った。

「待てよ・・・・・・じゃあ俺のとこも・・・!!!!」

俺はその事に気づく。

「っ!!!!」

俺は後ろから気配を感じた。

「久しいな、小僧。」

「あんたら・・・・・・狼の牙(ウルフ・ファング)!!!!」

何と、狼の牙(ウルフ・ファング)がいたのだった。

「悪いが貴様は」

「ここで」

「貴様と。」

「そして歯車を破壊する。」

「それが」

「我々の与えられた任務なのだ。」

狼の牙(ウルフ・ファング)の6人はそう言う。

「何・・・どういう事だ・・・!?」

「貴様は知る必要はない。」

俺の言葉に狼の牙(ウルフ・ファング)の1人がそう言う。

「やるぞ。」

「「「「「了解。」」」」」

「くそっ!やるしかないか!!」

俺はそう言い、体全体を光輝きだす。

「(光速の速さで終わらせれるか?)」

俺は心の中でそう思っていた。

「我等に光の力を」

「「「「「「シャイニング・スピード!!!」」」」」」

奴等はそう言うと、奴等の体全体も光輝いたのだった。

「何!?」

俺はそれに驚く。


シュイン!


「っ!!」

同じ光速のスピードで俺に接近して来たのだった。

「ふん!」

1人が俺の顔を掴もうとしていた。

「くっ!」

俺はそれをかわす。


ふん!


「おっと!」

後ろから1人が殴りかかって来たので、かわした。


シュン!ブン!


「はっ!ふっ!」

次は左から蹴り、右から手刀が襲ってきたのでかわした。けど・・・


スパン!


「ああっ!カードが!!」

俺は持っていた連絡のカードが奴の手刀で斬られたのだった。


ガン!


「ぐぅ!!」

しかし次は2人がかりで、俺の目の前から張り手の様に手を押してきて、
少し気づくのが遅かった為、腕を×にして防ぐしかなかった。



ズザアアアア!

「くぅ・・・。」

「同じ速さの人間を相手にしたのは始めてか?」

「どんな気分だ?」

狼の牙(ウルフ・ファング)の2人が俺に向かってそう言う。

「(本当の事言われて何も言えない・・・・・・・・・。)」

俺は心の中でそう思う。


































その時であった!






















「!!?」

俺は驚いた。空の色が突然赤くなり、
さらには巨大な魚の形をしたモノが現れたのであった。

「何だアレ!!!??」


さらに・・・!!!



ガタガタガタガタガタ!!!!



「歯車が!!!」

歯車がすごい反応をしていた。

「まさか・・・ん!」

ここで、ハッピー達のとこにいた闇分身が消えた。

「(アレが無限時計なら・・・・・・・・・ゼントピア大聖殿に行った方がいいな!)」

俺はまた体全体を光輝き、あの無限時計の方へ行こうとした。
(エーラ)を出し、行こうとするが・・・


シュン!!


「・・・っ!」

狼の牙(ウルフ・ファング)が先を妨げるのだった。
狼の牙(ウルフ・ファング)はいつのまにか(エーラ)を出していた。

「どいてくれませんかね!」

俺は奴等に向かってそう言う。

「言った筈だ。」

「貴様と」

「歯車を」

「ここで」

「壊す。」

「それが我々の任務だ!!」

そう言ってくる、狼の牙(ウルフ・ファング)の連中であった。

「・・・っ!!!」

また闇分身からであった。今度はナツさん達のとこであった・・・。

「ミッシェルさんが・・・!!!それにクロドア・・・・・・!!!!」

俺はナツさん達にいた闇分身の記憶を見てお驚きを隠せなかった。

「くそっ!!!」

俺は奴等に向かって突っ込んで行った。

「シャイニング・ダート!!!」

体全身を光となり、俺は真っ直ぐ突っ込んで行こうとした。

「無駄だ。」

狼の牙(ウルフ・ファング)達はまだ全身が光かがいている為、俺と同じ速さである。

「解除魔法発動・・・」

「「「「「「ディスペル!!」」」」」」


シュイン!


「!!」

俺の体から光と(エーラ)が消えてしまい、いつもの光速の速さが止められたのだった。

「捕えた。」

狼の牙(ウルフ・ファング)の1人が俺を捕まえようとした。

「まだだ!!!」

俺はまた体を光輝きださせ、高速で移動し、かわした。

「(解除魔法か・・・・・・厄介だな・・・!!なら!!)ライト・スピアガン!!!」

俺は指から強力な光線を連射する様に放った。
ライト・スピアガンは俺の意志でコントロールする事ができ、
狼の牙(ウルフ・ファング)達に向かっていったのだった。

「シャイニング・ダート!!」

俺はまた体全身を光となり、無限時計の元へ行こうとした。

「無駄な事を。解除魔法発動・・・」

「「「「「「ディスペル!!」」」」」」


シュイン!


「!!」

俺の体から光がまた消え、さらに、奴ら無向かって放ったライト・スピアガンも消えた。

「くぅ・・・!(やっぱり・・・・・・こいつ等を倒すしかないか!)」

俺は心の中でそう思う。
最初に奴等と会った時にも、妖精の球(フェアリースフィア)を解除させたのだからだ。

「(そうだ・・・ちょっと試してみるか。)ライト・スピアガン!!!」

俺はまた指から連射する様に放った。
俺の意志でコントロールし、ライト・スピアガンは
狼の牙(ウルフ・ファング)達にまた向かっていった。
ただし、1人1つで。俺が放った数は10である。

「同じ事だ。解除魔法発動・・・」

「「「「「「ディスペル!!」」」」」」


シュイン!


狼の牙(ウルフ・ファング)達に向かって放たれたライト・スピアガンは消された。

「・・・・・・・・・!」

だが、俺はある事に気づく。

「(成程!よし!!ここから反撃するぜ!!!)(エーラ)!!さらに闇分身!!!」

俺は(エーラ)を出し、さらに5体の闇分身を出した。闇分身達にも(エーラ)がある。
ただし、両方黒い翼ではあるが、さらにここで俺は・・・

「混沌モード30%!!!!」

その言葉と同時に右に白の左に黒いオーラが俺の体に身に纏う。

「いくぞ!!!」

「「「「「おう!!!!」」」」」

俺と闇分身達は狼の牙(ウルフ・ファング)達へ向かって行く。

「我等に・・・」

「させない!!!カオス・スパイラルスピア!!!!」

俺は指から強力な光線を放つ。
その光線には闇の渦が一緒についておる為、攻撃範囲はかなり広い。


ズザァン!!


「ぐぅっ!!計算がいだ・・・!!!!」

狼の牙(ウルフ・ファング)のリーダーがそう言う。

「やっと当てたぜ!!!」

ようやく当てられて、俺はそう言う。

「なら、俺達も!!闇竜の咆哮!!!」

「「闇竜の鉄拳!!!」」

「「闇竜の鉤爪!!!」」

闇分身達はそれぞれの相手に攻撃を放った。

「ぐぅ!」

「っ!!」

「はっ!」

「うっ!」

「ごぁ!」

狼の牙(ウルフ・ファング)の5人の内2人は攻撃をかわされたが、
3人に当てる事はできた。そして5人は距離をとろうとしていた。

「(ん?こいつらまさか・・・・・・)」

俺はこの狼の牙(ウルフ・ファング)達の事である事に気づく。

「(このまま戦わせて見るか!)混沌竜の鉄拳!!!」

俺は光と闇を纏った拳で、狼の牙(ウルフ・ファング)のリーダーに攻撃をした。


ドォーーーーーン!!!


「ぐおおおおっ!!!」


「闇竜の砕牙!!!」

「ブラック・ダート!!」

「ダークブーメラン!!!」

「ダーク・スパイラル!」

「闇竜の肘打ち!!」

闇分身達もそれぞれの戦う相手に攻撃をする。



ガッ!!!


「ぐおっ!!」


ドオォォーーー!!!


「うぬっ!!」


ズバァン!!


「うぅっ!!」


ズドォーン!!


「ぬうっ!!」


バシィン!!


「ごがぁ!!」


闇分身全員、攻撃が当たった。


「(やっぱりな・・・)」

「(こいつら集団じゃ厄介だけど)」

「(1人1人はそこまで強くない!!!)」

俺と2人の闇分身たちが心の中でそう思う。

「急いで集まれ!!」

「「「「「了解!!!」」」」」

「「「「「させるかよ!!!!」」」」」

こいつらを一緒にはさせない!!できる限りバラバラにさせておく事が1番だ!!!

「うおおおっ!!!」

闇分身の1人が狼の牙(ウルフ・ファング)の1人を闇に纏った拳で攻撃をしようとした。

「甘い!!」

狼の牙(ウルフ・ファング)の1人は闇分身の拳を握り、
そのままジャンプして跳んだ。

「何!?」

闇分身は驚く。
さらに、他の闇分身達と戦っていた狼の牙(ウルフ・ファング)の4人も、
歳ほどの1人と同様に、闇分身の攻撃をかわし、ジャンプして跳んだ。

「よし、これならいける。」

「っ!!」

来るか・・・!!!!

「解除魔法発動・・・」

「「「「「「ディスペル!!」」」」」」

「(今だ!!!)」


シュイン!!!


ディスペルによって、闇分身達は消えてしまった。

「!?本物がいない!!?」

狼の牙(ウルフ・ファング)の1人がそう言う。

「混沌竜の・・・」

「「「「「「!!!」」」」」」

「咆哮ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!!」

俺は奴らより高い所に降り、そこから口から光と闇のブレスを放った。



ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!


「「「「「「うおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」」」」」

狼の牙(ウルフ・ファング)達はかわせず、混沌竜の咆哮を受けた。


バタァン!!!


狼の牙(ウルフ・ファング)全員のその場に倒れた。

「やっぱりな・・・一定の範囲でないと、解除魔法は発動できなかったか!」

俺はそう言う。あのライト・スピアガンの時に、解除魔法の範囲を調べる為、放ったのだ。
その範囲がわかれば、その範囲から出て一瞬の隙に攻撃をしたのだ。

「ん?」

俺は狼の牙(ウルフ・ファング)のリーダー以外の者達を見る。
魔水晶(ラクリマ)があった。しかも、色んな属性の魔水晶(ラクリマ)があった。

「(そうか・・・こいつらの連携は・・・!!!)」

「気づかれたか。」

狼の牙(ウルフ・ファング)のリーダーが俺の顔を見てそう言う。

「ああ。どうやら、あんたらの連携の魔法は、あんたによる同調(リンク)魔法。
 他の人の持っている魔法を自分でも使えるようにする魔法。
 あんたのはかなり強力なものだな。
 持っている魔水晶(ラクリマ)で魔法を使うのも驚いたぜ。」

俺はそう言い、混沌モードを解除した。

「・・・・・・少し違うな。それは他の者の魔法だ。
 1人は解除魔法、1人は魔水晶(ラクリマ)で魔法を作り出す魔法。
 1人は封印魔法・・・と、ここまでにしておこう。」

「悪いがあんたらはここまでだ。俺は行くぜ。」

「・・・まだだ。」

「?」

「まだだ・・・1人は強化魔法。そしてもう1人は、特定の召喚魔法。
 我らには・・・・・・まだこれがある!!!!」

狼の牙(ウルフ・ファング)のリーダーは立ち上がり、両手を地面につける。
つけた瞬間に魔法陣が現れた。

「我が魔力を強化、そしてその魔力を使い、召喚せよ!!!!」



ドーーーーーーーーーーーーーーン!!!



「うわあっ!!!」

かなりの爆発で、俺は少し飛ばされた。

「何を召喚したんだ・・・・・・。」

俺はその召喚したモノを見る。

「なっ・・・何だと!!?」

俺は召喚したモノを見て驚くのだった。


































一方、妖精の尻尾(フェアリーテイル) ギルドにて・・・



「(大丈夫だよね・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・!)」

ウェンディは持っていた羽のペンダントを握る。

「あの、失礼ですが・・・」

「?」

聞き憶えの無い声がし、全員振り向く。

「おわーーー!!」

しかしハッピーはその人物達に驚く。

「『実は実は』の人達だ!!!」

その人物達はチームを組んで、
時計の部品を探しにナツ達にチームが船に乗った時に出会った考古学協会の人達であった。

「どちら様ですかな?」

マカロフはそう尋ねる。

「実は私達は考古学協会の者です。
 実はルーシィ・ハートフィリア様にお会いしたいのでは、実は。」

「実はが多い人だねぇ~。」

考古学協会の背の高い人の話を聞き、ミントはそう言う。

「取りあえず、中に入りましょう。」

ウェンディのその言葉で、全員ギルドの中に入る。

「ルーシィに何の様だ?」

そう言ったのはマカオだった。

「あなた様は?」

「俺はここのマスター、マカオってモンだ。用件は俺が聞こう。」

考古学協会の背の高い人の言葉にマカオはそう言う。

「実は実は」

「とても大事なお話なのです。ルーシィ様に直接お話しを・・・」

考古学協会の望遠鏡を杖代わりにしている老人がそう言う。

「さよう!あの空に関係する事なのです。」

考古学協会のメガネをかけ、虫めがねを2つ持っている人がそう言う。

「ルーシィはナツと一緒に、新生六魔将軍(オラシオンセイス)に捕まったんだ。」

ハッピーがそう答える。

「何と!」

「話して貰えないか?我々も、少しでも情報が欲しいのだ。」

エルザがそう言う。

「事態が動き続けている今、隠す理由もない様ですな。
 実は、皆さんはウィル・ネビルの名はご存じですよね?
 実は私はジャンリュック・ネビル。ウィルの曾孫です。」

ジャンリュックはそう言う。

「うえぇぇぇ!?」

「マジでぇ!!?」

驚くハッピーとミント。

「また唐突な話だな・・・!」

エルザも驚きを隠せなかった。

「実は実は、ルーシィ様のお父上、
 ジュード・ハートフィリア様とは懇意しておられました。」

「ルーシィの親父さん・・・何だか話が繋がってきたな。」

ジャンリュックの言葉にグレイがそう言う。

「実は実は、私は無限時計の封印を生涯かけて見守る事を使命としております。」

ジャンリュックはそう言う。

「お前さん、星霊魔導士か?」

マカロフはジャンリュックに尋ねる。

「いいえ。ただ、ネビルの名を継ぐ者として、無限時計のいわれを知り、
 世に混沌が広がる恐れあらば警告し、未然に防ぐ事を実は目的としております。」

ジャンリュックはそう言う。

「実はあれは数ヶ月前の事です・・・・・・
 とある遺跡の発掘現場にて、無限時計の針が発見されました。
 それは魔力を封じ込めて、封印する為の遺跡でした。
 考古学協会にも実は調査の連絡が来ましたが、
 我々がついた時には一足遅く、どうしたことか、
 流れ流れでジュード様の手に実は渡っていたのです。
 実は針の持っている魔力は非常に高く、察知され易い。
 悪しき者の手に渡れば、混沌を呼びよせる事にもなりかねません。
 私は焦りましたが、実はようやくジュード様を探しあて、接触したのです。
 針の魔力を封じる為、私は魔法の布を撒きつけました。
 そして、ジュード様が再び安全な場所えお探して封印する、
 そんな約束を交わしたのです、実は。」

ジャンリュックは全ての事話したのだった。

「ふむ、ルーシィの父が託そうとしていたのは・・・その事だったのじゃな。」

ジャンリュックの話しを聞いてマカロフはそう言う。

「無限時計とは、どれほど危険な物なのか?」

エルザはそう尋ねた。

「大魔法、覚めない悪夢・・・リアルナイトメアを発動させるのです。」

ジャンリュックはそう言う。彼の顔には汗が少し出ていた。

「リアルナイトメア?」

「実は実は、人間の持つ時間の感覚を統べるモノであり、
 強いては時を支配すると言う事。」

ジャンリュックはそう説明をする。

「いささか難しいですが、実際に時間を操る訳ではなく、」

「あくまでも感覚の問題な訳ですが・・・・・・」

2人の考古学協会の老人がそう言う。

「わかるか?」

「俺に聞くなよ・・・。」

グレイとエルフマンがそんな会話をした。

「時間の支配とは、混沌の訪れを意味するのです。」

「それが世界の終りになるのか?いまいちピンっとこねえが・・・。」

考古学協会の老人の言葉に、グレイはジャクリュックの方を見てそう言う。

「考えてもごらんなさい。今は実は何時なのか?
 自分は今、実は何をしているのか?目の前にいるのは実は誰なのか?
 何1つ自分の意志で理解できなくなるのです。
 人の記憶や意識といったモノは、実はこれまでに経験してきた事の積み重ね。
 その時の繋がりを操られてしまえば、実は・・・」

「自分が自分で無くなる。」

ジャクリュックの話を聞き、エルザがそう言う。

「そいつは、大ごとだな・・・。」

「混乱どころじゃねえって訳か。」

エルフマンとグレイがそう言う。

「無限時計はゼントピア大聖殿の上空にある。
 聞くところによると、教義の原点と言う。」

マカロフがそう言うと、ジャクリュックが言う。

「かつてかの時計での混沌より生き残った者が、実はゼントピアを創設し、
 その恐怖を封印し、戒めてきたと、実は言われております。
 長らくゼントピアの歴史からも、実は存在を隠していたのですが、
 100年ごとに蓄積された魔力を解放し、よからぬ屋形に狙われることもしばしば。
 これは私からのお願い。妖精の尻尾(フェアリーテイル)への仕事の依頼です。
 どうかあれを、無限時計を止めていただきたい!」

ジャクリュックはそう言う。

「言われるまでもねえ。」

「だな。」

「うん!ナツもルーシィも助けなきゃ!!」

エルフマン、グレイ、ハッピーはそう言う。
マカロフとマカオは互いに顔を見て、頷く。

「わかった。その仕事引き受ける。この1件、妖精の尻尾(フェアリーテイル)がカタをつける!」

マカオはマスターらしくそう言ったのだった。

「ありがとうございます。ああそれと、1つ言い忘れがありました。
 実は私達は無限時計がもしもよからぬ屋形に奪われた時、
 何か止める手立てはないかと調べました。
 実は、とある歯車が無限時計を止める手立てになると見つけたのです。」

ジャクリュックの言葉にミントが驚く。

「それって!!!」

「やっぱりコージが持った歯車が必要不可欠って事ね。」

シャルルがそう言う。

「まあコージの事だ。もしかしたら、もうゼントピアに行ったのかもしれん。」

マカロフがそう言う。

「そうですね・・・。」

ウェンディもそう言うが、どこか不安そうだった。

「(何だろう・・・・・・何でこんなに不安なの・・・・・・お兄ちゃん・・・。)」

ウェンディは心の中でそう思う。

「レビィ、あの本の解析はどうだ?」

マカオがレビィに聞く。

「ごめん・・・・・・まだかかるの・・・結構難しいみたい・・・。」

レビィはそう言う。

「では我々も協力しましょう。」

「我々も、この手の事は実は専門です。」

「本当ですか!では、一緒にやりましょう!」

レビィと考古学協会の人達はあの本の解析を行う事となった。

「では・・・無限時計へ行く者達には、援軍が必要じゃな。」

「援軍?」

マカロフの言葉にハッピーがそう言う。

「もう呼んでおる。」

































数分後、外にて・・・


「アレは!!」

ウェンディが空を見えげる。

「クリスティーナ改!!」

「なーるほど!青い天馬(ブルーペガサス)か!!」

マカロフが援軍として呼んだのは、青い天馬(ブルーペガサス)であった。

「メェーーーーーーン!!!」

クリスティーナ改の中から、一夜の声が聞え、彼はそのまま飛び出て・・・




ドーーーーン!!!!




落ちてきたのだった・・・・・・。


「メェ・・・メメメェ・・・」

「援軍ってこれかよ・・・。」

グレイは一夜を指さしてそう言う。

「無限時計は空にあるのよ。だったらこっちも飛んでいかなくちゃ。」

カナがそう言う。

「すみません、一夜さん落ちて・・・ますよね・・・。」

そう言ってきたのはケイであった。
彼は自分の魔法の粘土の造形魔法(クレイメイク)で粘土の階段を作って降りてきた。

「すみません、この人いつもこんな降り方をして・・・」

「いや・・・別に・・・。」

「どうぞ、この階段でクリスティーナ改へ。」

ケイの言葉を聞き、無限時計へ行くメンバー達はクリスティーナ改に乗った。
メンバーはグレイ、エルザ、ミラ、エルフマン、ウェンディ、ガジル、ウォーレン、
ハッピー、シャルル、ミント、リリーであった。

「また俺は居残りかぁ・・・。」

マカオがそう言う。

「今回の占いは間違いない。
 攻撃は選抜チームに任せて、私達は地上でやれる事をやらなくちゃね。」

カナがそう言うのであった。



































クリスティーナ改の中にて・・・


「諸君!それでは張り切って、進軍を開始しよう!!いざ共に行かん!!メェーン!!」

一夜がそう言う。

「美しいお嬢さん、俺とどうですか?」

シンはミラに向かって、薔薇を出してそう言った。


ドン!


「おごっ!!?」

「おいコラァ!!姉ちゃんに近づくんじゃねえぇ!!!!!」

エルフマンがそれを見て殴る。

「あらあら。」

「すみません、シンの奴が・・・本当にすみません。」

ケイはミラとエルフマンに向かって謝罪をする。
























ドーーーン!!!





「「「「「「「「おわぁっ!!?」」」」」」」」

「「「わぁっ!!!」」」

「っ!?」

「メェン!?」

突然、クリスティーナ改に何かがぶつかり、揺れたのだった。

「おい!しっかり操縦しろ!!」

エルフマンが怒鳴ってそう言う。

「一夜、どうかしたのか?」

エルザが一夜に尋ねる。

「船尾に損傷発生!!!」

「見て来る。みんなはここにいて!」

一夜の言葉を聞きいた後、ミラはそう言い、原因を調べに行った。

「姉ちゃん、俺も!!」

エルフマンも後について行く。

「ケイ、シン!」

「「はい、先生!!」」

「お前達は修理の方を頼む。私は操縦に専念する!!」

「「わかりました!!」」

「頼んだぞ、メェーン!!」

シンとケイは急いでクリスティーナ改の修理しに行った。

「!」

ウェンディが窓からあるモノを見た。
ミラがサタンソウルに接収(テイクオーバー)して、
何者かをと共に下へ落ちて行ったのだった。

「皆さん今の・・・!」

「レーサー!!」

グレイがそう言う。
どうやらクリスティーナ改の損傷したのはレーサーが原因の様であった。

「ミラ。」

エルザが見らの名前を言う。

「一夜!ミラを追え!!」

グレイが一夜に向かってそう言う。

「メェーン!無茶を言うな!」

一夜はそう言う。

「あいつは姉ちゃんに任せろ!」

エルフマンが戻って来て、そう言う。体は少し傷があった。
レーサーによって傷ついてしまった様である。

「何・・・。」

「でも・・・」

「いいから急げ!!頼む・・・。」

他の者が全ての事を言う前に、エルフマンがそう言う。

「わかった。このまま無限時計まで行く!!メェーン!!」

一夜はそう言う。

「頼むぞ、ミラ。」

エルザは窓から下の方を見てそう言うのだった。




















数分後・・・


「修理が終わりました。」

「うむ、ご苦労。メェーン。」

ケイの言葉に一夜はそう言う。

「・・・ん?」

「そうしたシン?」

「・・・近くに何か来ます。」

「また六魔将軍(オラシオンセイス)か!?」

「それともレギオン隊?」

シンの言葉にグレイとミントがそう言う。

「ちょっと調べてみます。」

シンはクリスティーナ改の操縦席で、探知機で調べた。

「・・・2つありますが・・・1つはクリスティーナ改とほぼ同じですが・・・
 もう1つは人くらいのサイズですね、雲で姿は見えませんが・・・・・・あっ!!」

「どうした!?」

「人くらいのサイズが雲から出ます!!窓から見える筈です!!」

シンの言葉に全員窓の方を見る。そしてそれは現れた。

「「「「「「「「「「ああ!!!!」」」」」」」」」」

その姿に妖精の尻尾(フェアリーテイル)全員驚く。

「え・・・クリスティーナ改・・・ってウェンディに皆さん!!?」

なんと現れたのはコージだった。

「お兄ちゃん!!!」

「「「「「「「「「コージ!!!!」」」」」」」」」

「どうやら彼は無事みたいだ。メェーン!」

「いや・・・・・・無事じゃないです・・・・・・きやがった!!」

「近くにもう1つ何か来ます!!!」

それは、雲の中から出てきた。

「何だありゃ!!?」

「ロボットか!!?」

「メェーン!!」

「これは・・・」

「ドラゴン?」

エルフマン、ウォーレン、一夜、ケイ、シンはその姿を見てそう言う。
しかし、ウェンディ達は違った。

「何っ!?」

「おい・・・!」

「アレって・・・!」

「マジかよ!?」

「何だと・・・!?」

「この世界に一緒にきちゃったの!?」

「そんな・・・!」

「嘘でしょ・・・!」

リリー、グレイ、ミント、ガジル、エルザ、
ハッピー、ウェンディ、シャルルはそう言うのだった。

何故ならその者達はソレを知っているのだからだ。














































「「「「「「「「ドロマ・アニム!!!??」」」」」」」」

それは、7年前にエドラス世界でエドラス王が使った究極の兵器、
ナツ、ガジル、ウェンディ、そしてコージの4人で破壊した、ドロマ・アニムであった。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。夏バテのせいで遅れてしまいました。すみません!!
今回、最後の方でドロマ・アニムが出てきました。
次回で、ドロマ・アニムのことがわかります。次こそは早く出せれる様にします。
お楽しみに~!! 
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