国を救いたい、国を守りたい。若き王の胸に宿るは、熱き思い。
彼は愛する祖国を、武力で侵略されてしまったから。
そんな彼の異名を、黒銀の聖王といった。
長く生きられなくても、だからこそ、精一杯生きたい。若き族長の胸に宿るは、ささやかな願い。
彼は二十歳まで生きられないという、宿命を背負っていたから。
そんな彼の異名を、錯綜の幻花といった。
絡み合う運命は、王と族長を出会わせる。そして二人で挑んだ数多くの難題。育んだ絆はいつしか、互いをかけがえのない存在へ、相棒へ、半身へと、変化させていく。
出会いの果てには、必ず死が待っていると、知っていても――。
これは、島国、神聖エルドキアに伝わる英雄譚。黒銀の聖王と錯綜の幻花の歩んだ、歴史に連なる足跡の物語。
「俺は、王だから。この国を、絶対に守りぬく」
「僕は幻の花。美しく咲いて、美しく散るのさ」
青空に咲く、黒と金。青空に咲いた、聖王と幻花。
描かれる美しき物語を、ご覧あれ。
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「小説カキコ」にも同時連載中。こっちの方が進行度は遅いです。
最初は三万文字くらい前日譚が続いて、そこから本編開始となります。こっちの方が主力になりそうな予感しかない……。
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タイトル | 更新日時 |
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前日譚 偽りの救世主(メサイア) |
序章 「救世主」の使命 |
前日譚1-1 | 2018年 08月 29日 16時 34分 |
前日譚1-2 | 2018年 08月 31日 09時 44分 |
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