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なんかポケモンの世界に転生しちゃった?!

作者:ルチル
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カントー編
  グレン島って炎タイプが暮らしやすい場所だよね。氷タイプや草タイプには地獄だろうけど

私達はグレン島にやって来た。ここにはポケモン屋敷や化石研究所がある。化石といえばアマルスだな・・・・・なんか会いたくなって来た・・・・・パーティに入れようかな。

今日のジム戦の順番はシゲル、私、サトシ。シゲルはカメックスと新たに仲間に加わったプテラ、ニドクインで挑み見事勝利。流石はシゲルだね。

「キュウコン!」

「アクア、レディGO!」

カツラさんはキュウコンを私はアクアを出す。

「キュウコン、火炎放射!」

「アクア、ハイドロポンプ!」

火炎放射をハイドロポンプで消し去ると、霧が出た。私はすかさず指示する。

「アクア、溶けるで急接近!」

『はーい!』

「キュウコン、気をつけろ!」

「アクア、滝登り!」

カツラさんはキュウコンに注意を呼びかけたが遅い。既にアクアは滝登りを決めている。

「日本晴れからのソーラービーム!」

「アクア!かわしてから雨乞い!」

キュウコンは日本晴れを使い日照りにする。そして、ソーラービームを使ったが、アクアは素早い動きでかわして、雨乞いを繰り出す。

「ハイドロポンプ!」

『これで終わりだよ!』

ハイドロポンプを素早くキュウコンに決める。キュウコンは耐え切れず戦闘不能になった。

「お疲れ。ギャロップ!」

「アクア、戻って。サン、レディGO!」

『後は任せたからね?サン』

『勿論。任せてよ姉ちゃん』

アクアが下がり、サンが代わりに出る。

「飛び跳ねる!」

「雷!」

『オッケー!』

今は雨。だから、効果はいまひとつな飛び跳ねるで攻撃をしようとするが、こっちには逆効果である。むしろ、自分から負けにいったようだ。サンは雷を繰り出す。ギャロップはかわせずに地面に叩きつけられた。しかし、ギリギリで耐えたようだ。でも、ギャロップは麻痺を負った。

「サン、ナイス!高速移動からエレキボール!」

「ギャロップ!?」

サンはさらに高速移動でスピードを上げる。その状態でのエレキボールはかなり痛い。ギャロップはそのままダウンした。

「お疲れ、ギャロップ。強いな」

「ふふ。ありがとうございます」

「ウインディ!」

カツラさんがウインディを出した時に雨が止んだ。

「サン」

『分かってるよ』

「バトンタッチ」

サンはバトンタッチにより後続の子と代わる。

「ルミ、レディGO!」

私が代えたのはルミことアマルルガだ。ルミはおっとりな女の子。

「見たことないポケモンだな」

「ええ。カロス地方のポケモンですから」

「カロス・・・・・遠いな」

「ふふ。ルミ、やるよ」

『勿論です。負けるつもりはありません』

「ウインディ、火炎放射!」

「原子の力で防御!」

火炎放射を原子の力で防ぐ。

「ルミ、原子の力+サイコキネシス!」

『いつものパターンですね?分かりました!』

いつものパターン。それはある技をサイコキネシスで操るもの。二つの技を同時に使わなければいけないからかなり大変だ。

「え?何?」

「すっご・・・・・・・」

原子の力を華麗にサイコキネシスで操る。それはまっすぐウインディに向かった。

「かわせ!」

ウインディは必死にかわそうとする。だが、かわしきれずにダメージを受けた。

「ルミ、十万ボルト」

『はい』

追撃とばかりに十万ボルトを繰り出す。サンの高速移動が受け継がれているので、素早く決められるようになっている。しかも、さっきの原子の力で全ての能力が一段階上がっている。ウインディは原子の力をかわしきれずにダウンした。

「何も出来なかったな」

「とてもいいバトルでした。ありがとうございました」

「こっちこそいいバトルだったよ」

「ルミもお疲れ」

『ええ。お疲れ様です』

私はルミをボールに戻す。そしてバッヂを受け取った。次はサトシの番である。サトシはゼニガメ、フシギダネ、ピカチュウの三匹で見事勝った。フシギダネを出した時は少しヒヤヒヤしたが。ともあれ、私達は見事七つ目のバッヂを手に入れたわけで。次は最後のジム、トキワジムだ。確かタイプは地面だったはずだが、サカキが捕まったことで他の人に変わった。だからタイプも変わっているはず。まさかの六対六なんてことにはならないよね?まあ、そうだとしても力を取り戻した私の子には勝てないけどね。とりあえず、双子島いかない?というわけで、私達はララに乗って双子島を目指す。



「凄いひんやりしてる」

「グレンとは大違いだね」

流石は氷タイプの聖地。双子島。

『ここに来るのは久しぶりです』

現在は人もいないのでユキをボールから出している。てか、私達が奥に進むほど、頭を下げるポケモンが多数いるんだけど。まあ、ここの主はユキだしね。

「なんか頭を下げられてる?」

『ふふ。私がサトシ、シゲル、アヤカと一緒にいるからですね。本来、ここのポケモンは人が来ると大体は隠れてしまうの。だけど、ここの主人である私が警戒もせず一緒にいるから警戒してないの』

「なるほどね。流石はユキかな?」

『褒めても何も出ませんよ?』

「知ってるよ。本当にその言い方アヤカにそっくり」

「そうかな?」

「確かにな。アヤカのポケモンはアヤカにそっくりだぜ」

『そうそう』

サトシとピカチュウの言葉に私とユキは顔を見合わせて笑う。

『アヤカにそっくりと言われて何か嬉しいな。主人に似るというのは本当なんですね』

「そうみたいだね」

気がつけば私達は一番奥まで着ていた。一番奥は光が差し込み、氷がキラキラ光っていて綺麗だった。

「綺麗!!」

私は目を多分キラキラさせているだろう。シゲルもサトシも興味深そうに見ていた。

『アヤカ達にこれを見せたかったの。気に入ってくれた?』

「勿論!ありがとね!ユキ!」

私はユキに抱きつく。ユキは驚いたようにしていたが、嬉しそうに笑って羽で抱きしめてくれた。

『ふふ。どういたしまして』



アヤカとユキ。どちらも綺麗だった。アヤカにポケモンが心を開くのはきっと誰にでも優しくて差別しないから。だからこそ、どんなに人間が嫌いでも心を開くんだ。それはサトシだってそう。でも、僕はそれを出来ているかな?少し不安になる。でも、そんなこと無いよって僕のパートナー達の声が聞こえた。

「ありがとね」

「なんか言ったか?シゲル」

「ピカピカ?」

「なんでも無いよ」

にしても、アヤカもユキも綺麗だなあ・・・・・・ってはっ!もしかして僕、アヤカの事が好きなのか?いやまさかね。多分そんなことは無い。確かに時々笑顔を見てドキリとすることはあるけど!絶対にそんなことは無い!



なんで気づかないのかしら?ご主人は既にアヤカの事が好きなのにね。長く一緒にいたせいで分からないのかしら?

私はそんな思考を巡らせる。カメックスは既に諦めているようだ。多分そのうち気付くよとでも言いたげだ。私もそう思うんだけどね。意外とアヤカはモテるのよ?本人は気づいてないけど。というより、誰かアヤカと付き合いたいと思ったら全力でそれを潰そうとしそうだよね。アヤカのポケモンは。アヤカ至上主義だし。でも、アヤカもその人を好きになったら、今度はそれを全力で応援するんだろうな。でも、一部のポケモンは嫁にはやらん!とか言ってそうだけど。まあ、とにかく頑張って!ご主人!私達は応援していますよ!



私達は双子島からグレンへ戻る。グレンに戻った時は既に夜。かなり長く双子島にいたようだ。明日はポケモン屋敷に向かい、その後化石研究所へ。シゲルはそこでプテラの復元をしてもらうらしい。私は化石持ってないからな。手に入れたら、復元してもらお。どんな子がいいかな?化石っ子で好きなのはアマルスだしなあ。もう持ってるし。タテトプスは可愛いよね。進化したらゴツくなるけど。まあ、プロトーガあたりがいいかな。草四倍がキツイけど。アーケンは却下だな。特性がね。まだ、チゴラスかしら。あの子は意外と行けそう。でも、Xではゲットしてなかったからな。出来るといいな。とにかく眠い。今日はいいもの見れたし。ラッキーな日だったな。明日もいい日になりますように。

 
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