よるむんがんどっっっっ!!!!!
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タイ、バンコクのとある会社のオフィスにて。
肌を真っ黒に焼きつぶしたアジア系の筋肉質な男と、耳にピアスをつけたイタリア系の金髪の男が机を挟んで取引の真っ先中だった。
金髪の男は、にこやかな、ともすると胡散臭さ満載の、笑顔を顔に張り付けて喋っている。アジア系は緊張している様子で時折ハンカチを取り出しては汗を拭きとっていた。
ここからでは話の内容までは読み取る事はできなかった。
「っま、どーせ碌な話じゃない」
私は誰ともなしに呟いた。勿論、それに答える者はいない。
「ってか、普通の商談な訳ないよねー。だって護衛もガンガンにつけてるし、狙撃主だって一人、二人、三人…六人もいるんだもん」
また、呟いた。ま、今のは愚痴に近いんだけど。
「でも、まあ…ね、出来ない仕事でもないし。楽ではないが、無理ではないってね」
私は勝利宣言をした。そう、今から私、人を殺します。
ヨルムンガンドの世界で十八の乙女が生き残れるのか!? ココ私兵団に放り込まれたマリーは弾と喧騒と硝煙にまみれた戦場を走り抜けるッ!!!
《多少、残酷なところもありますが、基本はのほほんとしております。》コメディ色の強いガンアクション、今、始まる。
戦記 / 連載中 最終掲載日時: 2013年 10月 15日 01時 11分
肌を真っ黒に焼きつぶしたアジア系の筋肉質な男と、耳にピアスをつけたイタリア系の金髪の男が机を挟んで取引の真っ先中だった。
金髪の男は、にこやかな、ともすると胡散臭さ満載の、笑顔を顔に張り付けて喋っている。アジア系は緊張している様子で時折ハンカチを取り出しては汗を拭きとっていた。
ここからでは話の内容までは読み取る事はできなかった。
「っま、どーせ碌な話じゃない」
私は誰ともなしに呟いた。勿論、それに答える者はいない。
「ってか、普通の商談な訳ないよねー。だって護衛もガンガンにつけてるし、狙撃主だって一人、二人、三人…六人もいるんだもん」
また、呟いた。ま、今のは愚痴に近いんだけど。
「でも、まあ…ね、出来ない
仕事でもないし。楽ではないが、無理ではないってね」
私は勝利宣言をした。そう、今から私、人を殺します。
ヨルムンガンドの世界で十八の乙女が生き残れるのか!? ココ私兵団に放り込まれたマリーは弾と喧騒と硝煙にまみれた戦場を走り抜けるッ!!!
《多少、残酷なところもありますが、基本はのほほんとしております。》コメディ色の強いガンアクション、今、始まる。
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