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なんかポケモンの世界に転生しちゃった?!

作者:ルチル
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カントー編
  シオンタウンって好きでも嫌いでも無いけどなんか怖いよね

私達はシオンタウンへ到着。現在のメンバーはユキ、ピカ、ライ、ブラック、アクア、リーフ。珍しく、ピカとライが一緒である。着いた途端、少し安心した。入った途端、あの音楽が流れるんじゃ無いかとヒヤヒヤしてたからね。そんなことは無いと思うけど。シオンタウンにはジムが無いから、観光だけになる。ポケモンタワーでも行くのかね?

「ポケモンタワーにでも行くか?」

「手を合わせるのかい?」

おー流石シゲル。よく分かってる。

「そうだけど?」

サトシもそのつもりだったんだ。珍しい。

「いいんじゃない?」

私も断る理由は無いので承諾。私達はポケモンタワーの中へと入って行った。なんか想像よりも広かった・・・この上、上がれるみたいだけどどうなんだろうね?上にはトレーナーがいそうだけど。まあ、辞めといた方がいいね。早急に手を合わせ、外に出る。すると、なんか寒気がした。まさか、幽霊とかじゃないわよね?見破るとか嗅ぎ分けるとか覚えてるポケモンいないんだけど!!

「なんか寒気がしたよな?」

「そうだね」

あれ?サトシもシゲルも同じ?私だけじゃなかったのね。するとユキが声をあげた。

『どうもありがとうって言ってたわよ』

あ・・・・・お礼を言いに来たのね。こちらこそ、わざわざお礼を言いに来てくれてありがとうね。

「お礼を言いに来たのか」

「礼儀正しいね」

三人でくすくすと笑いあった後、私達はタマムシシティへ。道のりは長いけど頑張るか。というより誰?ユキに乗って行けば早く着くとか言った人?それじゃあ意味ないじゃん。旅は歩いてなんぼでしょ。

「じゃあ、タマムシシティだね」

「今度こそ、ウルださないと」

「俺らに被害を及ばないようにしてくれよな」

「善処する」

私の言葉にサトシが注意を言った。保証は出来ないけど、頑張ってみるよ。ジム戦でストレス発散するかもしれないけど。だとしたらエリカにはたまったもんじゃないね。なんか、ごめんなさいね。まだ、あってもいないし、バトルだってしてないのに、心の中で謝る。まあ、ウルの事だからきっと、仲間をいたぶっ・・・・・・じゃなかった仲間とバトルして発散してるかもしれないが。



「無事、タマムシシティに到着!」

案外早かったよ。着くの。おかしいな?もっとかかると思ってたんだけど。というより、サトシ、ジム戦に向かわない。せっかちだね。シゲルが首根っこ捕まえてるよ。

「もう、夕方なんだけど」

「だから早く行こうとしてるんじゃないか」

「あんた、馬鹿?普通、こんな時間に行かないから。明日ね」

「えー!!」

『えー!!』

うわあ・・・・・ピカチュウもですか?もう、ベストパートナーじゃ無いですか。そこまで息ピッタリなら大丈夫ね。そもそも、サトシのポケモンはサトシ大好きすぎるよね。例としてベイリーフとか?ポカブとか、ミジュマルとかピカチュウとか。まだ他にもいるけどね。至上主義程怖いものは無いと思うよ。うん。

『それ、アヤカにだけは言われたくない』

・・・・・・・ピカチュウに心を読まれました。いやいや。私の子はそんなんじゃ無いですから。

『いやいや。トレーナーがアヤカの事を馬鹿にした途端、一斉に出て来てましたよね?』

あれ?そうだったっけ?覚えてないや・・・・・・と言いつつ、実は嘘。事の発端は丁度三日前。トレーナーに勝負を挑まれて、圧勝したところイカサマだ!とか難癖つけて来たのよね。どうもプライドが高い人だったみたいで自分が最強だとか思ってたらしい。そんなことはあるわけ無いのにね。で、難癖つけた途端、私のポケモン達、その時のパーティはコハク、ファイア、サイラ、リーフィ、イブ、グレのブイズパーティだった。で、発した言葉が以下の通り。

『何、アヤカの事馬鹿にしてるの?いくら温厚な私でも流石に切れるかな?電光石火やっちゃうよ?』

『へーそんなこと言える口持ってたんだね・・・・・・僕、怒りのあまり、火炎放射放っちゃいそう』

『何?こいつ。うざいわあ。十万ボルトやっちゃうね!』

『にっこり^ ^リーフブレードやるよ?』

『私ね、アヤカの事好きなの。馬鹿にしたなら、お仕置きしなきゃね?電光石火でいいかな?』

『ああ・・・・・・馬鹿ですね。馬鹿だからそんなことしか言えないんですよ。やれやれ。そもそも、アヤカの前に立てること自体、光栄と思いなさい。そんなこと思えないのなら、とりあえず氷漬けになって頭を冷やしてから来てくださいね^ ^』

最後のグレの言葉に引きました。グレって静かに怒るから怖い。言葉は分からなくても、トレーナーは真っ青になって逃げて行ったね。だって私でさえ黒いオーラが見えるもん。ちなみに、ピカチュウ達はボールに入っている子はボールがカタカタ揺れていて、入っていない子は震えていた。サトシとシゲルも後ろに下がってたけどね。私も後ろに下がりたかった。

「確かにあの時のアヤカのポケモンは怖かったな」

あれ?サトシ?ピカチュウの言葉

「おう!大体分かるようになったぜ!」

マジか!ようやく、見慣れた感じになって来たな

「それは凄いね。僕なんてまだまだだよ」

いやいや。普通の人から見たら充分ですって。シゲルも。てか、私達が異常なのよ。

「はい。もうポケモンセンターに行って休むよ。ジムは明日ね」

「ちぇ・・・・・・」

『ぶー・・・・・・』

二人とも、息ピッタリなのはいいんですが、流石に時間帯を考えようね。そこさえ考えられるようになったら完璧だから。

「はいはい。行くよ」

シゲルに連れられ、サトシは仕方なくポケモンセンターに向かう。私はそれを後ろで見ながら笑う。そして、走って、隣に並んだ。

次の日、ジムに向かい、ジム戦を行う。

「クサイハナ!」

「シルク!レディGO!」

エリカはクサイハナを私はシルクを出す。エリカはシルクを見て、驚いていた。だって、色違いだし。

「クサイハナ、葉っぱカッター!」

「シルク!スピードスター!」

『分かった!』

葉っぱカッターとスピードスターがぶつかり合う。威力は互角のようだ。周りが土埃に覆われる。これじゃあ、相手が見えない。だけどね・・・・・・・・

(シルク!シャドーボール!)

(任せて!)

最近取得した、心の会話。それを利用し、シルクに指示を出す。なんか、リラみたいだよ。シルクはシャドーボールを放つ。シャドーボールはクサイハナにクリーンヒット。流石だね。

「クサイハナ!?」


「おお・・・・・・アヤカの心の会話が出たな」

「あれ使われたら辛いよね」

サトシとシゲルは感心。それほどまでに凄いもの?これ?

「シルク!トドメの電光石火!」

『うん!えーい!!』

電光石火が決まり、クサイハナはダウン。流石、私の子。

「お疲れ様です。ラフレシア!」

「シルク、戻って!ヒサナ!レディGO!」

『うん。後は任せたよ!ヒサナ!』

『任された!絶対勝つ!』

私はシルクを戻し、ヒサナを出す。対して、エリカはラフレシアを出す。どちらも譲らない戦いだ。

「ラフレシア!花びらの舞!」

「ヒサナ!高速移動でかわしてから、燕返し!」

『了解!僕のスピードに着いて来れるかな?!』

花びらの舞を高速移動で華麗にかわし、絶対に当たる燕返しが決まる。ラフレシアは効果は抜群の技を受けてふらふらだ。さらに追い打ちをかけるように、私はヒサナに指示を出す。

「ヒサナ!再び燕返し!」

『これで決める!!』

ヒサナの燕返しが決まり、ラフレシアは倒れた。これで、私の勝ちである。

「流石、ヒサナ。ありがとね」

『どういたしまして。僕をダイヤモンドで100レベにまで育ててくれたお礼だよ』

「ううん。こちらこそありがとう。私をずっと支えてくれて」

この会話は私とパートナー達にしか通じない。まあ、当たり前だよね?その後、バッヂを受け取り、サトシへバトンタッチ。サトシはリザードとピジョンの活躍により、バッヂを手に入れた。そして、リザードはリザードンへピジョンはピジョットに進化した。その後、シゲルへと回る。シゲルはウインディとナッシーで対抗。相性で楽々バッヂをゲットした。でも、リザードが反抗してないのか意外だったな・・・・・・・リザードの黒歴史も消滅かな?というより、ごめんなさい。結局ウル出さなかったよ。次回出すから許してね

「強くなったよね・・・・・私達」

「そうだな・・・・・ここまで、バッヂは四つ」

「残りも四つ。ようやく、半分だね」

『次はヤマブキシティですよね?』

先程、呼び戻したウルが言った。ウルはウルガモスに進化していた。レベルアップ早いな・・・・・・・さっき、ポポも進化してたし。ちなみに、今のメンバーはウル、ブラック、フィリア、フッシー、ハク、ピカ。ハクはハクリューで色違いの女の子。無邪気な子なんだよね。しかも、テレパシー使えるし。フッシーもフシギバナに進化してるし。ブラックなんてすでに月の光習得済み。特典って恐ろしいなあ・・・・・・・

「ヤマブキはエスパーだね」

「エスパータイプか・・・・・・」

シゲルの言葉に考える素振りを見せるサトシ。ちなみに、シゲルのイーブイは既にブラッキーに進化してるし。もう一匹のイーブイはサンダースになってるし。なんか、アニメ関係無くね?もはや、別物だろ。これ・・・・・・・

「アヤカのブラッキーって強いよね」

「影、薄いから?」

『影、薄くない』

「サトシ、ブラックが影、薄くないってさ。素早いからでしょ。流石に素早い、仲間に揉まれているから速くなったんでしょ」

サトシの言葉に反論したブラックの言葉を告げ、素早い理由を説明。てか、影、薄いからとかブラックが可哀想じゃん!

『アヤカが正しい』

『アヤカが正しいって言ってますよ。というより、私の出番。今回はきちんと作ってくださいね!相手はエスパーなんですから!蝶の舞から虫のサザメキぶちかましますから!』

「・・・・・・・ウル、それはダメでしょ」

「いくらなんでも、いじめだから」

『うん?だって、バトルですよ?本気でやらなきゃ』

「うん。とりあえず、相手可哀想だからやめとけ」

シゲルのツッコミに反論し、サトシに諭されるウルちゃん。時たまこの子、怖いわ!

『やだ♪アヤカの敵は私の敵です!』

ウル・・・・・ナツメさんは敵じゃないよ・・・・・・ただのジムリーダーだから。最近、物騒なことを言いまくる、この子達が怖いです。ん?誰ですか?私の子だからしょうがないって言った人は!?フィーのハイパーボイスかピカの十万ボルト食らわせますよ!?あれ?結局は私のせい?ああ・・・・・・飼い主に似るとはこのことですか・・・・・・・

「・・・・・・・」

あれ?遂に誰も何も言わなくなった?もう、止められないってこと?ちょっと!?シゲル、サトシ!!なんでこっち見るの!?私のせいじゃ無いんだから!?ああ・・・・・・なんで私の子はどの子も個性的なんでしょうか?サトシの子もそうだけどさあ・・・・・私の子の方が個性的だと思うのは気のせいですか?これはグレを呼ぶべきでしょうか・・・・・・・ああ・・・・・常識ポケのヒスイ、アオ、ユイ、カムバック!!

「もうやだ・・・・・・グレ呼ぶよ?」

『それはお断りしたいね』

ウルの即答。早いとこ、常識ポケ探さないと。ん?常識ポケ・・・・・・大抵、伝説じゃね?ふざけんな!いつまで悩めばいいの・・・・・・

「アヤカのポケモンは個性的だね」

「それ言わないで。苦労してるんだから」

「小さい頃から付き合ってるって結構長いよね」

いや、それ以前から付き合いありましたけどね。ただこんなに個性的だとは思わなかった。ランをゲットしたらさらに疲れるような気がする。あいつ無邪気だし。そもそも、私が無邪気っ子が苦手になったのがあいつが原因。素早さの種族値90族の癖に、95族を軽々抜くとかなんなの?あの子。怖いわあ・・・・・・ああ・・・・・・常識っ子でも時々壊れるからな・・・・・・・本当にまともな子いないよね。シゲルが羨ましい。サトシのところも個性的過ぎるから出来ればね・・・・・・・避けたい

「とりあえず、寝よ。死ぬ」

「お疲れ、アヤカ」

本当だよ。にしても、シゲル、優しくなったなあ・・・・・・・もしかして、アニメのシゲルはサトシのことが好きだからいじめたのか?ほら、よくいるよね?好きな子ほどいじめたいやつ。私は、あれ程うざいやつはいないと思うけどね。好きなら正直に言えよ!そう思うんだよね・・・・・・・まあ、素直になれない人の最終手段ってやつ?理解できないけど。
てなわけで、今日は解散。疲れた。たまには、毒舌やめてください。ウルちゃん。

 
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