人造女神アリスディアと魔人少女達の戦い
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始まりの終わりと終わりの始まり⑤
前書き
昨日、あげられなかたので2つ
アヴリル
人間達に襲われてから、私達の生活は激変した。逃げ出した所では5人くらい殺せたけど、結局捕まってしまった。その時、自害しようとしたけれど、女神アリスディア様より大人しく捕まるようにと神託が降った。私達はそれに従って大人しくすると、手足を斬り落とされ、箱詰めされた。そして、何かに乗せられて敵の本拠地のような場所に連れて行かれた。そこで、同じく箱詰めにされた子達が箱から出されて、風呂場で友達のイリスとイリヤと一緒に綺麗に身体を洗われた。2人は何故か手足が有った。その後、大きなベットが有る部屋に裸のまま連れて行かれて床に放置された。そして、部屋に入って来た豚のような太った男とイリスとイリヤがベットに行き、気持ち悪い事をしだした。そして、2人の喘ぐ声を聞いていると、次第に私達もそうなるのだと理解出来た。両親に教えられた強姦という物をされるのだ。捕まったら、非道い目に合わされると教わって来た。だから、自害を選ぼうとしたのに…………女神様の神託によって、それは封じられた。なぜ助けてくれないのかと、何度も思った。でも、それは無意味で、もっと無慈悲な最悪の神託が直ぐに降った。
『アンタ達もあの子達のように和姦か強姦かどっちでもいいけど、アイツの子を孕みなさい。アイツはアタシの使徒で、孕ませた母体と子に加護を与えられるわ。そう、アンタ達は子供を通して新しい力を得られるわ。その中には切断された手足を再生出来る加護も有るから、頑張って引き当ててね。そうそう、アンタ達はアイツの奴隷となってアイツに尽くしなさい。少なくともそれでタダで滅ぼされる事は亡くなるでしょう。いいわね』
この神託によって、私達の未来が決定された。そして、気づいた。あのイリスとイリヤも神託を受け入れているのだと。私達にとって神託は絶対。逆らう事は出来ない。何より、神託によって何度も助けれている事も有る。つまり、個人を犠牲にしてその他大勢を活かすという事を神たる女神様は選択する。
「それじゃ、お前達もするが…………いいか?」
そして、近づいて来た男によって、私達はベットに上げられて犯されて行く。例え嫌だと思っても言う事は出来ない。私達に出来るのはただ受け入れる事だけ。そして、奴隷にされた後、私達は2日間、強姦され続け、孕まされ
た。
幸い、私に宿った新しい加護は肉体再生だったので手足を回復出来た。
それから二日後には買い物に連れ出されて準備を手伝わされた。でも、元に戻った自分の身体で動けるのは気持ち良かった。人ごみは嫌いだけど、新鮮な気分でも有った。でも、殺意を押さえ込むのは苦労した。それから、気に入った服や防具も買ってもらえたのは良かった。でも、帰った後にそのお気に入りになった服のままされたのは嫌だった。それに気持ち悪い人に何度されても、痛くて気持ち悪いだけだ。でも、そんな事は言え無い。
そして、ニブルヘイムという地方に出発したのだけれど、その馬車の中でも好き勝手に身体を弄り回される。受け入れているイリスとイリヤに聞くのも嫌だし、出来る限り接触を避ける。それでも、日に3回はされるけど、まだマシだ。私より他の子達の方が非道い。動けないから、トイレも行けず、食事もまともに出来ない。そんな世話を憎い存在である敵に世話されるという辱めを受けるのだから。何度か、変わりたいと言ったけど、アリスディア様に言われた事だと却下された。そう言われると、私には世話と言いながら、膝の上に乗せられて悪戯される皆をどうする事も出来ない。
こんな生活が17日間も続き、リベル山と呼ばれる山の山頂に到達して、休憩を取る場所で魔物から私達を守っていた兵士達が帰って行く事になった。これぐらいになると、嫌な事に身体は慣れて来たのか、気持ち悪さは薄れて来た。手足が無い子達はそれがもっとはっきりしている。強姦されていると言うのに快楽を感じる身体に調教されていっている。イリスとイリヤは何故か最初から、受け入れて感じている。そして、ここからは私とイリスとイリヤに対する行為が急に少なくなった。私達は護衛を命令された。私は渋々ながら、従う。他の小さい子の1人は既に調教が完了したように嬉しそうに擦り寄るようになったし、もう1人の子はまだ抵抗している。そして、最後の1人は初めから抵抗などせずに諦めて受け入れている。その子は仕方無いと思う。何故なら、今も昔も生活自体は対して変わっていないようだから。
「アヴリル、全方500メートル、右へ4メートルの位置に魔物がいます。数は3。大きさは2メートルくらいですね」
山道を馬車に乗って、考えながら進んでいると私達の中で一番身長が高くて、年上のリコリスが教えてくれた。リコリスは黒い髪の毛を腰辺りまで伸ばして、目隠しをしている。そう、リコリスは目が見えない。でも、リコリスの加護は触れた対象の怪我を治す事が出来る治癒と新しく手に入れたらしい音波探知という物。それで、簡単に敵を見つけ出してしまう。
「行ってくる」
「はい。行ってらっしゃい。気を付けて」
「うん」
私は馬車から飛び降りて直ぐに走る。馬車を追い抜いて、森の中に入る。そして、木の上に飛び乗って、木から木へと移動して行く。すると、直ぐに目標の場所に着いた。そこには豚の顔をした魔物オークが2匹と首輪をされた赤い毛をしたレッドベアが1匹。2匹のオークは仕切りに警戒している。
「(目標を発見…………殲滅)」
髪の毛を操作して左右に4本の剣を作る。そして、木の上から飛び出して、上からオーク2匹を狙う。
「っ!?」
オークの1匹はレッドベアを身代わりにして、剣を防いだけど、もう1匹は剣に脳を突き刺されて死亡した。レッドベアに対しても剣で斬り裂いたけど、その硬い革で防がれる。
「ぶひっ!!」
オークの命令によって、レッドベアが口を開いて赤い光を収束させて行く。私を殴ろうとするのでは無く、魔法で消し飛ばそうとしているみたいだ。でも、私は気にする事無く身体能力にもの言わせた貫手をレッドベアに突き刺す。強力な、生成出来る限界の猛毒を纏った手で、皮を溶かしながらだ。レッドベアの口から赤色の閃光が放たれる。この閃光は触れた物を焼き尽くす効果が有るらしいと街から持って来た本に書いてあった。普通の人族ならこれで殺せる威力が十分に有る攻撃魔法。しかし、私は魔人と呼ばれる魔物殺しの一族。
「さようなら」
瞳に刻印されている紋章が強く輝き、レッドベアが放った魔法を全て吸収して私の力に変える。私はその力を毒の強化に充てる。これによって、瞬時にレッドベアが絶命した。自身の魔力には障壁も何も効きはしない。だからこそ、私達は魔物に対して圧倒的なアドバンテージが有る。
「ぶひひっ!?」
驚き、恐怖に震えるオークの頭を斬り落とす。そして、そのまま髪の毛を使って解体して行く。その間に手を触れさせて、レッドベアから毒を抜き取る。それが終わるくらいには馬車の列が追いついてくるので、肉や毛などを積んでいく。基本的にリコリスの広域探査で敵を見つけ出して、私とイリスかイリヤが一緒に来て敵を殲滅するのがこれからのフォーメーションになるみたいだ。魔物に対して強い私達は容赦無く滅ぼして進んで行く。そして、山を降りてセベリル地方と呼ばれる所にある関所に入った。そこは問題なく通して貰えた。むしろ、まともに仕事もする気が無いのか、素通りだった。
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