IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
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【第541話】(18禁)
前書き
のほほんさん
事件から夜が明け、次の日。
授業は滞りなく行われていた、今日は一般科目の世界史。
まるで最初から事件がなかった様にすら感じられる、穏やかな日常――なのだが実は一夏の姿が見当たらない、未だに倉持技研にいるのだろうか?。
視線を山田先生に移す――教壇に立つ山田先生は相変わらず胸元がゆったりとしたいつもの装いだ、あれが一番着やすいのだろうか?
真剣な眼差しで授業を行う山田先生――他の生徒もノートに記入している一方、のほほんさんはうつらうつらと眠たそうにしていた。
一方、学園整備室では――。
「ふぅ……。 どうにか黒夜叉の修理も終わったわねぇ~」
髪をポニーテールに一纏めにし、つなぎを着ていた有坂真理亜が額の汗を拭っていた。
投影ディスプレイを立ち上げ、中のOSの調整を始めつつ、未だにフレームのみのISをチラッと横目で見てため息を吐く。
「……ごめんなさいねぇ。 発注かけてる装甲がまだ届かないのよぉ」
誰に言うわけでもない独り言だが、既にISにはコアが嵌め込まれていて言葉に呼応したのか淡く蒼い光を放った。
そして、IS学園正面玄関では――。
「まだ僕の入校許可は下りないのかね、警備員君☆」
「だあああっ! 毎日毎日来るんじゃねぇよ! そんなに簡単に下りねぇって!」
有坂陽人がゴードン・ラッセルの応対をしていた、正直学園に事件ばかり起こっていて正式な入校手続きはとれなかった――。
「全く、いつになったら僕のハニーに会えるのやら……」
「知らねぇから、手続きとれたら此方から連絡するから、もう毎日来ないでくれ」
有坂陽人の気苦労は絶えなかった――。
場所は変わり学園寮のとある一室。
「む……くっ……む、胸が入らない……!」
学生服を試着中のエレン・エメラルド、鮮やかなエメラルドグリーンの長い髪は、小さなリボンで一纏めされていた。
自身の豊満な乳房が収まらない制服に四苦八苦しつつ、何とか上を着る――だが、窮屈に胸が締め付けられ、苦しい思いしかしなかったので思い切って胸元を大胆に開いて見せた。
「……うむ、これならば苦しくはない。 後はスカートとズボンタイプだが……ふむ」
ベッドの上に置かれたスカートとズボン――一般的にはスカートタイプだが、やはりここはズボンで――そう思ったのだが何故かふと有坂ヒルトの顔が過った。
「……やはりスカートにするか」
そう言っていそいそとスカートの試着も始めたエレン・エメラルドだった。
午後の昼休み――珍しく一人で昼食を摂るヒルト、机の上に並べられた料理の数々、それが徐々に空になっていく。
天気が晴天の為か、食堂ではなく屋上で食べる生徒が多く、いつもより食堂は疎らになっていた。
「やっほー、ひーくん~」
「むぐ? のほほんさんか、どうしたんだ?」
「えへへ、せっかくだからぁ~相席しても良いかなぁ? 良いかなぁ?」
「ん、良いぞ」
「わぁーい♪ えへへー、いつもは専用機持ってる皆に取られてたからねぇ~。 そういえば皆は~?」
「一応精神汚染がないかのチェック中、美春と簪も念のためって言ってたな」
「ほああ、かんちゃんもなんだねー。 うまうま」
そう言いながらオムレツを頬張る彼女、いつか見たカオスなお茶漬けよりかは遥かにましな感じにも見える。
「んー、ひーくんひーくん」
「どうした?」
「んとねー……今日って、夕方とか空いてるかなー?」
「……一応空いてるぞ、まだアリーナ使って訓練出来ないし」
そう告げると、嬉しそうに表情を綻ばせた。
「やったー。 じゃあさじゃあさ、授業終わったらソッコーひーくんのお部屋に遊びに行くからねぇー。 うまうま」
そう言ってまた食事を再開するのほほんさん、俺は若干夕方に淡い期待を持ちつつも食事を再開して一気に昼食を平らげた。
更に時間は過ぎ、二時半過ぎ、場所は学園寮――。
「ふむ……あらかた学園の資料は読み終えたが……暇だな」
エレン・エメラルドはベッドに横たわっていた、既に制服は脱ぎ、ISスーツを着用していた。
私服の類いなど一切ない彼女、所持金はアンネイムド時代の貯金を既に日本円に替えてはいるのだが今日一日は出歩く事はかなわなかった。
「……日本のテレビは何をやっているのだろうか」
徐にチャンネルをとってテレビをつけると、IS関連のニュースをやっていた、内容は織斑一夏特集だ。
「ふむ、やはりブリュンヒルデの弟だからか注目度は高いようだ。 ……有坂ヒルトの特集は無いのだろうか」
まじまじと画面を見つめるエレン、織斑一夏特集が終わると、有坂ヒルトの事を話始めたキャスター。
『――この様に、四月に比べたら成長したと言えるでしょう。 では続いて、明日のお天気――』
「む? たったのこれだけか? 織斑一夏は十分以上やっていたではないか、何故有坂ヒルトはものの十数秒なんだ、おい!」
既に天気予報に入ったテレビに向かって言うエレン――もやもやとした気分のまま、彼女はテレビを消して外を眺める。
「……私が明日からここの生徒とは。 ……運命というものはわからないものだな」
小さく笑みを溢すエレン、早く明日にならないかと期待に胸が溢れていた。
夕方、授業も終わり学生寮へと戻ってきたヒルト――と、ノックする音が響く、のほほんさんだ。
「やっほー、ソッコー来ちゃったー」
「本当にソッコーだな。 ……てか鞄持ったままじゃん」
「えへへー、良いから良いからぁ。 お邪魔しまーす」
とててっと室内に入るのほほんさん、ドアを閉じ、念のため鍵を閉じて奥に行くと何故か俺のベッドの上で跳ねてるのほほんさん――ふわりと舞うスカートの中身がちらちらと見えていた、色はピンクだ。
「えへへ~、ひーくんのえっち~」
「……いや、のほほんさんが跳ねてるのが――いや、良いや」
諦めた俺はベッドに腰掛けると、ベッドで跳ねていたのほほんさんが隣に座り直し、身を預けてきた。
「んー、ひーくんにくっつくと落ち着くねぇ~」
「そ、そっか。 ……とはいえ年頃なんだし、あんまりこういう事は……」
「えー? ひーくん、私とえっちな事したのに、そんなこと言うの~?」
その言葉に、以前してもらった行為を思い出す、無意識に下腹部に血液が集中するのがわかった。
「ふふー、今日はダメだけどぉー、時間が出来たらいっぱいしようねー?」
そう言って下腹部を撫でるのほほんさん――思わず反応してしまい、勃起してしまう。
クスクスと微笑むのほほんさん――。
「ダメだよー、そんなにおっきくしちゃあ。 ……しょうがないなぁ、ひーくんは」
そう言い、俺の股の合間にぺたりと女の子座りをするのほほんさん――期待に胸が高鳴る中、のほほんさんはカチャカチャと制服のベルトを外しに掛かった。
「ほわぁ……。 ……相変わらずおっきいねぇ~。 ん……しょ」
制服の上着を脱ぎ、ブラをしたまま構築した欲望の塊を挟むのほほんさん――。
「んしょ、んしょ……えへへ、どうかなぁ?」
「あ、あぁ……気持ちいいよ」
そう告げると嬉しそうに笑顔を向けると、先端を咥わえ、竿を胸の谷間で挟んだまま奉仕を続けていく。
途中器用に挟んだままブラを外す本音――露になった乳房が僅かに弾んだ。
室内に響き渡る水音、ぺちゃぺちゃと先端部を舐める本音の表情全てが俺を快楽へと堕としていく。
五分ほど本音の奉仕が続き、俺は――。
「本音……」
「んむ? ……ひーくんに名前を呼ばれちゃうと、ドキドキしちゃうよ~」
先端部を絶え間無く舌で舐め続け、乳房で竿に刺激を送り続ける本音の行為に我慢できず。
「入れたくなってきた……」
「……いいよぉー。 本当はねぇ、ひーくんのを舐めてると欲しくなってきちゃって……。 えっちなおつゆがいっぱい……」
奉仕を止めたのほほんさん、半脱ぎ制服のまま俺の膝に跨がり、ピンクの下着を脱ぎ捨てる。
「ん……しょ、は、入る……かなぁ?」
秘部に欲望の塊を宛がうのほほんさん、唾液でぬらぬらと輝くそれは、早く本音の中に入りたいと謂わんばかりに脈打っていた。
「ん……んんん……!!!!」
「ッ……! き、キツい……な」
腰を落とし、根元まで本音は俺を受け入れた――いきり立つ欲望の塊に、本音は。
「んや……は、入っちゃった……よぉ……ひーくんの……!」
「あ、あぁ……。 ……本音、平気か?」
「う、うん。 ……えへへ……合体、しちゃったね? ん……!」
頬を赤らめ、首筋に腕を回して胸の谷間に俺の顔を押し付けるとゆっくりと腰を上下に動かし始めた。
柔らかな乳房の乳圧と共に、本音の動きが欲望の塊全体を刺激し、ますます快楽へと溺れていく。
「んあっ! ひーくん……! は、初めてなの……にぃ……! 凄い……よぉ!」
荒い呼吸と絶え間無く喘ぐ本音、腰を打ち付ける音全てが二人を雄と雌へと変える。
座位の体勢で乱れる本音、たわわに実った乳房は上下に激しくぶるんぶるんっと暴れていた。
「っ……本音、時間は……平気か?」
「ん……ま、まだ……へいき……」
「そっか。 ……後ろからしてもいい?」
「……は、恥ずかしいけどぉ。 ……ひ、ひーくん……なら……」
そう言って一旦中から抜く本音は、直ぐ様ベッドに四つん這いになって秘部を指で開いて見せ、お尻を高くあげる。
半脱ぎの制服が妙にいやらしく見え、いきり立つ欲望の塊を後ろから根元まで一気に挿入した。
「あぁぁ……ッ!! や、やぁん……ひーくん……凄い……凄いよぉ!!」
本音の腰を掴み、激しく打ち付ける俺の動きに本音は普段は見せないような『女』の表情を俺に向けてきた。
いつも絶やさぬ笑顔で皆と話、一夏にツッコミを入れてる本音――そんな彼女が今、俺だけに女の表情を見せているという事実が彼女をいとおしく思わせた。
「ひーくん……! ぱんぱんっ……凄い……のぉ! は、激しい……!!」
きゅっと内壁を締め付け、更に合わせるようにのほほんさんは腰を打ち付けて快楽を貪る。
込み上げてくる射精感――バックで突きながら耳元で囁く。
「本音……そろそろ出そう……!」
「アンッ……んん……い、いよぉ!! ひーくん……本音の中……いっぱいに……!!」
そう言って枕に顔を埋め、更にお尻を高くあげる本音――結合部は愛液でびちゃびちゃになっていてシーツにシミを作り上げていた。
ピストンする度に可愛く反応する本音――露になった乳房は、突かれる度に揺れ動く。
そして――。
「んっ……! 出すぞ……」
激しくバックから打ち付ける俺に、本音は顔を此方に向けながら――。
「あっ、あぁんっ! だ、出してぇ!! ひーくん……! 本音に……ひーくんの精液……ちょうだい……!」
それを聞き、根元まで入れると同時に一気に射精、精を解放する――それと同時に背中を仰け反らせる本音は恍惚な表情を浮かべながら――。
「あ、あ……ひーくんに……中出しされちゃってるよぉ。 ……赤ちゃん……出来ちゃう……よぉ……!」
そう言いつつ、射精する欲望の塊を中でそのまま受け入れ、中出しの余韻に浸る本音。
「……ん……はぁ……」
「……えへへ……ひーくん、お疲れさまぁ……」
くたっとした表情だが、笑顔の本音――中から引き抜くと、秘部から精液が溢れてきた。
「……やん、ひーくん凄いねぇ。 ……気持ちよかった?」
「あ、あぁ」
「……良かったぁ♪」
ぺたりと女の子座りをする本音、笑顔のままそっと頬に口付けを落とした――そして、時計を見ると――。
「……ほぁあ、そろそろ戻らなきゃ」
「あ、……そ、そうか」
余韻に浸る間もなく、本音はブラを着け、制服を着直し、ピンクの下着を穿く――その姿が妙に生々しく、起伏の整った肢体が刺激を与えてくる。
じっと見ていた俺に気付いた本音は、僅かに頬を染めながらもいつもの絶やさぬ笑顔を見せながら言った。
「えへへ、ひーくんのえっちぃ~。 ……また、しようねぇ~」
鞄を背負い、ダボダボ袖口をぶんぶん振り回して本音は部屋を後にした。
さっきまで行われていた行為で乱れたシーツを新しく取り替え、室内を換気するために窓を開くと僅かにひやりとした風が舞い込んでくる。
「……シャワー浴びたら飯だな」
そんな呟きが静かに部屋の片隅へと消えていき、俺はシャワーを浴びに移動した。
そして、学生寮のとある一室――。
「……今日1日出れないというのは暇なものだな」
エレン・エメラルドが呟くと同時に腕部装甲を部分展開した。
「……やはりこのままのファング・クエイクのままだと何かと問題が起きるやもしれないな」
そう呟くと共に、個人用のパーソナル端末を取り出すエレン、其処から投影されたのはIS関連の追加パーツのカタログだった。
「……多少外観を偽装せねばな。 それと同時に登録名称の変更もだな」
そんな呟きと共にカタログを眺め、機体プランを考えていくエレンだった。
後書き
久々にのほほんさん
そして連絡ないあたりもう完全アウトかな
返事を返さない、そんな子じゃなかったんだけどな
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