【R-18】『にこちゃんは可愛い』(ラブライブ! にこまき)
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【R-18】『にこちゃんは可愛い』(ラブライブ! にこまき)
「ちょ、ちょっとあんた……最初からこのつもりだったのね」
「だってにこちゃん可愛いんだもん」
「理由になってないわよ! こんなところでだなんてみんなに声きかれたら――んっ!」
練習のために更衣室で着替えをしていた私達。希たちはとっくに出て今頃準備運動をしてるころ。
二人きりになった密室で私は華奢な彼女を後ろから羽交い絞めにしていた。
他の三年生二人とはちがってまるで中学生の妹のように愛くるしいにこちゃんをギュッと抱きしめてる時、私はとっても安心する。
「いいじゃない。ちょっとだけ。ね」
「はぁ!? バカいってんじゃないわよ! さっさと行かないと希たちが心配して戻ってきちゃうじゃない。そしたらあんたどうする気なのよ?」
「だからちょっと。すぐ終わるから」
私はそう言って制服の胸元に手を入れる。この瞬間がたまらなく好き。いつもはツンツンしてて強気なにこちゃんがその瞬間から私に全部を許してくれる――。指先が鎖骨に触れて手首までしっかり服に入ったら私だけの知ってるにこちゃんが現れるの。
「ふぁ……」
この声。
この声を聞くともうどうにも止めることができなくなる。ちょっと、って言ったけどほんとにちょっとで終われるか自信がない。もしかしたら希たちに見つかっちゃうかも。でもそれはそれで逆にドキドキしてなんだろう、楽しくなっちゃう。
「ちょ、ばかっ……そこはっ……」
息が荒くなったにこちゃんの顔はちょっと赤みがかかっててますます可愛い。
――ねえ。その顔もっとよく見せて――
もう片方の手を正面から回してにこちゃんの顔をぐいっとつかむとこっちに向けた。
蕾のような唇が美味しそうで私はすぐに自分のそれを重ねた。
動悸が唇を伝わって私の中に流れてくる。ああ、でもこのドキドキって私のせいなんだよね。私がこうしてにこちゃんを後ろから抱いて、胸を触って、唇を重ねて――。
私はにこちゃんの乳房をほんのちょっとだけ強く揉む。するとその反応は唇に帰ってくる。ちょっと苦しそうでくぐもった声が甘い吐息といっしょに漏れる。
――ああ、にこちゃん。もっともっと私の中でときめいて――
一瞬唇を離すと視界にはとろんとした顔と銀の糸が目に入る。たぶんにこちゃんに見えている光景も一緒なんだろうな。そう思うと私の熱がぐんぐん上がってきて。だからすぐまた口に蓋をした。
今度はちょっと強引に舌を割りこませる。
にこちゃんの口の中は唾液がいっぱいたまっててそれを絡めとりながら歯茎を攻める。
「……んっ、んっ……、」
希たちに聞こえるといけないと思ってるのか必死に声を殺しているのがほんとうに可愛かった。だからもっともっと悪戯をしよう。そう思った頃にはもう手が伸びていて――。
「にこちゃんここ、もうこんなに濡れてる」
「……っばか真姫! あんたねぇ……!!」
「そんなに大きな声出したら聞こえちゃうわよ?」
我ながら意地悪だと思ったけど可愛いからしょうがないよね。
にこちゃんのそこはもう指がするっと入るほど濡れている。それは私が乳房を触ったからで、キスをしたからで。それはつまり私がにこちゃんを気持ちよくしてること。だから私も興奮して首筋や頬に何度も何度もキスを降らす。そうすると律儀ににこちゃんのそこは私の指を締め付けてくるから私も負けじと指を踊らす。
「……んっんっんっ!!」
膝をガクガク震えさせながらその快楽は出口を求めて声になる。
私はキスを外した。
にこちゃんの唇はこれで自由。
さあ、思う存分声に出して。
でも出したくても出せないよね?
意地悪はどんどんエスカレート。
「聞こえる? この音全部にこちゃんが感じてる証拠よ? こんなに濡らして私の指を咥えて。ほんとは期待してたんじゃないの?」
言葉にあわせて指を動かす。すると彼女は言葉を我慢する代わりに次々に液をしたたらせ、あるいは指を締めるのだ。
「だ、だれがっ――ひゃんっ!」
「ならこれはどう?」
私は指を入れながらにこちゃんの突起を親指で転がした。
敏感になったそこはにこちゃんの全身に雷を走らせるスイッチ。そのちっちゃくてまるいスイッチを私は何度も何度も転がした。
「あっあっあっ……ま、真姫、ちょ、や、やめてっ……それ、ほんとやばっ――んっ!!」
今日一番の大きな声。
これはもしかしたら聞こえたかもしれない。
だけどにこちゃんにはもうそんなこと気にする余裕なんかないみたい。だって腰を動かして私の指を求めてくるんだもん。
可愛い。
本当に可愛い。
私の腕の中でよだれを垂らして無防備な顔をして下着を濡らして腰を振って……。
ほんとにどうしようもなくいやらし子。
でも私はそんなあなたが好きだから。どうしようもなく好きだから。
前後に動く腰と指。離れるたびに糸を引く愛液。それはまるでひとつの生き物のようで、いやらしいのに神秘的だった。
私はただただそれに没頭して指を動かし続ける。嬌声もどこか遠くにしか聞こえない。
「真姫っ、真姫っ、私、もう……っ!」
ぐちゅぐちゅという音とむせ返る匂いを突き破って聞こえてきたその声で私は我に返る。
ああ、にこちゃん。もうすぐね。
私の意識は再び指へ。
気持ちよくなって。そしてもっと可愛い顔を私にだけみせてちょうだい。
――ガクンっ――
私は指を締め付けられたままにこちゃんを抱きかかえた。
目をとろんとさせながら深く荒い息を漏らし、私に抱えられているにこちゃんは本当に本当に可愛かった。
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