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WHITE ALBUM 2 another story ~もう一つのWHITE ALBUM~

作者:冬馬 凪
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プロローグ

天才ピアニスト「冬馬かずさ」によるCDのファイナルナンバー”時の魔法”この伝説的な大ヒットは、当時ブレイクしていた天才ピアニストによるオリジナル楽曲だったせいか、だがそれだけではないだろう。その理由は単純なのかもしれない。
たくさんの人を魅了するほどのいい歌であったのだ。
当時の人々は歌手不明の歌であったためか、その声の主を探す人もちらほら。
そんな劇的な大ヒットから2年経った。

話は変わって、”時の魔法”とは別に冬になるとよく聞くようになる2つの楽曲がある。

1つ目は”WHITE ALBUM” 森川由綺による言わずと知れた冬の定番中の定番の名曲。

そしてもう一つは”届かない恋” ある大学で冬になるとよく流れていたらしく、その話題は徐々に広まり今では”WHITE ALBUM” と並ぶ冬の名曲だ。
また噂によるとあの”時の魔法”の声の主と同じではないのかという人も。無論、実際には誰も真相は確認できていないのだが。




「ふぅーーーーーー」

俺は僅かな温かさを求め今にも凍えそうな手に息を吹きかけた。だがその温かさは足しにもならず、再び冷えきった手をコートのポケットに突っ込み、冷たい風を少しでも受けないために下を向いて歩いていた。

信号待ちの時に見えるモニターには〈冬の定番曲ベスト10〉と打ち出されていた。
信号待ちの僅かな時間、不意に視線を奪われた。そして聞こえてくる歌声に。

「寒くなってきた・・冬が来る・・・。WHITE ALBUMの季節だ。」

一人、誰にも聞こえないように呟いた。

青色の点灯と同時に再び俺は歩き出した。



~登場人物紹介~

*アフターストーリーの内容を踏まえずに書いています。なので公式と食い違うところがございますので、ご理解の方よろしくお願いします。
(coda雪菜TURE後のお話です)


山村 深夜(やまむら しんや)

 元天才ピアニスト。昔ピアノをやってて、あるコンテストに出場したとき一人の天才少女に出会い、彼女の演奏を聞いた彼は自分との実力の差に絶望し、ピアノをやめる。
そして2年前の天才少女の出したCDのファイナルナンバーを恋愛に聞かされて、またピアノを弾き始めた。


椎名 恋愛(しいな れいあ)

 歌手を目指し、駅前で路上ライブをしているところを深夜と出会った。


菜畑 心(なばたけ こころ)

 恋愛の幼馴染で、深夜の同級生。
あることがきっかけで男が嫌いになる。(父や弟は大丈夫)


北原 春希(きたはら はるき)

 開桜社に勤める編集者。仕事も順調であるが編集長にコキ使われる。


北原 雪菜(きたはら せつな)
 
 春希の妻で、ナイツレコード広報担当。たまにライブハウスで歌っているらしい。

冬馬 かずさ(とうま かずさ)

 天才ピアニスト。しばらくウィーンを活動の拠点に置いていたが近々日本に帰ってくるらしい。
 
 

 
後書き
こんにちは!!冬馬 凪と申します!

二次小説は今回が初めて書かせていただきました。
僕の人生を最も大きく変えた作品がこのWHITE ALBUM2という作品でした。
(PNもヒロインのかずさから頂いております)
そんな作品であって、どうしても書いてみたかったので本編に続く形ではありますが、主人公たちをオリジナルにして書かせていただきました。
僕自身、春希たちのその後を書いてみたかったというのもあって笑(ちなみにafter storyは手が出せてません・・・)
構図として彼らに影響されて別のところでも三角関係が・・・みたいな展開を創作させていただきました。

もちろん彼らにはこれから登場していただきます。楽しみにしてください笑

駄文だったりしますがこれから読んでいただけると嬉しいです。
これからよろしくお願いします。

次回「とめどなく降り続ける雪」

冬馬 凪 
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