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悪魔と人間

作者:新島幸治
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第九の罪

 
前書き
今日は少し短めです 

 
ここは懐屋桜花市の覇者七区者の一人が経営している居酒屋食堂でこの町でも数少ない安全スポットの一つのためかいつも賑わっている。そして今日いつもなら席が満員のはずだが今日は違った何故なら今同じ七区者芽吹渡のアパート新しく入居する事になった。花宮薫の歓迎会を開いていた
「えー今回は俺の奢りだから盛大に飲んでください!」
と芽吹が言ってるのを余所にすでに全員盛り上がり飲んだいてまったく聞いてなかった落ち込んだ芽吹はカウンター席に座り
「懐牛乳頼む」
「わかったよだから芽吹ちゃんも元気だして」
と牛乳出し芽吹に渡す懐そして芽吹はグラスに入った牛乳をグイッと飲むすると突然芽吹の顔が赤くなり倒れてしまった。さすがに芽吹が倒れたのには全員気づいたが絶対原因はあいつだと驚いた花宮以外の全員は思っていた。
「おい貴様そいつに何をした」
すると懐は笑いながら
「いやーただ牛乳と芋焼酎すり替えただけだってww」
懐屋八兵衛この桜花市の覇者七区者の最古参性格は生来の鬼畜である
「懐てめーまたやりやっがたな...」
まるで生まれたての子鹿よう震えながら立ち上がるがまたアルコールがまわりだし再び倒れる芽吹とそこに金髪で色白の男性が現れた。そして酔いつぶれる芽吹を見た
「おい八帰ったがって芽吹またここで酔いつぶれやがっておいそこのこいつ運ぶの手伝え」
と花宮を見るやいなや
「えっ私」
「そうだお前以外に誰がいるんだ」
と花宮と男性で芽吹を二人ががかりで運んだ。そしてそろそろ歓迎会もお開きになりマモン芽吹花宮は残って全員帰っていたそしてそのころ泥酔していた。芽吹がようやく起きだした。
「うぃー酔ったマモンお前飲んだかヒック」
「いや俺は飲んでねーよつかヴァンなんかすまねーな」
と謝っているマモンだがヴァンも謝っていた
「いやこっちも八の馬鹿がすまねーこいつも出会った時からまったく変わってねーから」
と笑いながら懐の頭を叩くヴァンだが懐も黙っちゃいなかった
「だけどヴァンだってあの時生き倒れた君拾ったの誰だと思ってるの」
その言葉にはヴァンもさすがに何も言えなかった。そしてそこに花宮はずっと気になっていた事を聞いた
「あのヴァンさん気になっている事があるのだが」
と花宮の質問にヴァンは
「んなんですか」
「名前何なんですか」
その質問にヴァンはさらりと
「ヴァンパイアロードかつては吸血鬼の王と言われた悪魔さ」
その言葉に花宮は震撼した結構いい人思った人が実は悪魔なんて何か信用していた人に裏切れた感覚だった。
「貴様悪魔なのかじゃあそっちもか」
と花宮は懐の方に指を差すと懐もさらり
「いや自分は半分悪魔の血が混じっている人間さ所で芽吹ちゃんこの娘僕らの事知ってるみたいだけど」
その質問にようやく酔いが覚めた芽吹は言った
「こいつはエクソシスト悪魔を倒しなんぼな連中だまぁ俺の敵じゃないけどな」
重大な事をサラリと言う芽吹だがヴァンと懐は普通だったが花宮はいろんな意味で驚いていたこの町は一体何なんだ七つの大罪がいる事は知ってはいたがまだ悪魔がいるなんてこの町悪魔の巣窟と感じとった花宮は今日起きた出来事が壮絶過ぎて疲れてしまい
「あの私先帰ってます」
と言い残して花宮は帰っていった。そして芽吹はヴァンに出してもらった水を飲みながら
「そういえば懐とヴァンって出会ってからもう何年経つんだっけ」
その事に懐が一応悩んだ顔で考えてたが速攻で思い出した
「あっ思い出した確かあれからだいたい130年前だったけ」
「いや懐違うぞ確か140年前じゃねーか」
と言うと懐は納得した顔で
「ああそうだったもうそんなに経ったんだ懐かしいね」
「ああそうだな」
と懐かしい顔で思い出している二人だった。ちなみ芽吹はアルコールが時間差で回りだし寝てしまいマモンは芽吹が寝たのを確認した後一人晩酌をしていた。 
 

 
後書き
次回懐とヴァンの壮絶な過去が明かされる。ちなみこの小説の時系列は一応2014です 
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