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なんかポケモンの世界に転生しちゃった?!

作者:ルチル
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カントー編
  伝説?幻?遭遇率が低すぎるし、力が強いからそう呼ばれてるだけでしょ

アヤカです。私達は今、クチバシティに向けて旅をしている途中です。でも、目の前に広がる光景がおかしいんです。状況を整理してみます。ただ、目の前に色違いのフリーザーがいるだけなんです。でもね・・・・・・・・

「どうしてこうなった?」

「さ、さあ?」

「色違いのフリーザーって・・・・」

『アヤカ、ヘルプ』

なんで名前知ってんの?

「知り合いか?」

「んなわけないでしょ」

『変な奴らが追いかけてくるの。助けて』

いやいや。あんたは伝説でしょ?自分で追い払えるじゃん。

『・・・・・・・』

ちょっと?なんで今、目を逸らしたの?

『タイプの問題で・・・・・・』

ああ・・・・・・タイプの問題ね。じゃあ、しかた・・・・・・無く無い!

「あんた、飛行タイプの技と岩タイプの技があるでしょ・・・・・・」

『アヤカに早く会いたかったからスルーして来た』

ちょ!それ一番いけないパターンだから!!何してんの!お前は!

『えへへ・・・・・・』

えへへじゃ無いよ・・・・・・
はあ、仕方ないなあ・・・・・・・

「ライ、変な奴らが来たら十万ボルトor雷」

『ん。了解。ユキも大変だね』

『本当。ふざけんな』

え?今、ユキって言った?数少ない常識ポケでは無いですか!!

「ユキ?」

『あれ?ようやく気付いた?』

「うん。全然分かんなかった」

『・・・・・・アヤカらしいね』

あれ?呆れてる?なんで?てか、名前名乗らなかったじゃん。分かるわけ無いわ。その時、変な奴らがやって来た。というより、おじさんの集団だね。ユキは私の後ろに隠れようとする。いや。無理だから。大きさ的に。可愛いけど。

「おい!フリーザーを渡せ!」

「えー?やだ。ライ、雷」

『はーい』

ライはおじさん達に雷を落とす。ピカチュウも一緒になって、電気ショックをお見舞いしている。結構辛くね?

「おい!なにすんだ!」

「んー制裁」

いえいえ。制裁という名のフルボッコです。私、こういう人、大っ嫌いなんだよね。

「ダグトリオ!」

「ゴローン!」

「イワーク!」

「キュウコン!」

「ライチュウ!」

五対一ですか?まあ、ライなら簡単ですが。

「穴を掘る!」

「岩雪崩!」

「体当たり!」

「火炎放射!」

「十万ボルト!」

おお!一ついい技が来たね?サトシとシゲルはじっとこのバトルを見ている。

「ライ、ジャンプしてかわせ!岩雪崩にアイアンテール!そして、キュウコンに十万ボルト!ゴローン、イワークに草結び!」

ジャンプして穴を掘る、体当たり、火炎放射をかわす。そして、襲ってくる岩雪崩はアイアンテールで砕く。十万ボルトは特性避雷針により、ライに当たり、特攻が一段階アップする。その勢いで、キュウコンに十万ボルトを繰り出し、瀕死にさせる。ゴローン、イワークに草結びを決め、両者、瀕死にさせる。

「な、なんだよ!こいつ!」

「俺らのポケモンが一撃で!?」

「よそ見してる暇は無いよ!ライ!ダグトリオに高速移動からアイアンテール!ライチュウにエレキボール!」

よそ見をしているうちに、ダグトリオに高速移動で近づき、アイアンテールをぶちかます。そしてライチュウにはエレキボールを。二匹とも瀕死にさせる。さらに高速移動でスピードが上がってるため、エレキボールの威力が増している。特攻が一段階アップした状態のエレキボールはかなり痛い。ダメージ的に。なので、効果はいまひとつでも、大ダメージとなるのだ。

「な、何者なんだ!お前は!」

「ただのトレーナーだよ?さて、次はどこのだれ?」

『いつでもかかって来なよ』

ライは頬袋から溢れんばかりの電気を出している。その様子にびびったのか、おじさん達は急いで逃げて行った。

「お疲れ、ライ」

『手応え無かったよ。何?あの弱さ。ウォーミングアップにもならないね』

ライ・・・・・今、絶対切れてるよね?毒舌が発動してるよ?というより、私の子、全員切れたら毒舌になるの?ちょっとそれは嫌だな・・・・・

「なんか、ライの迫力違くないか?」

「僕も思った」

「ライ、絶賛切れてるから」

『・・・・・同族の僕でも恐怖を感じる』

『私、あの電撃耐えられる気がしない』

うん。そうだよね。相性では有利だったダグトリオもなんか青ざめてたし。ブラッキー・・・・・あんた特防高いのに耐えられる気がしないって・・・・ライ・・・・・あんたはどんだけこの子達にトラウマを作る気ですか?

『アヤカ、私をゲットして?』

ちょっと!?ユキちゃん!?何爆弾発言してんの?!あれ?この子、数少ない常識ポケじゃ無かったっけ?私の勘違い?もう嫌・・・・・・

「・・・・・分かった」

私はユキにボールを投げる。ボールはユキに当たってすぐに音を立てて止まった。

「ユキ、ゲットでオッケーだよ♪」

『イェーイ!』

まあ、これからよろしくね!ユキ!

『はい!よろしくお願いしますね!』

ああ・・・・・やっぱり礼儀正しいいい子だ。今いる子とは大違いだ。

『というより、伝説、まぼろしで一番にゲットされたけど、この事知られたら、エンジュ達に何されるかな・・・・・・特にラン』

あ・・・・・・そういえば、あいつらいたね。というより、やっぱり特典は歴代ソフトのポケモン達か。嬉しいっちゃ嬉しいけどねえ・・・・・・めんどくさい子が意外といるんだよね。特にランとかランとかランとか。ランしか名前あげてないけど。こいつが一番の問題児だと私は思う。まあ、イッシュに行かない限りは会わないだろうからまだ平気だけどね。その前に来そうだけど。そしたら無視するかな。

『今、ランの事無視するかなって考えてた?』

え?!ライ!?何人の心読んでんの!?

『何年付き合ってると思ってんのさ。まあ、僕もランは苦手だけどね。無邪気すぎるし』

はい。あいつのせいで無邪気っ子が苦手になりました。無邪気怖い。

「ランって?」

「私のうざい知り合い」

「うざいって・・・・・・」

シゲルに聞かれ答えると、サトシが苦笑いしてる。この表現が一番あいつにあってるんだよ。サトシ達もあって見ると分かるよ。きっと。とりあえず、先に進もうか。

「うん。そうだね」

「ここ、なんかポケモンいないか?」

「どうせ、虫ポケばかりじゃね?後は、コラッタとか、ポッポとか。二人とも持ってるでしょ」

「まあ・・・・・・」

「それならいいか」

とにかく、早いとこクチバシティに急ごうよ。目立つのは勘弁ね。ついでに、バトルも避けたい。だって、ライが無双しちゃうし。

『電気か・・・・・僕、勝てるかな?』

「勝てなかったら、ピカとライが稽古つけてくれるよ」

『・・・・・鬼教官になりそうなんだけど』

珍しく、ピカチュウが弱気だ。強気にさせるために、稽古の話を持ち出すと鬼教官になりそうとのこと。確かにあの子達ならありそうだよね。想像したく無いな。

「どうしたの?」

「珍しく、ピカチュウが弱気だった」

「大丈夫だって!俺とピカチュウなら大丈夫だ!」

『サトシ・・・・・そうだね。何弱気になってるんだろう。サトシがいれば、僕は負けないのに!』

「ピカチュウが強気に戻った。流石サトシ」

サトシマジックである。ちなみに今、名付けたんだよね。でも、ネーミングセンス無いからねえ・・・・・・そんなのある人羨ましいわ。

「さ、もうすぐでクチバシティだ!」

「頑張るぞ!ピカチュウ!」

『うん!頑張る!』

「僕だって!」

『そうだな』

「さ!私達も頑張るよ!」

『勿論。僕がいれば勝てるよ』

私の言葉にライが同意する。というより、自信満々だね?君。私の腰のボールがライに抗議するようにカタカタと揺れた。

 
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