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緋弾のアリア 偽りの超偵

作者:黒騎士
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第1章 日常編
  武偵としての実力

 
前書き
前回の続きです 

 
東京武偵校のバスジャックがあった
俺は、アリアと交わした条件である
約束の依頼であるこの依頼をしたが
アリアが俺を庇い額に傷がついた…
そして、その後にかなえさんとの、面会に成り行きで行った……

そんな風に考え事をしてると、
不知火が話かけてきた……

「遠山君?神崎さんが急にロンドンに帰ることになったらしい今夜、
羽田をでるらしいよ遠山君なら知りたいだろうと思ったから伝えたよ」

「そうか、アリア帰るのか」

ん?理子からメールか?



………そろそろ動くだろうな…

「風魔、動くぞ?」

「んー、兄者拙者は眠いでござる」

眠そうな風魔をバイクの後ろに乗せ
まずは武偵校に風魔を持っていく

「今夜の羽田を出るアリアの乗る、便が恐らくハイジャックされるだろう……実は俺、武偵殺しの事件内容を自分で調べてたんだが…実はその中に可能性事件ってものが存在した
一般には武偵殺しとは公開してないが、同じかもしれない事件の事だ」

「そんなものが…」

しかし、金一さんの名前もあった…
だから、恐らくシージャックか……

ん?遠山が動いた……
真っ直ぐ羽田に向かっているな…
やはり、気づいたか流石は
金一さんの弟だな…見事だ…

「アリアの乗る便には俺が乗る!
風魔は武偵校の他のメンバーにも
このことを伝えに行ってくれ」

「しかし、拙者も戦えるでござる」

「ダメだ、お前は戦闘には着いていけない可能性が高い……ここは俺に任せて、バックアップを頼む」

「!…了解したでござるよ」

風魔を武偵校に置いてきたから
急いで羽田空港に向かいますかね
バイクを飛ばして行くとすぐに着く
しばらくバイクで飛ばすと着いた…
さてと、俺は先に乗っておきますか
もうすぐ、遠山キンジも来るだろう

「武偵です、この便に乗りたいんですが、急で申し訳ないですが、ロンドンに飛ぶことになってまして、
あっ!空いてる席で良いです………
はい…ありがとうございます……」

あー疲れた…とりあえず乗り込んだ
これで、後は部屋で待機だな……

「ガチャっ」

「本当に武偵殺しなら金一さんを、
倒した奴がいるのか……まさかな…
あくまで、あれは可能性だ……

「ん?機体が動き出したな……
やはり、止めるのは無理か……
と言うことは遠山は乗っているな
止めるよう指示を出したが止まらずといったところかな?」

「……ですが、お客様に迷惑が…」

おやっ…遠山だろうな、恐らくは
アリアの部屋に行ったのかな?

2人のSランクと1人のAランクの俺、
3人の武偵を乗せた600便は空を飛ぶ

「雷雲に近づきすぎだな…」

武偵殺し…いつ動く?

「HELLO?九条 裕也くん」

!?なに?

「誰だ?」

すぐさま振り返り愛銃FN57を構える

「貴方のクライアントよ?」

クライアント?……監視依頼の?

「お前が?監視依頼を?」

「そうよ?少し気になってね」

気になって?遠山か?何故……

「あら?私は貴方が気になったと…言ったつもりだったのだけど?」

心を読まれた!?

「お見通しってか?」

「まぁ全部は分からないわよ?」

言ってくれるぜ……
俺は女性が苦手なんだよな……
できれば、戦いたくはないが…

「不思議そうね?なら一つだけ、
教えてあげるわ…なんでも聞いて」

なんのつもりだ?
なにが狙いだ…油断させて殺す気か

「んー……信用してなさそうね…
なら、これでも信用しない?」

なっ!?武装解除だと……
自殺行為じゃねーか、

「どう?信用してくれた?」

いや、待てよ…クライアントなら…俺を殺したりはしないはずか…
俺はそう思いあたると銃を下ろした

「あら?やっと信用してくれた?」

「信用はしない、だが話は聞こう」

何を考えているかは知らんが……
情報を教えてくれるのなら別だ、

「さぁ…それじゃあ聞きたいことを
聞きなさい?ただし一つまでよ?」

「あー、なら俺の聞きたいことは、
何故、俺に依頼したかだよ……」

わざわざ俺の寮部屋の扉前に直接、依頼書やなんやらを置いていったのだからそれなりの理由があるはずだ

「あら?私のことは聞かないのね」

「聞いても聞かなくても一緒だろ?それよりは少しでも情報を集めたいだから何故俺に依頼したかが一番に気になるんだが?」

俺の中ではこの疑問がどうしても、答えに導きだせないのだ……

「そう…ならその質問に答えてあげるわ……答えは貴方の力が必要…
ただそれだけの理由よ?どう?
はっきりした?」

「俺の力?…ハッ笑わせんなよ……
俺にそんなアンタの望む力なんてのは残念ながらないよ……」

「そんなことはないわ……たしかに
貴方には力がある…あの力が……」

「ん?なんだよ…あの力って…なんのことだよ……」

「まぁいまは良いわ…はい、報酬金
私はもう行かなければいけないの」

「おいっ!…まだ話は……っ」

俺が呼び止めようとした瞬間機体が
大きく傾いた……扉の方を見ると…
彼女はもういなかった……

「くそっ……逃がしたか……」

急いで部屋から出るが誰もいない
だが、機内からどうやって出るつもりなんだあいつは……まさか……

「パラシュートか!」

機内の緊急時用具室か……

用具室に行くと扉が開いていた…

くそっ…逃がしてたまるか…

「てりゃーっ……」

部屋に飛び込んで銃を構えるが…
そこには誰もいない代わりにパラシュート置き場に一通の手紙があった

[流石ね、九条 裕也君
この手紙を読んでいるということは
やっぱり貴方には力がある証拠よ。

残念だけど、この飛行機の
パラシュートは貰ったわよ?
まぁ、貴方の分はあるんだけどね
でも、機内の乗客全員分はないから

さあ?どうするのかしら九条くん?
では、またいずれ、会いましょう。
楽しかったわ九条君]

手紙にはそう書かれていた……

「くそっ…間に合わなかったか」

だが、まずは奴よりも、この機体を
なんとかしないと……墜落するぞ…

まずは、操縦室に行かなければ……

「バリバリ……バリバリバリ……」

ん?銃声?遠山と神崎か? 
 

 
後書き
ちょっと長くなったかな? 
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