『自分:第1章』
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『贈り物』
翌日、職員に渡された小さな荷物。
『中身は確認済み、規則やからね。』
部屋に帰って開ける。
コピーCDが2枚。
パソコンで印刷した歌詞がゴッソリ。
歌詞に沿って色んな思い出や想いを色ペンで書き込んでくれてた。
何日かかったんやろう...
『あなたには離れてても支えてくれる人が居る。心配かけたことシッカリ謝って感謝せな罰当たるでっ!ユウ君はええ子やなぁ~ほんまにっ!!』
そう言って職員は零那を抱き締めた。
涙が出た。
此の職員は、入所した頃から良く此処に来ては、必ず気にかけてくれてた。
其れをうっとーしいとか思わず嬉しいと想ってた。
何故かすんなり心許せた。
職員は此の人としか、まともに話してない。
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